映画情報どっとこむ ralph ハリウッド俳優のイ・ビョンホン主演最新作『エターナル』が2018年2月16日(金)にTOHOシネマズ新宿ほかにて全国公開の運びとなりました。

「10年ぶりに素晴らしい小説を読んだかのような、心に響く作品」

とイ・ビョンホン自身が脚本にほれ込んだ本作。その衝撃的なラストは本年度ナンバーワン・サスペンス映画と呼ばれるほどだ。

本作で長編映画デビューとなるイ・ジュヨン監督は、広告界で築いた演出力と語り手としての優れた能力、さらに「オアシス」や「シークレット・サンシャイン」の名匠イ・チャンドンの監修のもとで本作の脚本を書き上げた。そんな監督から撮影時にイ・ビョンホンの凄さを改めて感じさせるエピソードを話してくれた。

劇中でイ・ビョンホンが息子に別れの挨拶をするシーン、撮影時イ・ビョンホンのあまりにもリアルすぎる演技に別れの挨拶をされた息子役の子が思わず悲しみのあまり泣き出してしまい、これには監督もとても驚かされたそう。

脚本では当初、息子役の子は泣く予定ではなく、そのせいで撮影スケジュールが押してしまったのこと。

改めて彼の役者としての凄さを再認識させてくれるエピソードだ。また予算が比較的限られた中で撮影のほとんどがオーストラリアでの海外撮影ということもあり、オーストラリアでの滞在中は休みなく毎日撮影していたようで、これにはさすがのイ・ビョンホンも「テレビドラマより大変だ」と漏らしていたそう。

しかしいざ撮影が始まると「ものすごい集中力で演技をして、私とスタッフみんな、期待以上の熱演に感心しました」とハリウッドの大作映画にも数多く出演する彼のプロフェッショナルな一面に、過酷な撮影スケジュールの中にあっても監督は尊敬の念を持って撮影を進めていったようだ。出演シーンが映画全体の9割にも及ぶなか台詞はごく僅かで、その静かなる感情表現で言葉以上に観客の心を揺さぶる演技を見せている。近年演じてきた悪の魅力や激闘アクションを完全封印し、複雑な感情を言葉ではなく表情や視線に映し出し、高い演技力と幅広い表現力をあらためて立証した。

監督は「イ・ビョンホンさんのおかげで作られた映画といっても過言ではありません」と最大限の賛辞を贈った。

映画情報どっとこむ ralph 映画『エターナル』

は2018年2月16日(金)、TOHOシネマズ 新宿ほか全国ロードショー

物語・・・
証券会社で支店長を務めるカン・ジェフン(イ・ビョンホン)は、オーストラリアに住む妻スジン(コン・ヒョジン)と息子と離れて暮らしている。安定した職と家族にも恵まれ、それなりに成功した人生を送っていたが、不良債権事件によりジェフンはすべてを失う。失意の中、ジェフンは家族との約束を果たすためオーストラリアへと向かうが、やっと会えた妻と子にはオーストラリア人男性の影がちらついていた。ショックを受けたジェフンは、密かにその場を去り、妻子たちの秘密を探り始める。

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監督・脚本:イ・ジュヨン
出演:イ・ビョンホン(「マスター」「マグニフィセント・セブン」) コン・ヒョジン(「大丈夫、愛だ」)、アン・ソヒ(「新感染 ファイナル・エクスプレス」)    
韓国 / 2017年/ 原題:「SINGLE RIDER」
上映時間 : 97分
配給:ハーク
©2017 WARNER BROS PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED

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