「このミステリーがすごい!」で第1位を獲得したサラ・ウォーターズの「荊の城」が原作となったパク・チャヌク最新作映画『お嬢さん』は3月3日(金)より公開です。
パク・チャヌク監督の来日を記念し、ジャパン・プレミアが行われ、パク・チャヌク監督と真木よう子さんが登壇しました! そんな衝撃の本作の魅力を監督と真木よう子さんが語りました! 日時:2月8日(水) |
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満席の会場にパク監督が登場すると、われんばかりの拍手が沸き起こり、
と、本作の日本上映に向けての意気込みを語りイベントはスタート。 日本を代表する女優・真木よう子さんがゲストとして登場し、 真木さん:韓国の俳優さんが日本語のセリフを話すことに対して、先ほど監督が気にされていましたが、全く問題なかったです!むしろ作品のスゴさが圧倒的に勝っていた!俳優の力量が必要となってくる映画だと思いますが、すべての俳優さんが素晴らしい。言葉なんて関係ない! と大絶賛。見どころのひとつである官能描写について、 真木さん:日本人が官能作品を撮ろうとしたら、女性が引いてしまうくらいに官能的な部分を掘り下げてしまうのに対し、パク監督の作品は、女性でも抵抗なく見れ、驚きと衝撃の連続です。圧巻でした! と、さらに大絶賛。 |
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誉め称える真木さんに、
パク監督:今まで何カ国も(本作のプロモーションで)行きましたが、今日のこの言葉が一番嬉しい! と笑顔を見せました。 真木さん:侍女のキム・テリさんは、純粋で澄んだ目をしていて、役にピッタリ。令嬢のキム・ミニさんは、きっと大変な役だったと思いますが、素晴らしい演技で、大好きな女優さんになりました。 と2人の女優について語りました。パク監督からキャスティングについて パク監督:どんな映画なのか、どんな役なのかというところでキャスティングはしていきますが、そうはいっても個人の好みは入ってくるもの。私は、ただ従順で大人しい人はあまり好みではなく、賢明で自分の主張や考えをしっかり持っていて、それを躊躇わすに表現できる女性がセクシーだと思っています。なので(真木さんは)自分の好みに合った女性です! と話すと、 真木さん:じゃあもうピッタリですね と答え客席を和ませました。 |
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真木さんに日本人を起用しなかった理由を問われると、
パク監督:本作は韓国語と日本語の融合が重要で、両方の言語を自由に操る必要がありました。日本の俳優に韓国語を勉強してもらって…ということも考えましたが、今回は韓国語のセリフの分量の方が多かったため、このような形になりました。 とキャスティング秘話を披露しました。すると、 真木さん:主演のあの役はやってみたい!役者としてやりがいのある役だと思います。 と、本作が役者にとってもどれだけステップアップできる作品であるかを話すと、 パク監督:韓国だけで映画を撮るつもりはないし、いつでもいいストーリーがあれば、日本で撮る事も考えています。 と今後の映画製作への抱負を語りました。真木さんが出演した『そして父になる』を観たというパク監督は、真木さんについて パク監督:強靭さと優しさを兼ね揃えた女性。深みのある美しさと生活感のある姿の両方を見事にみせてくれた。ふつう相反するものの両立は難しいが、それをやってのけた素晴らしい女優さんです。 と真木さんをべた褒めすると、真木さんは 真木さん:カムサハムニダ。 と笑顔で答えました。 |
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最後に
パク監督:本作が日本で上映されることは、自分にとって特別で大きなこと。本作を観て、女性の観客の皆さんは、自分の快楽を心から楽しんでもらいたいですし、男性の観客の皆さんは、女性に対して「もっと優しくしなきゃ」「尽くさなきゃ」と思ってもらいたいです。 とメッセージを送りました。 『お嬢さん』 3月3日(金)TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ新宿他全国ロードショー 公式HP: 物語・・・ 誰が騙し、騙され、愛されたのか―先の読めない物語展開に驚かされ、倒錯したエロティシズムに誘惑され、そして最後は快感で包まれる―。
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監督:パク・チャヌク
(カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ受賞『オールド・ボーイ』)
原作:サラ・ウォーターズ「荊の城」(創元推理文庫)
キャスト:キム・テリ、キム・ミニ、ハ・ジョンウ、チョ・ジヌン
配給:ファントム・フィルム
2016年/韓国/145分/シネマスコープ/5.1ch
R-18指定
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