映画情報どっとこむ TJ 現在開催中のコメディ映画の祭典「したまちコメディ映画祭in台東」(略称したコメ)。
今年も2016年9月16日(金)~19日(月・祝)に「第9回したまちコメディ映画祭in台東」を開催致します。「したコメ」は、東京随一の下町(したまち)の魅力をコメディ映画を通じて存分に味わっていただく、いとうせいこう総合プロデュースのコメディ映画祭です。
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今年で8回目となる「したまちコメディ大賞2016」。
未来のコメディ界を担う個性ある魅力的な監督達の11作品を上映し、審査の結果、『ピノッキオ』がグランプリに!!

「ピノッキオ」土肥耕作監督:
めちゃくちゃ嬉しいです。頭が真っ白まではいかないですが、言葉が出ないです。ありがとうございました。

ピノッキオ
ピノッキオ

観客賞・準グランプリ「iPhoneがバリバリ伝説」大北栄人監督と審査員特別賞「てんてんてん」家庭教師てつおう監督
iPhoneがバリバリ伝説
iPhoneがバリバリ伝説

てんてんてん
てんてんてん

大北栄人監督:
(観客賞を受賞して)やっと日の目を浴びれたなと。選んでいただいた皆さんが偉いです(笑)観る目があるということで、本当にどうもありがとうございます。(準グランプリを受賞して)今回は僕が偉いと思うんですよ(笑)選んで頂き、頑張ってきた甲斐がありました。思い返せば辛いこともありましたが、今日ちょっとだけいいことがありました!ありがとうございます。

家庭教師てつおう監督:
なんでつくっているのかわからない時間が、200時間ぐらいありました(笑)が、今日報われた気がします。本当にありがとうございました。

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さらに、特別招待作品として、中川晴樹監督の『オトコノクニ』と田中要次監督の『ドラムマンzバチがもたらす予期せぬ出来事』を上映。監督たちをゲストに迎え作品のこだわりなどを語っていただきました!また、あわせてアンジェルス・ウー監督の『Nuts!』上映されました。

実施日時:9月18日(日)

場所:雷5656会館ときわホール
審査員:平山秀幸、伊賀大介、五箇公貴、いとうせいこう
登壇:中川晴樹、加藤啓、田中要次
MC:大場しょう太、奥浜レイラ

審査員のコメント

【平山秀幸】
(審査する前に)古今東西のアーティストの中で一番好きなのは、『マルクスブラザーズ』という映画のチームなんですけど、今日ここで『マルクスブラザーズ』に負けないような、パワーがある作品が発見できたらと思います。(総評)今回参加させて頂いて、異様にクオリティが高いとびっくりしました。他にも新人としてのコンテストはあるんですけども、今回全体を観て高かったです。(土肥監督が21歳だと聞き)僕が21歳の時は何もしてなかったです。僕が映画監督になったのは40歳の時です。落ちた人も、まだ映画を撮り続けると何かいいことがあると思います。おめでとうございました。

【伊賀大介】
(審査する前に)こんな場所に呼ばれて光栄です。映画が大好きなので、衣装という立場で、どういう面白い作品が観れるのか楽しみです。(総評)いとうせいこうさんや平山監督に会える、審査員やっとくと来年の「映画秘宝まつり」見放題なんじゃないかとか、よこしまな考えで審査員を受けたんですけども、正直本当にびっくりしました。みんな全部面白くて、普段僕がCMや映画を撮影しているようなものとほとんど変わらないルックのものとかもあったんで、新鮮な驚きもあり良かったです。グランプリの『ピノッキオ』は監督の若さもあり、初期衝動っていうか、石井監督の『シャッフル』みたいなものを感じてグランプリに押しました。(賞金の)50万円無駄にせず、頑張ってください。

【五箇公貴】
(審査する前に)したコメは普段から大好きで、今日は真裏で『秘宝まつり』をやっているので、いけなくてとても残念だなと思っております(笑) 去年はたけしさんの『菊次郎の夏』も伺わせていただきましたし、何かと身近な映画祭なので、こういうところに呼んで頂いて本当にありがたいです。(総評)皆さん素晴らしいものばかりで悩みました。土肥監督にはピュアなものを一途にっていう、ルックとかつくりのうまさではなく、一番の情熱とかフレッシュさを感じました。普段こうゆう機会もないので、自分も刺激を受けてとてもいい時間でした。逆にありがとうございました。なんのためにやってるかわからなくなることは僕にもありましたけど、いつか報われる時が来るんじゃないかと思って、僕もやっているので、引き続き一緒に頑張っていきましょう。

【いとうせいこう】
(審査する前に)毎年毎年、またレベルが上がったなと思うので、今日も楽しみしております。(総評)『てんてんてん』の家庭教師てつおう監督はコメディでも映画でもないのですが、あの異様な才能は誉めなくていけないなと思い、急きょ審査員特別賞をつくました。『iPhoneがバリバリ伝説』は僕も好きな作品ですし、グランプリと競った作品でした。最終的に平山監督が「(賞金の)50万円を土肥監督にあげたらどうなるか」と言って、この監督が長編とか創ったらどうなるかという未知数がすごくあったので、グランプリに選ばせていただきました。

映画情報どっとこむ TJ 監督さん達からのコメントです!

【「したコメアバンタイトル」ナメクジ劇場・イッキ監督】
アバンタイトルは前からやりたくて、2,3年前からこのアイデアがあったんですよ。なぜ英語かというと映画祭の良さを世界に伝えようとして(笑) 普段はYOUTUBEで毎週くだらない動画をアップしていますね。映像やコントライブもやっています。

【「オトコノクニ」中川晴樹】
コメディと極道ってすごく親和性高いなと個人的感じていて、今回コンペ作品には極道ものはなかったみたいですね。ここ浅草でしょ?(笑) 今から観る作品は招待作品なのでそんなに笑えなくてもいいんですよ(笑) 審査とかもないので、気軽に観てもらって監督作品これで2作目なんですけど、出演もしているので観て頂いた方には、僕らの事をキャスティングしてほしいですね。ぜひ作品の評価はいいので、俳優の評価を具体的なオファーという形で頂ければと思います(笑)

【「オトコノクニ」加藤啓】
僕は今日コンペ作品全部みて、めちゃくちゃ面白かったです。招待されてる場合ではないぞと思わされました。エリンギが侍になったりとか、ナポリタンばっかり言うやつとか、僕らももっと挑戦していかないといけないなと、本当に選びきれない作品たちでした。

【「ドラムマンz バチがもたらす予期せぬ出来事」田中要次】
(タイトルは)本当は「爆裂運河」って名前だったんですが、『バードマン~無知がもたらす予期せぬ奇跡』に感銘を受けまして、無知がバチになって、ドラム叩くしドラムマンだなとか、いろいろ考えて付けました。(監督のきっかけ)10以上前に下北沢のデカ祭りってやってまして、最初は回に出させて頂いて黒沢清監督や青山真治監督みたいな大御所の監督が0円で映画を撮るみたいことをやっていて、それを観てトークショーやったときに「これぐらいだったら僕も取れますよ」って言ってしまったんですよ(笑) それで撮ってみようとなり、今に至りますね…。最初はリキんでしまって主演クラスの人ガンガン呼んでしまいまして…。でも開き直って0円だったら、みんな平等なので逆に声かけやすくなりましたね。(最初試写を観たときは)その時は主演クラスの人を1カット使ってないとかありましたのでとんでもないものをつくってしまったなと思いましたね。(今回の作品は)本当はもっと安い予算だったんですが、せっかくならいろんな映画祭回ってみたかったので、今回初めてジャスラックにお金に払いました。本当にこんなに沢山の方に観て頂けてうれしいです。

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