『ハート・ロッカー』の監督キャスリン・ビグローが製作総指揮を務め、若き映画作家マシュー・ハイネマンが決死の覚悟で、現在も悪化の一途を辿るメキシコ麻薬戦争の最前線に迫った衝撃のドキュメンタリー『カルテル・ランド』の日本版予告編が到着しました!

5月上旬、シアター・イメージフォーラム他にて全国順次公開です。
カルテル・ランド

予告編では、始めに「過去10年で10万人以上もの死者を出した麻薬戦争」という衝撃的な事実を伝えるナレーションと共に、墓地で泣き叫ぶ人々の姿が映され、麻薬カルテルの残忍さ、被害の深刻さを伝えます。

その後、聴診器をさげた男性が登場。優しそうなお医者さん・・・と思いきや、男は銃を構え、「家族は自分で守るしかない」と宣言します。

どう見ても普通の医者ではない・・・彼は、この過酷な現状を変えるべく自ら武器を手に自警団を設立したホセ・ミレレス。麻薬カルテルに立ち向かうべく立ち上がったのは一人の町医者だったのです。

「武器を持て 戦おう!」と市民を鼓舞するミレレスや、信頼できない政府への怒りを爆発させ、軍を街から追い出す大勢の市民の姿からは、自警団が勢いを増していくさまが伺えます。さらに、ミレレスたちの活動を見て「米国側は俺たちが守ろう」と意を決する、米国の自警団も登場。

しかし、何かがおかしい。「目には目を、歯には歯を」というミレレスの自警団員の言葉の通り、彼らの身を守るための“正義”は徐々に暴走を・・・。

まるでフィクションの映画を観ているような劇的な展開が続きます。

正義を掲げて立ち上がったはずの自警団が、組織が巨大化していくにつれてコントロールを失っていくさまが次々と映されるなか、「正義が暴走するとき、“善と悪”の境界が消滅する」の文字が浮かび上がります。善と悪の境界が消滅した、その先には何があるのでしょう。
カルテル・ランドs1

これが現実。

カルテル・ランド

5月上旬、シアター・イメージフォーラム他にて全国順次公開です。

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監督・撮影:マシュー・ハイネマン
製作総指揮:キャスリン・ビグロー
2015/メキシコ・アメリカ/100分
原題:CARTEL LAND
配給:トランスフォーマー 
© 2015 A&E Television Networks, LLC

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