ベストセラー作家・森沢明夫の同名小説を映画化した青森を舞台に描かれる感動作
『ライアの祈り』 が6月13日(土)の全国公開に先駆け、6月5日(金)先行公開中のフォーラム八戸(青森)にて上映終了後、映画出演の宇梶剛士さん、黒川浩行監督を迎え、満員となった会場で舞台挨拶とティーチインイベントを行いました。ティーチインでは来場者との質問タイムなどで会場が盛り上がりました。 6月5日(金)宇梶剛士さんティーチインイベント |
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本作は人生に臆病になっていた女性・桃子が“人間本来の生き方”のエッセンスに満ちた“縄文時代”に触れ、自身の幸せのカタチを見出して一歩踏み出していく姿を描く、優しさと溢れる作品。主演は鈴木杏樹、他、宇梶剛士、藤田弓子、武田梨奈、宅間孝行など実力派俳優たちが顔を揃えている。
上映終了後の舞台挨拶とティーチインのため壇上に上がった宇梶さんへ、司会者から八戸に縁がある方と振られると 宇梶さん:嫁が八戸出身で・・・ と。会場の観客らから大きな拍手が沸き上がりました。 宇梶さん:東京生まれで田舎が無く、正月とお盆に来るところですから自分にとっては田舎な感じです。 と観客らとの距離を縮めようと話すも、観客らが実際に八戸で宇梶さんを見かけた方が見当たらない雰囲気を察した宇梶さんはすかさず 宇梶さん:だいたい“みろく横丁に”にパトロールを兼ねていつもいます。 と観客らの笑いを誘いました。撮影場所として使用したお店が行きつけのお店であったことやこれからここ八戸で 宇梶さん:“宇梶さん”ではなく“クマゴロウ”と声をかけられたら絶対無視できない。 と話ました。 |
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観客からクマゴロウ役をもらった時の心境を聞かれた宇梶さんは、
宇梶さん:俺じゃん!ゴリラとかクマは俺ですよ。 と言うと観客らは大爆笑。撮影時に苦労はあったかの問いには 宇梶さん:35年近く俳優をやっているが、ここまで“ピーカン”で日程を終えた現場は初めて。撮影は何かに見守られているような日々でそれに感謝の意を感じながらで苦労は無かったです。 また、撮影時に何らかの工夫はあったかとの問いに、そういったことはほぼ無いと述べた監督。 黒川監督:国宝の合掌土偶や土器、白神山地にベトナムロケも世界遺産など、ほとんどが“本物”です。それらを映像にもしっかり収めました。ズルいと思われるかもしれませんが、美しく見ごたえのある作品になっています。 と語り、会場の観客らも納得している様子でした。 |
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宇梶さん:ひとつのことを追い続ける人物を演じました。不器用な恋でも想いが伝わる。この想いはなくならないで欲しい。
黒川監督:「撮影時には、桃子とクマゴロウの二人は、この地で生活している人になっていた。セリフがない場面でも言葉が伝わる、かなり大好きな作品です。皆さんの手で育てていただきたい。 映画『ライアの祈り』は5月30日(土)より青森県先行ロードショー、6月13日(土)より有楽町スバル座ほか全国ロードショーです。
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物語・・・
桃子(鈴木杏樹)は、明るく姉御肌のアラフォー女性。メガネ販売店の八戸店で店長を務め、後輩の桜(武田梨奈)達から頼られ慕われる存在だが、心の奥の深い傷を抱え人生を前に進ませる勇気が持てずにいた。そんなある日、遺跡発掘一筋の考古学研究員クマゴロウこと佐久間五朗(宇梶剛士)と出会う。彼と出会った瞬間に不思議な感覚を覚えた桃子は縄文時代に興味を抱いていくうちに、無骨で不器用だがまっすぐなクマゴロウに心引かれていくのだが……。
製作総指揮:川阪実由貴
監督:黒川浩行
脚本:寺田敏雄
原作:森沢明夫「ライアの祈り」(小学館文庫)
出演:鈴木杏樹、宇梶剛士、武田梨奈、宅間孝行、水嶋仁美、村田雄浩、中本賢、秋野太作、藤田弓子
主題歌「Beloved」 WEAVER(A-Sketch)
企画・製作:エム・ケイ・ツー
制作プロダクション:TOブックス
配給:アイエス・フィールド
2015年/日本/カラー/5.1ch/DCP/ビスタサイズ/119分/G
©2015「ライアの祈り」製作委員会 ©森沢明夫/小学館