映画情報どっとこむ ralph 鈴木三重吉による児童文学誌「赤い鳥」が刊行された大正7年(1918年)――ある二人の男の友情によって、この先100年にわたり日本人の心を動かす「歌」が生まれた…。

“童謡”の誕生から100年である今年、稀代の天才詩人・北原白秋(大森南朋)の波乱に満ちた半生を、秀才音楽家・山田耕筰(AKIRA)との友情とともに描き出す映画『この道』。

今年2月にクランクアップし、日本映画では初の試みとなる箱根の老舗・富士屋ホテルでの撮影も実現したことで注目された本作は、2019年1月11日(金)全国公開されることが決定した。

映画情報どっとこむ ralph この度、本作の主題歌に、日本を代表するダンス&ボーカルグループ「EXILE」ボーカルのATSUSHIが歌唱する童謡「この道」が決定した。

本作の主人公である<北原白秋>が作詩を担当し、<山田耕筰>が作曲を務め、今もなお歌い継がれている童謡を、日本が世界に誇るボーカリスト・EXILE ATSUSHIが歌い上げている。

過去、2012年に発表された、自身初となる童謡唱歌のカヴァー曲「ふるさと」や2013年発表のシングル曲「懺悔」のカップリング曲として唄われた「赤とんぼ」に続き、本作が童謡唱歌カヴァー3曲目となり、EXILE ATSUSHIの童謡唱歌カヴァー曲が映画の主題歌として起用されることは初となる。なお、日本の音楽シーンで欠かすことのできない音楽プロデューサー・武部聡志が編曲を担当し、現代人の心に深く染み渡る彩りを放っている。

EXILE ATSUSHIさんコメント

Q:「この道」を唄ってみて

ATSUSHIさん:この歴史的な童謡を歌えることにまず、感動と喜びを感じます。歌ってみると、意外に変拍子が入っていたり、難しさもあったのですが、日本の原風景が勝手に思い浮かんでくる感覚には驚きました。そして、”あぁ そうだよ” というフレーズが毎回出てくるのですが、同じ フレーズでも、頷く感じの ”あぁ” もあれば、驚いた ”あぁ” もあります。そして過去に想いを馳せる ”あぁ” と、幸せなため息の ”あぁ” …。すべての ”あぁ” に違った感情と想いを入れるのがとても感慨深く、この歌の素晴らしさを感じながら歌うことができました。

Q:童謡とは

ATSUSHIさん:歌うたびに、細胞やDNAが震える感覚というか、自分が日本人であることへの誇りや、感謝などを感じるものです。
新しくできた曲とはまた少し違い、歴史も感じますし、その楽曲を作られた先人の方々の、とても深い想いを感じます。

Q:メッセージを

ATSUSHIさん:童謡や、美空ひばりさんの楽曲を歌わせていただくようになってから、自分の音楽への想いがまたさらに深いものになりました。この映画を観ていただき、“この道”を聴いていただいて、また日本の素晴らしさや、先人の方々の想い、そしてATSUSHIの想いにも感じていただきながら、みなさんの人生に照らし合わせて、聴いていただけたら嬉しいです。

映画情報どっとこむ ralph また、本作の音楽は、『忠臣蔵外伝 四谷怪談』や『ラストゲーム 最後の早慶戦』などの映画音楽のみならず、「金田一少年の事件簿」や「犬夜叉」などアニメ音楽や「キングダムハーツ」シリーズなどのゲーム音楽、更にはクラシック音と、幅広いジャンルの音楽を世に送り続けている作曲家・和田薫が務めている。

北原白秋、山田耕筰の2人が紡いだ「童謡」は日本人の心の琴線に触れ、その後、日本の歌、日本人の心の故郷として親しまれ、100年を経た今でも歌い継がれている。これまで描かれることのなかった人間・北原白秋が歩んできた道…時代に翻弄されながら、自由に、且つ、奔放に生きた稀代の詩人・北原白秋の人生とは?時代を超え、100年を超えた今でも歌い継がれる名曲誕生の裏側には、現代にも通じる数々のドラマが隠されていた…。哀愁、笑い、そして、感動を呼び起こす珠玉の人間ドラマ

この道

2019年1月11日(金)全国公開

ストーリー
九州柳川から文学を志し上京した北原白秋。隣家の美人妻・俊子に気もそぞろ。逢瀬を俊子の夫に見つかり姦通罪で入獄。白秋の才能を眠らすまいと与謝野夫妻が奔走し釈放されるが、恩も顧みずのうのうと俊子と結婚。その刹那、俊子は家出、白秋は入水自殺を図るが蟹に足を噛まれ断念。そんなおバカな白秋と洋行帰りの音楽家・山田耕作に鈴木三重吉は童謡創作の白羽の矢を立てる。才能がぶつかり反目する二人だが、関東大震災の惨状を前に打ちひしがれた子供たちを元気づけるため、手を取り合い数々の童謡を世に出す。しかし、戦争の暗雲が垂れ込める中、子供たちを戦場に送り出す軍歌を創るよう命ぜられた二人は苦悩の淵に・・・。

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