差別が色濃い時代、黒人用旅行ガイドブック<グリーンブック>を頼りにツアーへ旅立った、ガサツで無教養だけれど人間的魅力に溢れるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)とインテリな黒人天才ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)。
異なる世界に住むふたりの壮大なズレに笑い、気づけば互いを理解しあっていく様子に胸を熱くなり、最後には爽快な感動を呼ぶ、実話に基づくヒューマンドラマ『グリーンブック』です。 本作の魅力の一つは、なんといってもドクター・シャーリーが奏でるピアノ演奏。 と言うことで、本日2月13日(水)、それらの珠玉の楽曲を綾戸智恵が演奏する“サロンコンサート&トークイベント”を行いました。 『グリーンブック』公開記念 綾戸智恵サロンコンサート&トークイベント |
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ドクター・シャーリーはアメリカの高級ピアノ、スタインウェイのアーティストであり、劇中でもトニーに「会場についたらピアノがスタインウェイか確認すること」と真っ先に依頼しています。
このことから、本イベントは“スタインウェイ&サンズ東京”にて開催。 長年多くの名アーティストに支持されてきたスタインウェイピアノで綾戸さんが演奏するという贅沢な企画。 綾戸さん:その時に聞こえてきたのはこんな音楽です。 と流れるようにドクターが作曲した『WATER BOY』を演奏。 会場からは大きな拍手が巻き起こった。 綾戸さんは小学1年生の時のピアノ発表会で、客席からの拍手をもらうために『エリーゼのために』にアレンジを加えて演奏したところ、先生からの「ジャズじゃないんだから!」と叱られた言葉でジャズと出会った、というエピソードを披露。 |
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そして再度、コンサートでは常にイントロで拍手が起きたというドクターの名曲『WATER BOY』を演奏。
最後に・・・ 綾戸さん:最近のアカデミー賞作品は人種だけでなくLGBTとか色々と、“自分と違う人を認めよう”という傾向があるように思います。『グリーンブック』はそれを、ただ上から教える映画ではなく、コメディにした。人生を慈しむという、年齢を重ねたから、経験を積んだからできる技。中でも一番よくできてるのは、ふわっと人種問題を入れたこと。どんな人でも観られる映画を作ったこと。これからピアノを勉強する子供にも、おっちゃんにもおばちゃんにも、広く、深く心に響く、涙も笑いもある映画。老若男女、世界中の人に観てほしいです。 と絶賛のコメントで締めました。『HAPPY TALK』演奏風景も届いています。
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『グリーンブック』 原題:GREEN BOOK 公式サイト:
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監督:ピーター・ファレリー『メリーに首ったけ』『愛しのローズマリー』
出演:ヴィゴ・モーテンセン『イースタン・プロミス』『はじまりへの旅』(アカデミー賞主演男優賞ノミネート)
マハーシャラ・アリ『ムーンライト』(アカデミー賞助演男優賞受賞)
リンダ・カーデリーニ『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
提供:ギャガ、カルチュア・パブリッシャーズ
配給:GAGA /2018年/アメリカ/130分
字幕翻訳:戸田奈津子
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