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香川照之主演

 
この度、第73回サン・セバスティアン国際映画祭のコンペティション部門に正式招待された『災 劇場版』が、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか2月20日(金)に全国公開となります。
 

この度、『災 劇場版』劇伴をまとめた『災 劇場版』オリジナル・サウンドトラックの配信が決定。
公開初日の20日(金)に各種サブスクリプションサービスにて配信が開始される。様々な音を駆使し「災」を表現している劇伴に、予告編を見た人々や、すでに試写で鑑賞した観客から「音楽が怖すぎる」「観た後もずっと頭から離れない」と絶賛の声が続出。本作の「新しい恐怖」を増幅させる大きな役割を担っている。
災 劇場版
手掛けたのは、映画、CM、教育番組など多岐にわたり音楽制作を手掛ける豊田真之。監督の関友太郎、平瀬謙太朗とは大学院時代の同期であり、これまでの「5月」短編作や前作『宮松と山下』などほぼ全ての音楽を手掛けてきている。
 

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豊田へのインタビュー

 
災 劇場版
この度サウンドトラックの配信決定にあたり、豊田へのインタビューを実施。

Q.豊田さんの音楽は、作曲家バーナード・ハーマンが生み出すスコアがヒッチコック映画の恐怖を何倍にも増幅するすばらしい効果をもたらしているように、『災 劇場版』の作品の魅力をさらなるものに押し上げていると思います。監督たちからは『災 劇場版』の音楽について、どのような相談を受けましたか?もしくは話し合いましたか?

音楽を作るにあたって、監督たちからは、とにかく「怖い」「恐ろしい」といった言葉をキーワードとして繰り返し聞きました。ただ、作品そのものが「新しい怖さ」を目指していたので、音楽もすでに世の中に存在するようなものでは全くダメで、新しいホラー劇伴の発明になっていないとOKが出ないだろうし、自分としても面白いものにならないことは自明でした。なので、それこそ『サイコ』でバーナード・ハーマンがたった一つの音符の繰り返しで恐怖を生み出したように、『ジョーズ』でジョン・ウィリアムズがたった二つの音符の繰り返しで恐怖を生み出したように、自分なりの新しい「怖い」「恐ろしい」を発明しようと努めました。また、監督から「不協和音」「不快」というキーワードも繰り返し提示されたのですが、敢えて言い切れば、音楽である以上は不快であると同時に美しくなければならないので、その言葉を裏ごしするようにしてじっくりとスコアに落とし込んでいきました。

Q.『災 劇場版』のスコアでは、比較的アコースティックな響き(特徴的なコーラスやピアノ、コントラバスもしくはチェロの低音)から電子的な質感(シンセサイザー的な)まで、非常に幅のある音像が印象的です。使使用した主な楽器や機材、音作りのアプローチについてこだわったことを教えてください。

今回、一番大切なメインテーマを中心に、まだ撮影が終わっていない段階から何十曲もデモを作っていて、使用楽器についても手を尽くして色々試しました。どのスコアにも共通してこだわったポイントとしては、装飾的な音を最小限に抑えていることが挙げられます。ミニマル・ミュージック的なアプローチをしている曲も、そうでない曲も、音数自体が少なめで、骨組み・構造で勝負する音作りになっています。これは、作品そのものが、露骨な残虐シーンであったり、ジャンプスケア的な表現ではなく、構造で怖さ・面白さを作り出していることとシンクロしているのだと思います。

Q.『災 劇場版』はドラマ「災」からアプローチを変えたと監督から伺いました。具体的にどのような違いがあるのか、どのように試行錯誤されたのか教えてください。

概してテレビドラマは視聴者に対して「感じ方」を丁寧にリードする必要があり、音楽も「このシーンは悲しい場面です」といった説明的な役割を担う部分があるため、今作のドラマ版でもその点は意識しました。
一方、映画はノイズを遮断した映画館という場所でしっかり集中して観てもらえることを前提に作るので、むしろ説明を減らして解釈に余地を残すこと、そして、温度を低くして魅力的な世界観を再構築することを目指しました。

Q.これまで「5月」の作品の多くを手がけてこられましたが、『災 劇場版』の音楽は、ご自身の中でどのような位置づけの作品になっていますか?

「5月」の作品に限らずですが、今までは音楽を作るとき、ポップス寄りの音楽か、実験的でアブストラクトな音楽か、という、自分の中で大きく二つのモードがあるような感覚がありました。ところが、『災』の劇伴は、その二つの間の領域で、自分の力を統合して自由に作れたような気がしています。二本の道の間に広大なスペースがあって、そこに入っていけることに気づいたような感じです。これは自分のキャリアの中でも、かなり大きな転機だったように感じています。

Q.ご自身でも特に映像と音楽が相乗効果を生んで納得のいく仕上がりになったと考えるシーン、もしくはお気に入りのトラックはありますか?

やはり、災いが起こるシーンでかかる「body」という曲は、ドラマのオンエア時にもSNSで「怖い」「怖すぎ」などと言及してくださった方がたくさんいたので、うまくいったのではないかと思っています。他には映画の終盤のあるシーンで流れる音楽も、中村アンさん演じる堂本刑事の中で「男」の実在が大きく揺らいでしまう瞬間を、音楽で効果的に演出できた気がしています。

Q.サウンドトラックとして聴いたときに、映画を観た方/これから観る方にそれぞれ注目してほしいポイントがあれば教えてください。

映画本編の流れを感じながらも、また少し違う、一つのアルバムとしての物語を描くようにして、曲順や曲間の秒数にもこだわってマスタリングしました。なので、再生時間21分の一つの組曲だと思って聴いていただけたらすごく嬉しいです。また、そうするにあたって収録を断念した曲もあり、それらは映画本編でしか聴けないので、ぜひ映画館でも楽しんでいただけたら嬉しいです。
 

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対面シーンを解禁

 
ある“男”(香川照之)と刑事堂本(中村アン)の緊迫の対面シーンを解禁!

この度解禁されたのは、中村アン演じる刑事・堂本と香川照之演じる“ある男”が対面する緊迫の本編映像。小鳥のさえずりが朝を告げるなか、目を覚ました堂本は、無造作に端末を手繰り寄せ、時刻を確かめる。場面は一転、堂本の勤務先である神奈川県警本部の署内。閉まりかけていたエレベーターのボタンを押し、中に滑り込むとそこには一人の清掃員(香川照之)の姿があった。言葉を交わすことのないまま、狭い密室に張り詰めた沈黙が流れる。先にエレベーターを降りる堂本。彼女を気に留めることもなく、閉めるボタンに手を伸ばすこともなく、清掃員は虚ろな瞳でエレベーターに乗り続ける。その胸元に付けられた”大門宏樹”という名前が意味ありげにクローズアップされ、映像は終わる。
中村アン演じる堂本と”ある男”の接近について、平瀬謙太朗監督は「わかりやすく『羊たちの沈黙』(1991年)を引用しています」と明かす。平瀬が言うように、男性の姿しか見えない警察署内に佇む堂本の姿は、『羊たちの沈黙』でレクター博士に翻弄されるFBI女性捜査官のクラリスの姿と重なる。さらに関友太郎監督は撮影の國井重人と本作のイメージを共有するにあたり、「作調についてはこういうトーンにしたいとお伝えして、参考にしたのはすべて洋画なのですが、例えばヨルゴス・ランティモスの『聖なる鹿殺し』などを見てもらいました」と話す。それぞれの参考作品を通してイメージを共有し、作り上げられた本作独特の乾いた空気感が不気味で不条理な「恐怖」の概念を覆す世界に蔓延る。監督集団「5月」が手掛けた、「新しい形の恐怖」をぜひ劇場で確かめてほしい。

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入場特典

 
“災い”を呼ぶ?祓う?御札風オリジナルロゴステッカー
を入場特典としてプレゼント!
そして『災 劇場版』の公開を記念し、2月20日(金)からの上映劇場(※一部)にて、ロゴを大きくあしらった御札風ステッカーを入場者特典として配布することが決定!
劇場でしか手に入らないアイテムをぜひゲットしてほしい。
※一部劇場にて配布予定(配布劇場は作品公式サイト&公式SNSをご確認ください)
※数量限定。なくなり次第終了となります。
※お一人様一回のご鑑賞につき、入場者プレゼントを1つお渡しします。
※劇場により数に限りがございます。配布終了の際はご了承ください。
※特典は非売品です。転売・複製等は一切禁止となります。
災 劇場版
 

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『災 劇場版』

 
2月20日(金)、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
 
公式サイト:@SAIdisaster/ 
 
公式X:
@SAI_disaster
 

 
物語・・・
家族や進路に悩む女子高生、ある過去を抱えた運送業の男、冴えないショッピングモールの清掃員と理容師、負債を抱えた旅館の支配人、平凡な主婦。ある日、彼らのささやかな日常が、なんの前触れもなく不可解な〝災い〟に襲われる。
警察にはすべて自殺や事故として処理されるが、何かがおかしい。
刑事の堂本だけが妙な気配を感じ取り、災いの真相に迫っていく。
一方でその災いの周辺には、いつもある「男」が紛れ込んでいたー。
 

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香川照之
中村アン 竹原ピストル 宮近海斗
中島セナ 松田龍平 内田慈 藤原季節 じろう(シソンヌ) 坂井真紀 / 安達祐実 井之脇海
監督・脚本・編集:関友太郎、平瀬謙太朗
音楽:豊田真之 原案:5月
劇場版企画プロデュース:日枝広道 プロデューサー:西憲彦 高江洲義貴 伊藤太一 近藤あゆみ 定井勇二
配給:ビターズ・エンド  制作プロダクション:AOI Pro. 劇場版製作幹事:電通 製作著作:WOWOW 
2026/日本/カラー/DCP/5.1ch/128分/PG12
WOWOW

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