人間のドロドロした部分と、性のドロドロした部分と、女のとろとろっとした部分をたくさん感じてもらえたら・・・
7月23日より、シネマート新宿で公開される映画『屋根裏の散歩者』。本作の完成披露舞台挨拶が東京・渋谷のユーロライブで開催され、ダブル主演の木嶋のりこと、間宮夕貴、そして窪田将治監督が登壇しました。 本作は、日本推理小説界の巨星・江戸川乱歩の作品の中でも屈指の人気を誇る名作「屋根裏の散歩者」を原作に、『ちょっとかわいいアイアンメイデン』(2014)で可憐なヌードシーンを披露した木嶋のりこと、『甘い鞭』(2013)で鮮烈なベッドシーンを演じた間宮夕貴をダブル主演として迎え、最大限にエロティックでありながらも、エンターテインメント性あふれる逸品です。 それぞれ、和洋対照的な衣装で登場したふたりは、エロめな制作エピソード満載のトークを展開しました! 映画『屋根裏の散歩者』完成披露舞台挨拶 |
|
木嶋さん: 江戸川乱歩の世界を描き続けてきた窪田監督の作品に出ることができて本当に幸せに思っております。今日は皆さんも楽しんでいただけたら幸せです。よろしくお願いいたします。
間宮さん: 今日はお越しいただき、ありがとうございます。(撮影から)半年を経ちまして、あっという間すぎて、もう公開なんだと思って、凄いびっくりしています。どんな感じになっているのか、私もまだ観てないので凄く楽しみです。よろしくお願いします。 窪田監督: 江戸川乱歩(の原作を撮るのは)3本目なので、勝手知ったるという言い方も失礼ですけど、なかなか大分楽しめてきたなという感じです。また乱歩作品を何か出来ればなと考えています。今日はゆっくり楽しんでいってください。ありがとうございます。 MC:原作「屋根裏の散歩者」にはこんな美女ふたりは出てこないんですけど。 窪田監督: そうですね。なんででしょうね(笑)。元々前作の『D坂の殺人事件』というのを撮りまして、河合龍之介くん演じる主人公・郷田三郎は、本当は(『D坂の殺人事件』ではなく)「屋根裏の散歩者」の主人公なんですよ。『D坂の殺人事件』の撮影当時は、まさか将来「屋根裏の散歩者」も撮れるなんて思ってなかったんで、『D坂の殺人事件』で郷田三郎を引っ張ってきちゃったんです。なので今回、ちゃんと本作『屋根裏の散歩者』で郷田三郎をやりたいというのがまずひとつあったんです。 乱歩の作品の中では、かなりの巨匠たちが『屋根裏の散歩者』を撮っているし、それを一通り見直しました。“女性”でいろいろ味付けをするというのが脈々とあったので、やっぱそこは自分の中では譲れないな、と。とりあえず木嶋のりこが演じた大内照子を登場させたんです。その後脚本を書くにつれて、プロデューサーとも相談しているうちに、もうひとりくらい(女性を)入れた方がいいかもね、という話になった経緯がありました。それで間宮夕貴演じる黒木直子という役が登場したんです。 元々「屋根裏の散歩者」自体がドラマ性が強い原作ではないので、ふたりの女性を入れることでちょっとドラマ性を作ったという感じですよね。 |
|
MC: 激しい濡れ場もある作品のオファーが来てどう思いましたか?
木嶋さん: 私はこの『屋根裏の散歩者』が男性との絡みのシーンが初めてなんですよ。今まで女性としか絡んできたことがなかったので(笑) MC: それも凄いですよね!(笑) 木嶋さん: はい(笑)。今回初めてなのに、ベッドの上ではなく、畳に投げられ、鼻血を出し、いろいろ乱暴され、さらに監督には「違う、そうじゃない!」と怒られて、私の中の変態心に火が付く現場でした。 MC: (笑) それは今まで自分では気付かなかったものなんですか? 木嶋さん: いや、もうあったんですけど(笑)、今まで女の子を相手にする時は、私が何とかしてあげようという気持ちだったんですけど、いざ男性とそうなる時は、初めてだったので、凄いいろんな興奮がありました。 間宮さん: (木嶋さんの答えが凄すぎてハードルを上げられ、自分が答えるのに)いやホント困るんですけど(笑)。私は逆に今まで乱暴に扱われる役が多かったので、こんなに優しく抱かれたのは初めてだったので、凄く新鮮でした。あぁ愛ってこんなにいいものなんだなって。(相手役の)淵上(泰史)さんに感謝しながら抱かれました。 |
|
MC: 撮影はどうでしたか?
間宮さん: 寒かったです。今年の1月に撮ったんですよね。 木嶋さん: 役が難しくて、現場は闘いで、撮影途中に監督の顔を見たくないと思うときが何度も訪れるくらい、大変でした。でもこの役をやったことによって、ちょっと成長できたんじゃないかなと思うんです。 MC: メイキング見ていると(監督が)凄い厳しいですもんね。 木嶋さん: あ、そこもちゃんと映ってますか? MC(※本作プロデューサー): 映ってますよ!かなり長く使いましたね。あまりにもこのおふたりの顔の表情が面白くて。カットするの勿体ないなって思って。 間宮さん: 最初の方、ふたりともムスッとした顔してるんだよね(笑)。今までイメージDVDとかいっぱい出してますけど、ムスッとしている顔とか撮られることは無いんで。畜生とか、くやしいとか、なんで出来ないんだという顔が…。恥ずかしいね。 窪田監督: メイキング、(ふたりはまだ)見てないんだ。 木嶋さん・間宮さん: 見てないんです。 |
|
MC: 監督、主演のおふたりどうでしたか?
窪田監督: 最初はどうなることかと思いましたけどね。徐々に徐々に(良くなって行きました)。僕の作品の中でも(本作は)ハードな方だと思うんで、その中でよくやったなと思います。それが一番だと思います。脱ぎがあるから恥ずかしかったりするし、よく闘ったなと思います。まぁ間宮に関しては、現場で恥ずかしいとか一切無かったですけどね(笑)。歩いてきてバスローブをバッと開けて「監督、見て見て〜ぇ」とか、あんなの止めてくれよ(笑) 間宮さん: (そのシーン)メイキング、入ってるのかなぁ(笑) MC: この『屋根裏の散歩者』は、天井裏の穴から人の生活を覗くという設定なわけですが、もし自分が誰かの生活を覗けるとしたら? 木嶋さん: 監督がガチで女の子を口説いているところ(笑) 間宮: 私は、女子更衣室もいいな、と思ったんですけど、一昨日、いとこが子供を産みまして。なので産む瞬間が見たいな、と。人から人が産まれてくる瞬間を覗き見したいと思ってるんで・・・是非、木嶋さん! 木嶋さん: いいよ! 司会: 最後に一言、お願いします。 間宮さん: 人間の憎悪の凄さを感じてもらえたらなと思います。是非皆さん楽しんでください。今日はありがとうございました。 窪田監督: 江戸川乱歩という大巨匠の原作なんで、それに負けないように頑張ったつもりです。このふたりもそうですし、ほかの俳優部も一生懸命やって、うちのスタッフも含めて必死に作りましたんで、是非、楽しんでいただければと思います。 残念ながら・・・本作品は18歳未満の方はご覧いただけません。 |
|
灼熱の情欲に身悶える美女、二人
『屋根裏の散歩者』 7/23(土)~8/5(金)、シネマート新宿にて2週間限定レイトショー! 公式ウェブサイト 物語・・・ |
監督・脚本・編集:窪田将治
主演:木嶋のりこ、間宮夕貴
出演:河合龍之介、草野康太、松本若菜、矢部太郎、柳憂怜、近藤芳正、淵上泰史
原作:江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」
製作:キングレコード+FAITHentertainment+クラスター
2016年|日本|カラー|ビスタ|ステレオ|デジタル|113分
©2016「屋根裏の散歩者」製作委員会
窪田将治監督 江戸川乱歩エロティックシリーズ