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『かもめ食堂』(06)、『めがね』(07)などで日本映画の新しいジャンルを築いた荻上直子監督がメガホンをとり、生田斗真や桐谷健太、ミムラ、小池栄子、門脇麦、りりィ、田中美佐子ら豪華キャストの共演が話題の『彼らが本気で編むときは、』が2月25日(土)が公開となりました!![]() そして、本日、新宿ピカデリーにて初日舞台挨拶が行われ、生田斗真さん、桐谷健太さん、柿原りんかさん、荻上直子監督が登壇しました。 本作は、第67回ベルリン国際映画祭の「パノラマ部門」と「ジェネレーション部門」の2部門に正式出品され、“テディ審査員特別賞”と、“観客賞(2nd place)をダブル受賞! 舞台挨拶では、その凱旋報告も兼ね、体験した映画祭の模様や本作について語るイベントととなりました。 『彼らが本気で編むときは、』初日舞台挨拶 |
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生田さん:こんな天気のいい日に、この映画を選んでいただけてありがとうございます。世の中はプレミアムフライデーが始まりましたが、今日が皆様のプレミアムサタデーになっていただければありがたいです。
柿原さん:毎日この日を楽しみに待っていたので、ドキドキしています。 荻上監督:お日柄もよく、、初日が迎えられてうれしいです。 と、イベントはスタート。本作は第67回ベルリン国際映画祭の「パノラマ部門」と「ジェネレーション部門」の2部門に正式出品され、“テディ審査員特別賞”と、“観客賞(2nd place)をダブル受賞した感想を 生田さん:ベルリン映画祭。多くの人種の方々にとどいて、いい手ごたえを感じて日本に帰ってきました。良い思い出です。 桐谷さん:海外の映画祭初めてで。上映後にスタンディングオベーションを長くしていただいて。しみじみ嬉しく感じました。 劇場の外で多くの方に声かけられた生田さん。 生田さん:君の出てた映画良かったよって言っていただけて、頑張って良かったなと。 そして、柿原さんは海外旅行がベルリン映画祭だそうで 柿原さん:レッドカーペットも歩かせて頂けて本当に良い経験をさせていただきました。 と、大人な回答。
と、笑いのツボが日本人と違うことに驚かれたご様子の監督。 テディー賞は熊のトロフィーで土台が石でできているので重い層で、その理由は 監督:ベルリンの道路の石で。武器にして戦おうって意味だそうです。 柿原さん:重~い! 実は、ベルリン映画祭のテディー賞受賞は日本初。 賞の評価をMCが読み上げ とのことで 生田さん:ありがたいですね。日本映画って面白いでしょ!拡げていきたいです。
隣家ちゃん:海外の方にも気持ちが伝わって、すごく嬉しいです。 監督:今回やりたかったことはLGBTへの偏見や差別をことさら言いたいわけではなく。いろんな人がいて、いろいろな家族があって、いろいろな愛の形があって良いんだよね。ということが織り込みたかったので、嬉しいですね。 と、映画祭での評価に満足のキャストと監督。 最後に 生田さん:いい作品になったと自負しております。本当に僕ら数週間でしたが努力して、汗水ながして作った作品が、海外で評価されたのは嬉しく思っています。頑張っていれば思いは伝わるんだなと。悩んでいることがある方は。一歩踏み出してみてください!今日はありがとうございます。大切に受け取っていただければ嬉しいです。 |
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物語・・・・
桜の季節に出会った3人が、それぞれの幸せを見つけるまでの心温まる60日。 小学生のトモは、母ヒロミ(ミムラ)と二人暮らし。ある日、ヒロミが男を追って姿を消す。ひとりきりになったトモは、いつものように叔父であるマキオの家に向かう。ただ以前と違うのは、マキオはリンコという美しい恋人と一緒に暮らしていた。リンコの美味しい手料理や母親が決して与えてくれなかった家庭のぬくもりとトモへの愛情・・。 最初は戸惑うトモだったが、リンコのやさしさに閉ざした心を少しずつ開いていくのだった・・・。 本当の家族ではないけれど、3人で過ごす特別な日々は、自分らしさと本当の幸せを教えてくれた。嬉しいことも、悲しいことも、どうしようもないことも、それぞれの気持ちを編み物に託して、3人が本気で編んだ先にあるものは・・・。 公式ウェブサイト:kareamu.com |
出演:生田斗真、柿原りんか、ミムラ、小池栄子、門脇麦、柏原収史、込江海翔、りりィ、田中美佐子 / 桐谷健太 ほか
脚本・監督:荻上直子
配給:スールキートス
© 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会