中村文則の衝撃デビュー作『銃』を重鎮プロデューサー・奥山和由さんによる企画・製作、そして安定感があり的確な演出力をもつ武正晴監督がメガホンをとり村上虹郎主演で映画化、今秋テアトル新宿ほか全国ロードショーが決定しました。
本作はフィルムノワールの映像表現により、人間を追及していく純文学性をもった質の高い作品として描かれました。 |
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主演は、村上虹郎さん(『武曲 MUKOKU』第41回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞受賞)。銃を手にし、その魅力に捉われ、且つ支配され、徐々に狂気が満ちていく難役の主人公・西川トオルを熱演。村上さんの演技力に可能性を感じた奥山Pが、企画当初より主演として抜擢。主人公と同世代である村上だからこそ捉えることのできる心情により役を作り上げています。 |
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ヒロイン・ヨシカワユウコには広瀬アリスさん(『巫女っちゃけん。』主演、NHK「わろてんか」ほか出演)。 快活さとは反面、心のなかに何らかの問題を抱えている女子大生を可憐に演じています。特に、彼女が見せる屈託のない笑顔や物憂げな表情が、モノクロームのスクリーンに美しく映えています。 そして、トオルを追いつめる刑事には、リリー・フランキーさん(『万引き家族』第71回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞)。 彼の独創的な発想と演技力が刑事という人物をより浮き彫りにし、主人公を追いつめる姿は、さらに本作を盛り上げる要素となっています。他、日南響子さん、新垣里沙さん、岡山天音さんなど、個性派俳優の面々が脇を固めています。 |
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原作・中村文則先生、奥山和由プロデューサー、武正晴監督、村上虹郎さん、広瀬アリスさんからのコメントが届きましたので業界!
原作・中村文則先生:拝見した時、「物凄い映画を観た」と思いました。僕のデビュー作『銃』は、発表後16年近く経ってもずっと版を重ねている、とても大切な作品です。奥山プロデューサーや武監督が、これ以上ない形で、この原作を見事な映画にしてくださいました。主人公のトオル役は天性のものがなければ難しい役ですが、村上さんは完璧で、他の役者の方達も、あまりにも見事で大変驚くことになりました。原作者としても、一映画ファンとしても、この映画の誕生を大変嬉しく思っています。 企画・製作 奥山和由プロデューサー:『いつかギラギラする日』『GONIN』から20年以上たち、やっと自分の分身と言える映画をプロデュースできました。村上虹郎はまさに100年に一人の天才。監督の武さんは100年に一人の努力家。そこにこの原作、傑作にならないわけがない。“自分”という精神の生存競争を表現できたという奇跡を感じたのは『ソナチネ』以来です。 武正晴監督:2017年夏、中村文則さんの原作が、僕たちスタッフ、キャストを熱狂の撮影現場へと導いてくれた。何よりも、村上虹郎の20歳の夏を撮れたのは、監督冥利に尽きます。原作者の中村さんと初めてお会いした時に『銃』を書いた青春時代についてお話ししてくれた。僕はこの映画を青春映画にしようと決意し、中村さんが『銃』を 村上虹郎さん:このたび映画「銃」の主演を務めさせていただきます。監督と1ミリのズレもなく同調し築きあげた”私”役という存在を武組のみなさんに切り撮っていただきました。奥山和由さんプロデュースのもと、中村文則さんの第一子にして宝物のような”銃”を最高の形でみなさまに届ける事ができると思います。ご期待ください。 広瀬アリスさん:今回ヨシカワユウコという役を演じさせていただいて、作品の中では唯一救いの手を差し伸べるような、平和な空気を感じさせてくれる存在でした。そうであるために、撮影の時は村上虹郎くんとはあまり会話をせず、2人の無言の空間をとても大事にしていました。学生の時感じる孤独感やモヤモヤ。答えのない感情を繊細に描いている「銃」という作品に参加できたこと、とても嬉しく思います。 |
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映画『銃』
2018年秋、テアトル新宿ほか全国ロードショー 公式サイト:thegunmovie.official-movie.com
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村上虹郎 広瀬アリス
日南響子 新垣里沙 岡山天音 後藤淳平(ジャルジャル) 中村有志 日向丈 片山萌美 寺十吾 サヘル・ローズ 山中秀樹
リリー・フランキー
企画・製作:奥山和由
監督:武正晴
原作:中村文則「銃」(河出書房新社)
脚本:武正晴・宍戸英紀
制作プロダクション:エクセリング
企画制作:チームオクヤマ
配給:KATSU-do 太秦
製作:KATSU-do
Ⓒ吉本興業 2018年/日本/カラー&モノクロ/DCP/5.1ch/97分/ R15+