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大ヒット祈願イベント

 
芥川賞作家・金原ひとみが歌舞伎町を舞台に描き、第35回柴田錬三郎賞を受賞した同名小説を、監督に松居大悟、主演に杉咲花を迎えて映画化した『ミーツ・ザ・ワールド』が10月24日(金)に全国公開‼
 
この度、10月15日(月)に本作の大ヒット祈願イベントを実施いたしました!主演の杉咲花をはじめ、南琴奈、板垣李光人の主要キャスト陣、メガホンを取った松居大悟監督が集結。映画の大ヒットを祈願し、神社で祈祷を実施。公開直前に迫った現在の心境、絵馬に込めた想いなどを明かしました。
『ミーツ・ザ・ワールド』大ヒット祈願
 
大ヒット祈願イベント
日時:10月15日(水)
場所:成子天神社
登壇:杉咲花、南琴奈、板垣李光人、松居大悟監督  
MC:奥浜レイラ

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御祈祷!!

 
映画の舞台となった新宿歌舞伎町からほど近い成子天神社にてヒット祈願イベントが開催され、杉咲花、南琴奈、板垣李光人、松居大悟監督が出席。
杉咲らは境内の中で御祈祷を受けました。
『ミーツ・ザ・ワールド』大ヒット祈願
『ミーツ・ザ・ワールド』大ヒット祈願
『ミーツ・ザ・ワールド』大ヒット祈願

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トークセッション

 
御祈祷後、トークセッションが行なわれました。
 
1年前の夏に、物語の舞台である新宿にて撮影が行われた本作。
杉咲さんは「とっても暑い中、みんなでなんとか乗り越えた日々でした。クランクインする前に新宿の神社でみんなでお祓いをしたことがすごく懐かしいです。監督がロケハンをする中で『場所に嘘はつきたくない』とおっしゃって、(南が演じる)ライのお家としてお借りしていた場所からすべて徒歩で行ける場所でロケをしていて、とても手触りのある撮影の日々でした。新宿という場所が、自分にとってもどんどん心地よい場所になっていって、いままで見えてこなかった景色が見えたり、朝日を迎えるシーンの撮影もあったんですが、すごくきれいな街に見えて、新しい場所になりました」と懐かしそうにふり返る。
『ミーツ・ザ・ワールド』大ヒット祈願
南は、基本的に撮影はほぼナイトシフトだったそうで「(イベントが行われた)この時間帯の新宿にはいなくて、夜に撮影して朝日が昇ったら解散してという感じで、普段、あまりその時間帯の新宿に行くことがなかったので、すごく新鮮でしたし、その時の朝日をよく覚えています」としみじみと語る。
 
板垣さんは「僕が演じたアサヒは、朝起きてすぐにチョコフラッペを飲まないと死んじゃう病気で、劇中でも(杉咲さんが演じた)由嘉里と一緒に神社の階段に座って飲むシーンがあったんですけど、(暑い夏でチョコフラッペが溶けてしまうので)時間との戦いでした。(買ってくると間に合わないので)スタッフさんがその場で作ってくれたんですけど、愛情のこもったチョコフラッペでした」と述懐。
 
松居監督は実際に新宿で撮影することを選んだ理由として「画には映らなくても、きっと匂いとかが映画の中で描かれるだろうと思いました。いまでも新宿に来ると、ライや由嘉里、アサヒが歩いているような気持ちになっちゃうくらい、自分の中で実在感があります」と語った。
 
新たな出会いを描く本作にちなんで、本作で初共演を果たしたキャスト陣にそれぞれの第一印象を尋ねると、杉咲は「琴奈と初めて会ったのは、2年くらい前のライ役の最終オーディションで、当時は(南は)高校2年生でした。自分がそこに立ち会わせてもらうことは、みなさん、知らない状態だったので、自分のことを知っていてくれるかな? ドキドキするなと思いながら、ひっそりといたら、(南が)気づいてくれて『うわっ!かわいい!』とか言ってくれて(笑)、『ありがとう。知っててくれた!』って安堵もありました。そんな屈託ない瑞々しさがありながら、お芝居をするとすごく大人びて見えて、艶っぽい所作だったり…。オーディションの芝居で私の髪に触れてくれたんですけど、思わずドキっとしてセリフが飛んでしまって…。そんな不思議なバランスの方で、一輝に魅了されました」と初対面の時の様子を明かしてくれた。南もその時のことはよく覚えているようで「杉咲さんがいらっしゃると知らなくて『なんてかわいいんだろう!』と衝撃でした」とふり返り「ご一緒できるのがすごく嬉しくて、同時に『杉咲さんとこれから演技をするんだ!』と緊張もしたんですけど、すごく普通に話してくださって、ラフに友達みたいに接してくださり、安心感がありました」と笑顔を見せた。
 
また、杉咲は板垣との出会いについては「本読みの時が『はじめまして』で、物静かな印象があったんですけど、本を読み始めた瞬間、ものすごいバイタリティで、一気にボルテージが上がっていく姿に圧倒されました。こんなふうにアサヒを用意してきたんだなと、由嘉里が新しく出会う人として力強く扉を開いてくださる感じが心強かったです」と役に入った瞬間の板垣の変身ぶりに驚嘆する。
 
南も同様に板垣について「第一印象はすごくきれいなひとだなと思って、でも本読みをすると、いきなり人が変わる感じで、本当にアサヒがそこにいてびっくりしました」と驚きつつ「お芝居でも、いつもリードしてくださってありがたかったです」と感謝を口にした。
 
一方、板垣は、本読みで初めて顔を合わせた杉咲について「その時、私服でいらしていて、ラフな格好でサンダル姿だったのを覚えていて、なぜか勝手に見てはいけないものを見てしまったような気がして…」と笑いつつ「実際に撮影を進めていくと、杉咲さんが持っている温かい空気、優しさに救われることばかりで、すごく幸せな撮影期間でした」と語る。そして、南については「僕もすごく『おきれいな方だな』と思いました。去年の撮影期間は、それこそライのような、ふとした瞬間に消えてしまいそうな儚い雰囲気があったんですけど、今年に入って1年ぶりにお会いしたら、そこに強さが宿っていて『成長だな』と思いました。1年で10代ってこれだけ変わるんだなと感じました」と目を丸くする。
 
さらに、撮影期間やプロモーション期間を経て、一緒に過ごす中でお互いをより好きになった部分について尋ねると、杉咲は「琴奈とは撮影を通して、四六時中一緒に過ごしていて、たわいない話も毎日したし、琴奈のすごくクールに見えるけど、人懐っこいところ、優しいところ、ちょっと不真面目なところもあったりして(笑)、そこも大好きで、全部大好きです!」と愛情たっぷりに語る。
 
杉咲が言うように、初対面ではクールなイメージで見られることが多いという南だが「なんでかわからないんですけど…。でも、話していて仲良くなると『全然印象違うね』と言われるまでがセットです」と明かす。そして、杉咲について「友達みたいに話してくれて、こちらも構えずに、花ちゃんに私にあった嬉しいことを一番に報告したくなっちゃうんです。ニコニコしてくださる花ちゃんを見て、何でも言いたくなっちゃいます。ずっと好きです!」と満面の笑みを浮かべて語る。
 
MCからは「板垣さんについてはどうですか?」と質問が飛んだが、2人のあまりの相思相愛ぶりに、板垣は「もういいですよ、僕のことは(笑)。お2人の空気感がとにかくすごく素敵で、撮影中もライの部屋で、2人でラーメンを作って食べていたりして、神聖な領域が2人の間にあるのを感じていました。自分がそこに入っていくより、ちょっと遠くで見守りたいと思わせる空気感があって素敵でした」と劇中さながらの連帯感と親密さを感じさせる2人のことを幸せそうに見つめていた。
 
杉咲は、そんな板垣についても「(プロモーションの)大阪キャンペーンで充実した時間を過ごさせてもらいました。現場ではめまぐるしくて、あんまりお話しする機会がなかったんですけど、例えばエレベーターに乗っている時にみんなが降りるまで最後まで残っているし、さっきも(イベントについての)打ち合わせでみんなが集まっても、全員が着席するまで立っていたり、本当に礼儀正しくて、『なんでそんなことができるんだろう?』と素晴らしいなと思いました」と絶賛する。
 

絵馬に書いた願いを発表!

この日は、ヒット祈願ということで、それぞれが絵馬に書いた願いを発表! 杉咲は「みんなで健やかにいられますように」と書かれた絵馬を掲げ「無事に初日を迎えるまでもその後も、まずは健康が大事なので」と思いを語る。
 
南は「(本作が)多くの人に愛されますように」と明かし、
『ミーツ・ザ・ワールド』大ヒット祈願
松居監督も「とどけ!!ミーツ・ザ・ワールド」と公開を控えての思いを吐露。
『ミーツ・ザ・ワールド』大ヒット祈願
 
唯一、映画と関係ない願いを書いて「書き直したい…」と苦笑を浮かべていたのは板垣。
『ミーツ・ザ・ワールド』大ヒット祈願
絵馬に書いた願いは「目薬を使いきれますように」とのこと。杉咲さんから「その心は(笑)?」と問われた板垣は「目薬を使い切れたことがないんです。眼が乾燥しやすいので、役の衣装のポケットの中にも入れたりして、そのまま(衣装を)返してしまって『どこいった?』となるんです(苦笑)。いつも半分くらいでどっか行っちゃうんです。『ミーツ・ザ・ワールド』の撮影でもなくしました…。いま、使っているのはあと5分の1くらいなので、この調子で使い切れたらいいなと思っています」と語り、共演陣の笑いを誘っていた。
 
イベントの最後に、松居監督は「本当にいまの時代に必要な映画だと思っています。いろんな選択肢がある中で、『グレーのままでいいんじゃない?』という思いを込めて作りました。ちょっとでも悩みを抱えている方が、この映画を見て、少しでも息がしやすくなったらいいなと思っております」と映画に込めた思いを口にする。
 
板垣は「見てくださったお客さんが、この『ミーツ・ザ・ワールド』の住人となって、それぞれの感じ方、思いを抱いていただける――(登場人物たちの気持ちを自分のこととして)体験ができる作品になってるのではないかなと思います。たくさんの方に届いてほしいなと思います」と語る。
 
南は「いよいよ来週公開ということで、みなさんにお届けできる日がどんどん近くなって、すごく嬉しいです。多くの人に愛されて、たくさんの人がこの映画を観て、少しでも救われたらいいなと思っております」と呼びかける。
絵馬に書いた願いを発表!
 
最後に杉咲は「映画の舞台になったこの新宿でご祈祷ができたこと、すごく嬉しかったです。他者と関わること、自分自身と付き合っていくことにエールを贈れるような映画になっているんじゃないかと思います。ぜひ大きなスクリーンで見ていただけると嬉しいです」と語り、ヒット祈願イベントは幕を閉じた。
『ミーツ・ザ・ワールド』大ヒット祈願

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『ミーツ・ザ・ワールド』

 
10月24日(金)より全国公開
 
公式HP:
https://twmovie.com
 
公式X
@mtwmovie
 
Instagram
@mtwmovie
 
TikTok:
@mtwmovie
 
物語・・・
擬人化焼肉漫画「ミート・イズ・マイン」に全力で愛を注ぎながらも、自分のことは好きになれない由嘉里。27歳になって結婚・出産…と違う世界に次々と離脱する腐女子仲間をみて、このまま仕事と趣味だけで生きていくことへの不安と焦りを感じ、婚活を始める。しかし参加した合コンで惨敗。歌舞伎町で酔いつぶれていたところ、希死念慮を抱えるキャバ嬢・ライに助けられる。ライになぜか惹かれた由嘉里は、そのままルームシェアを始めることに。やがて、既婚のNo.1ホスト・アサヒ、人の死ばかりを題材にする毒舌作家・ユキ、街に寄り添うBARのマスター・オシンと出会い、歌舞伎町での生活に安らぎを覚えていく。そんな日々の中でもライのことが気がかりな由嘉里は、かつての恋人との確執が解ければ死にたい感情は消えるかもしれないと考え、アサヒやユキ、オシンに相談する。だが、価値観を押し付けるのはよくないと言われてしまう。それでもライに生きてほしいと願う由嘉里は、元恋人との再会を試みるが―。
 
ミーツ・ザ・ワールド

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キャスト&スタッフ
杉咲花南琴奈 板垣李光人
くるま(令和ロマン) 加藤千尋 和田光沙 安藤裕子 中山祐一朗 佐藤寛太
渋川清彦 筒井真理子 / 蒼井優
(劇中アニメ「ミート・イズ・マイン」) 村瀬歩 坂田将吾 阿座上洋平 田丸篤志
 
監督:松居大悟 
原作:金原ひとみ『ミーツ・ザ・ワールド』(集英社文庫 刊)
脚本:國吉咲貴 松居大悟 音楽:クリープハイプ
主題歌:クリープハイプ「だからなんだって話」(ユニバーサルシグマ)
製作:藤本款 和田佳恵 津嶋敬介 大好誠 プロデューサー:深瀬和美 白石裕菜 
撮影:塩谷大樹 照明:藤井勇 録音:西條博介 美術:井上心平 装飾:遠藤善人 編集:瀧田隆一 スタイリスト:山本マナ ヘアメイク:風間啓子 
音響効果:渋谷圭介 VFXスーパーバイザー:鎌田康介 助監督:山下久義 制作担当:緒方裕士 アニメーション制作:UWAN Pictures キャラクターデザイン:あおいれびん
製作委員会:クロックワークス テレビ東京 ホリプロ 集英社 制作プロダクション:ホリプロ 製作幹事・配給:クロックワークス
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(日本映画製作支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
2025年/日本/カラー/アカデミー(1.37:1)/5.1ch/126分/G
©金原ひとみ/集英社・映画「ミーツ・ザ・ワールド」製作委員会
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