カルチャー・エロ雑誌を世に送り出した編集長・末井昭さんの自伝的エッセイを、柄本佑主演で映画化した『素敵なダイナマイトスキャンダル』が本日公開を迎え、その初日舞台挨拶が行われました。
登壇したのは、主人公の末井昭を演じた柄本佑さん、妻・牧子役の前田敦子さん、愛人・笛子役の三浦透子さん、母・富子役の尾野真千子さん、末井の心の友・近松役の峯田和伸さん、写真家・荒木役としてスクリーンデビューを果たした音楽監督の菊地成孔さん、原作者の末井昭さん、そして冨永昌敬監督が登壇しました。 『素敵なダイナマイトスキャンダル』初日舞台挨拶 |
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“知る人ぞ知る伝説の編集長・末井昭”を演じて
柄本さん:原作エッセイの表紙で女装姿の末井さんを見て、“昔、夜中にパチンコ雑誌のCMに出てた人だ!”と一致しました。僕と全体的に似てると思いました。女装のシーンでは末井さんから“パンティーとブラジャーは見えなくてもスイッチだからつけるといいよ”とアドバイスを頂きました。 と話す柄本さん。 また先月のプレミア上映の際に末井さん本人と初対面して 前田さん:プレミアの時は出演者の方だと思っていて、舞台に立って気づきました。ちゃんとご挨拶できなくて…はじめまして(笑) と演じた“天然な妻”そのもので挨拶。 作品に関わる前に唯一、末井さんを知っていたという峯田さんは 峯田さん:原作も読んでいて、末井さんと交流はあったのでどんな形でもいいので出たいと思いました。 と、一緒に仕事ができた喜びを語りました。 |
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また、“初めての試み”を明かすコーナーでは
柄本さん:ストリーキングとか…やったことあったら、今ここにいないですよね(笑) 前田さん:冨永監督とご一緒するのが初めて。 三浦さん:ベッドシーンと20〜30代と幅のある役。 尾野さん:着物の帯にダイナマイトを差したこと。まさかそこに差すと思ってなかったです。 菊地さん:俳優ではないので決まったセリフで動くということが初めて。当時の荒木先生の体型に近づけるよう役づくりしました。デ・ニーロメソッドです(笑) と、それぞれ。 【母がダイナマイト心中】【伝説のエロ雑誌編集長】【ストリーキング】と何かとスキャンダルな原作者・末井の半生を描いているということで、「エロ雑誌編集長とストリーキング。やるならどっち!?」という究極の質問に 尾野さんのみがまさかの“ストリーキング”を選択。 どよめく登壇者と会場に 尾野さん:究極だから!究極の選択だからやるの。究極じゃなかったらもちろんやりたくない! と弁解する尾野さん。それに対し 三浦さん:極論ですが、ストリーキングはやろうと思えば明日できるじゃないですか! と答え、「それもそうだね」と柄本はじめ全員が納得しかけたところ、 尾野さん:みんなおかしいよ! とツッコミ。そこに冷静に 峯田さん:ストリーキングみたいなことは、ずっとやってきたんで… と呟くと、ライブパファーマンスで裸になる峯田さんに全員が納得。 末井さん:もぞもぞしちゃダメなんですよ。一瞬でね(笑) と被せて会場は大爆笑。 |
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最後に
監督:当時を知っている人にはもちろんですが、若い人に観て頂きたいです。平成生まれの人にとっては絵空事みたいなものかも知れませんが、末井さんの半生はすごくヒントがある。若い人が観て、末井さんより自分の方が面白いと思って欲しい。 と語り、舞台挨拶を締めました。 『素敵なダイナマイトスキャンダル』 絶賛公開中! 公式HP: 芸術は爆発だったりすることもあるのだが、僕の場合、お母さんが爆発だった― |
柄本 佑 前田敦子 三浦透子 峯田和伸 松重 豊 村上 淳 尾野真千子
中島 歩 落合モトキ 木嶋のりこ 瑞乃サリー 政岡泰志 菊地成孔 島本 慶 若葉竜也 嶋田久作
監督・脚本:冨永昌敬 原作:末井 昭「素敵なダイナマイトスキャンダル」(ちくま文庫刊) 音楽:菊地成孔 小田朋美 主題歌:尾野真千子と末井昭「山の音」(TABOO/Sony Music Artists Inc.) 配給・宣伝:東京テアトル
2018年/日本/138分/5.1ch/ビスタ/カラー/デジタル/R15+
©2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会