映画情報どっとこむ ralph 日活株式会社が1971年に製作を開始した「日活ロマンポルノ」が、生誕45周年を迎えました。

これを記念しての新作製作とクラシック作品の活性化をあわせた横断的なロマンポルノ・リブート・プロジェクトの第5弾として、本プロジェクトの大トリをかざる中田秀夫監督最新作『ホワイトリリー』がいよいよ2月11日に初日を迎え、飛鳥凛さん、山口香緖里さん、町井祥真さん、中田秀夫監督が登壇しての舞台挨拶を行いました。

『ホワイトリリー』初日舞台挨拶
日時:2月11日(土)
場所:新宿武蔵野館
登壇:飛鳥凛、山口香緖里、町井祥真、中田秀夫監督

映画情報どっとこむ ralph 大きな拍手に迎えられたキャストと監督。

飛鳥さん:この日を心待ちにしていました!

監督:32年前に日活撮影所に入社して、ロマンポルノには間に合わなかった世代ですけれども。今回やらしていただけて大変気合を込めて作りました。

との挨拶からスタート。

そして、監督はお客さんにアンケート!

中田監督:5本コンプリートされた方!?

結構多くの方がコンプリート。(実は次の回のお客さんがロビーにあふれています。)

中田監督:新宿日活は昔あって、スーツで日活に研修に行ったり。。。最近もお世話になられた方が亡くなられて・・・・それから、同世代の監督、スタッフの想いをせをってるので感慨も一塩です。

と、復活に対する思いがあふれる監督。

中田監督:試写で全部見て、ここで拝見したのは、「風に濡れた女」だけなんですけど。ほぼ平日9割がた埋まっていて。満員のお客さんとロマンポルノを観るのは新鮮でしたね。若い人たちも女性もいて。素晴らしいことだなと思っています。

映画情報どっとこむ ralph 今回、飛鳥さんは100人のオーディションを勝ち抜いての主役。(100人がロマンポルノに手を上げる。。。白川和子さんの時代からずいぶん変わりました。)

飛鳥さん:絶対出たかったんですが、オーディションでは女性がずらっといて。脱落形式のオーディションで。返ってくださいって言われたらおしまいなんです。内容は下着で濡れ場を演じて潔くできるかとかもあって。自分ではどういう風になってるかわからなくて必死でした。受かったときには監督の作品にでれる事のうれしかったです。

と、オーディションの思い出を語り、撮影に入ると

飛鳥さん:実際にリハーサルに入ってから、お芝居に関して不安になり、泣いてしまったことがありました。でも、監督はじめキャスト、スタッフさんたちが優しくて。安心しして体全体で臨むことができました。

と、中田組の温かさを披露。続いて、山口さんは監督からオファーがあったそうで


山口さん:18で仕事を初めて。女優は脱がなきゃダメなんだよって言われたこともあって。作品にそういうシーンがあればやりたいなと思っていたんですね。でも、まさかこの年になって・・・とは思わなったですけどね。必要であれば挑戦したいとお返事して。でも、体に自信があったわけではないので。監督に見て欲しいと、お願いしました。

と、経緯を語りました。町井さんもオーディション組で


町井さん:特にオーディションが受からない時期でしたので、このお話をいただいて、僕も見たことなかったのですが思いっきりやってみようと。ただオーディションにはやっぱり何十人もいて。女性陣は決まっていて。男性は三週間くらいにわたって、オーディションして。毎週どきどきして審査の結果を待っていました。

と、オーディションの大変さを滲ませました。

映画情報どっとこむ ralph ここで、大変だったと言うシーンを聞かれ・・・

中田監督:小沼監督昼下がりの情事。古都曼荼羅に似たシーンがあるんですね。あれは京都のお寺で大変でした。当時は内緒で撮ってたので・・・・。でも、今は法令順守が重要!(笑)盗みは(黙って撮ること)出来なくなっちゃったんですね。ある巫女さんが中田監督のホラー大好きなんです是非と。で、大丈夫ですかと聞いたら。神様はそんなに小さくありませんと。感動しました。

飛鳥さん:ラストシーンがハチャメチャなことになっていて大変でした。

中田監督:プサンでは爆笑でした!あれは意図した笑いです。


山口さん:撮影が1週間ですべてを取り終えるのは、絡みもドラマも大事に取っていただいたので、深夜になることが多くて。時間てきに大変でした。でも殺伐としているわけではなくて。監督の作る現場の雰囲気がよくって、素敵な現場ってあるんだなって思いました。すごくいい時間でした。

町井さん:神社のシーンは、初めての絡みで。僕の逃げ腰具合が情けなくって。監督に「メスとオスしかいないんだよ!がるるるるるていけ!」って言われました!あと、大変だったのは足場の悪いところでの駅弁ですね。

と、告白。

さらにMCさんの心を縛りあってるお二人の話と言うことで・・・。皆さんはSですかMですかとの問いに。

飛鳥さん:私は。。。Sだと思います。何でも自分で決めたがりでなので。

山口さん:Mですかね。苦しむ時間が好きです。結果。・・・・快感になる。そのプロセスが好きなので。

と、今回の映画の役柄とは逆。


町井さん:僕はSだと思ってるんですけど。他人の恥ずかしがったり嫌がったりする顔が好きなんです!

山口さん:でも、現場ではいじられるタイプ。町井君に対しては私はいじりたいのでSだなー。

とコメント。一方監督は筋金入りの回答。

中田監督:僕はMです。若い女性に怒られるとグッときます。

映画情報どっとこむ ralph 最後に・・・

中田監督:リブート第一弾はアンカー役と 50周年に向けて第2弾第3弾をお届けできたら嬉しいです。28年の時を経て飛び立とうとしていますので、ご協力ご支援お願いいたします。

本作で中田監督が描いたのは、それぞれ傷ついた過去をもち、慰めあうように寄り添い生きてきた二人の女・はるかと登紀子の物語。

ある日、有名陶芸家の息子・悟が新弟子としてやってきたことをきっかけに、二人の関係にひずみが生じていく・・・女と女の究極の純愛を描いています。

はるかを演じるのはテレビドラマ「仮面ライダーW」の人気アイドル園咲若菜役として出演し、日本テレビ「そして、誰もいなくなった」等、現在ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍している美貌の女優・飛鳥凛。

そして、もう一人の主人公・登紀子を演じるのはテレビドラマ「大奥」(CX)シリーズで吉野役としてレギュラー出演し、ドラマ・映画など様々な作品に出演する実力派女優・山口香緖里。飛鳥凛と山口香緖里は共に、この作品で初めてヌードを披露し、体当たりで女同士の濃厚なラブシーンに挑戦しています。

さらに、はるかと登紀子の二人の秘密の関係に踏み込んでいく男・悟を演じるのは気鋭の俳優・町井祥真。現在放送中の「仮面ライダーエグゼイド」にレギュラー出演し注目されています。

愛憎の渦に巻き込まれる悟の彼女・茜役に、舞台・メディアで活躍するほか、Androidアプリ『温泉女子部~西川カナコ~』が50万ダウンロードされるなど温泉ソムリエマスターとしても活動する西川カナコが演じています。

ロマンポルノ・リブート・プロジェクトの大トリを飾る『ホワイトリリー』、女たちの究極の純愛の行く末にあるものとは・・・・。

2月11日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開です。

映画情報どっとこむ ralph 日活ロマンポルノリブートプロジェクト

今年2016年で製作開始から45周年を迎え、園子温監督のほか、塩田明彦監督、白石和彌監督、中田秀夫監督、行定勲監督ら第一線で活躍する監督陣が、完全オリジナルの新作を28年ぶりに撮りおろすことでも注目されています。

2016/11/26公開:行定勲監督『ジムノペディに乱れる』
板尾創路、芦那すみれ、岡村いずみ

2016/12/17公開:塩田明彦監督『風に濡れた女』
間宮夕貴、永岡佑

2017/1/14公開:白石和彌監督『牝猫たち』
井端珠里 真上さつき 美知枝

2017/1/28公開:園子温監督『アンチポルノ』
冨手麻妙、筒井真理子

2017/2/11公開:中田秀夫監督『ホワイトリリー』
飛鳥凛、山口香緒里

過去記事:
日活ロマンポルノリブート直前!白川和子と風祭ゆき そして芦那すみれ、間宮夕貴、井端珠里、冨手麻妙、飛鳥凛ら新鋭女優集結!

http://eigajoho.com/?p=56237

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監督:中田秀夫
脚本:加藤淳也,三宅隆太
出演:飛鳥凛 山口香緖里
町井祥真 西川カナコ 三上市朗 鎌倉太郎

2016/日本/80 分/5.1ch/ビスタ/カラー/デジタル/R18+
ⓒ2016 日活

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