東宝株式会社と ALPHABOAT 合同会社による、クリエイター発掘プロジェクト『GEMSTONE』は、様々なク リエイター(アニメーター、イラストレーター、作曲家、シンガー、役者、タレント等)の原石(=GEMSTONE) を発掘し、東宝と ALPHABOAT がさらなる活躍の場を提供するプロジェクトです。 第1弾企画は「ゴジラ」をテーマに全国から映像・イラスト作品を募集。第2弾企画では『With Japan!』をテーマにしたオリジナルキャラクター募集、第3弾企画では西尾維新の100冊目となる小説『ヴェールドマン仮説』のプロモーション映像募集、第4弾企画では『新宿』をテーマにしたショートアニメーション募集、第5弾企画では「株式会社闇」と提携し「ホラー」をテーマにした映像作品を募集し、数々のオーディションを開催して参りました。 第6弾のオーディションでは、コロナ禍にリモート演劇で話題となったオンライン劇団「劇団ノーミーツ」とコラ ボレーションし、140 秒以内の「リモートフィルム」を募集しました。審査員には、劇団ノーミーツ。2019 年に公開された『新聞記者』が日本アカデミー賞で最優秀賞 3 部門含む、 6部門受賞をはじめ、映画賞を多数受賞した映画監督・藤井道人。2011 年、第 7 回「東宝シンデレラ」オーデ ィションにてグランプリを受賞し、女優としてはもちろん、adieu としての音楽活動でも活躍する上白石萌歌。さ らに、『太陽は動かない』(2021 年春公開予定)、『OVER DRIVE』(2018)でプロデューサーを務めた ROBOT の古屋厚プロデューサー、『映像研には手を出すな!』(2020)などをプロデュースした東宝の上野裕平プロデュ ーサーが参画。 そしてこの度、1 月に最終審査会が開催され、5つの受賞作が決定いたしました。緊急事態宣言が発令される中、「リモート」をキーワードに新たなクリエイター達が創意工夫を凝らした興味深い作品が多数の応募が集まり、今後の活動が期待されるクリエイター達のコロナに屈しない魂を感じる作品ばかりです。なお、入賞特典は、賞金ならびに、グランプリ受賞者はオリジナル脚本による作品を東宝のプロデューサーと共に企画・ 制作いたします。 |
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<最終審査の結果>
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【審査全体の講評コメント】藤井道人 氏(映画監督) 上白石萌歌 氏(女優) 古屋厚 氏(ROBOT プロデューサー) 広屋佑規 氏(劇団ノーミーツ 主宰) 林健太郎 氏(劇団ノーミーツ 主宰 / 東宝 プロデューサー) 上野裕平 氏(東宝 プロデューサー) |
【審査員プロフィール】
劇団ノーミーツ
「NO密で濃密なひとときを」をテーマに、稽古から上演まで一度も会わずに活動するフルリモート劇団。昨今の状況下で新たなエンタメの形を模索すべく、緊急事態宣言直後の2020年4月に結成。平均年齢27歳。演劇、映画、広告、イベント業界の若手クリエイターが結集し、これまでTwitterをはじめとするSNSに20作品の「140秒Zoom演劇」作品を投稿、累計再生数は3000万回を突破。発足から4ヶ月で長編リモート演劇3公演を上演し、有料チケット制で累計14,000人以上を動員。
藤井道人
1986年生まれ。
日本大学芸術学部映画学科卒業。
大学卒業後、2010年に映像集団「BABEL LABEL」を設立。
伊坂幸太郎原作『オー!ファーザー』(2014 年)でデビュー。
以降『青の帰り道』(18年)、『デイアンドナイト』(19年)など精力的に作品を発表。
2019年に公開された『新聞記者』は日本アカデミー賞で最優秀賞3部門含む、6部門受賞をはじめ、映画賞を多数受賞。
上白石萌歌
2000年2月28日生まれ、鹿児島県出身。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションにて当時最年少(10歳)でグランプリに選ばれる。2012年にはテレビドラマ「分身」で女優デビュー。2018年『羊と鋼の森』で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な映画出演作品に『ハルチカ』(17)、『羊と鋼の森』(18)、声優を務めた『未来のミライ』(18)、『劇場版ポケットモンスター ココ』(20)。公開待機作に、主演映画『子供はわかってあげない』(2021年公開)がある。
ROBOT・古屋厚
1975年生まれ。
『BRAVE HEARTS 海猿』(2012)、「ダブルフェイス」など羽住監督作品でライン・プロデューサーを務め 、 2011 年ロボットに入社。 2016 年「暗殺教室 卒業編」 でプロデューサーとして現在に至る。
≪主な作品≫
『太陽は動かない』 (2021年春公開予定)
『OVER DRIVE』 (2018)
『暗殺教室 卒業編』 (2016)
『劇場版 MOZU』 (2015)
『映画 暗殺教室』 (2015)
『ジンクス!!!』 (2013)
『ダブルフェイス』 (WOWOW・2012)
『BRAVE HEARTS 海猿』 (2012)
東宝・上野裕平
1987年生まれ。
2010年東宝に入社。
:『DOCUMENTARY of AKB48』シリーズ『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』『映像研には手を出すな!』でプロデューサーを務めるほか、映画&舞台『あさひなぐ』、TVアニメ『からかい上手の高木さん2』、ドラマ『弱虫ペダル』など、ジャンルを問わず幅広い作品のプロデューサーを務める。