佐藤慶紀監督の問題作「HER MOTHER 娘を殺した死刑囚との対話」が9/9(土)〜10/6(金)まで新宿K’s cinemaで公開となり、その初日舞台挨拶が行われました。
死刑囚役を演じた荒川泰次郎さん、フランスの第23回ヴズール国際アジア映画祭でスペシャルメンションを受賞した死刑囚のお母さん役の箱木宏美さん、娘を殺された父親役の西山由希宏さん、殺される娘役の岩井七世さん、弁護士役の木引優子さん、主人公の義理の妹役の西田麻耶さんと佐藤慶紀監督が登壇しました。 |
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佐藤監督:個人的に自主公開を視野に脚本を書いていましたが、素晴らしい役者さんスタッフのおかげで、こうして劇場公開となりました。たくさんのお客様に来ていただけまして、ありがとうございます。
と場を盛り上げる西山さん。本日、登壇できなかった主演の西山諒さんに関して 今回、死刑囚役の荒川さん と、役を得たことへの喜びと大変な役作りをしたことを明かしました。 |
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今回死刑囚の母役の箱木さんは 箱木さん:本を読んだ時には、苦手なところに来てしまったなと。死がテーマでしたので死を覚悟して演じました。が、今回、加害者の母として目立たず、しかし息子に愛をもって存在すること。撮影の前日に荒川さんに母からの手紙をお渡して・・・書かれていない部分も演じたかったんです。ただ、荒川さんにもプランはあると思うので、邪魔ならば読まないでほしいと付け加えてですが。 と、第23回ヴズール国際アジア映画祭でスペシャルメンションを受賞した役作りを披露。
と語りました。 最後に と、イベントを閉めました。 |
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物語・・・ 『娘を殺害した加害者の死刑を止めようとする母。一体なぜ…』 43歳のビジネスウーマン・晴美(西山諒)。2年前に一人娘のみちよ(岩井七世)が嫁ぎ、現在は夫(西山由希宏)と二人で平凡に暮らしている。そんなある日、みちよが婿の孝司(荒川泰次郎)に殺されてしまう。孝司は死刑判決を受ける。当初は死刑判決を当然の事と考えていた晴美だが、ある時から孝司の死刑を止めようと考え始める。そこには、晴美しか知らないみちよのある秘密があった。 公式サイト:hermother-movie.com |
西山諒 西山由希宏 荒川泰次郎 岩井七世 野沢聡
箱木宏美 木引優子 西田麻耶
監督・脚本・編集:佐藤慶紀
撮影:喜多村朋充
音楽:ベンジャミン・ベドゥサック
制作:カロリーネ・クラツキー
メイク:桐山雄輔 衣装:市岡昌顕
制作プロダクション:Aerial Films
配給・宣伝:渋谷プロダクション
製作:『HER MOTHER』製作委員会(Aerial Films・ラフター・渋谷プロダクション)
2016/95min/DCP/カラー/ステレオ
©『HER MOTHER』製作委員会