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初日満席舞台挨拶

5月11日(土)に公開された映画『地球星人は空想する』の初日舞台挨拶が新宿・ケイズシネマにて行われ、松本佳樹監督、主演の山田なつき、中村更紗、村松和輝、アライジン、ひろえるからメインキャストが登壇しました。
『地球星人は空想する』初日
初日満席舞台挨拶
5月11日(土)
新宿・ケイズシネマ
登壇:松本佳樹監督、山田なつき、中村更紗、村松和輝、アライジン、ひろえるか

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監督&キャスト登壇

満席で迎えた初日について問われると、松本監督は「初めての劇場公開に多くの方が力を貸していただき、本日満席で初日を迎えられたことに感謝しています。」とコメント。主演の山田は「嬉しすぎて、声が出にくくなってしまいました。ガラガラですみません!」と開始早々のハプニングで会場を沸かせた。挨拶が終わると怪しげな“エイリアンBOX”が登場し宇宙から届いた本作に関する質問に登壇者が答えていった。

質問①:好きなSF作品は?
(ひろえ)最近、『インターステラー』を見直して量子力学や愛が詰まった映画で改めてすごいなと思いました。
(松本監督)僕は一番好きな映画が去年更新されまして、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が今は一番好きです。評価が分かれる作品だと思いますが、僕はあの複雑さが大好きですね。

質問②:役をどうやって作っていった?
(山田)私と乃愛に共通する経験などを監督と共有するところから始めました。
(松本監督)オーディション時のシナリオにシンパシーを感じて応募してくださったんですよね? 脚本を読んだときに、乃愛と似たような経験をしたことがあると伺ったのですが?
(山田)乃愛が幼少期に一人だけりんごを青で描くシーンは、私もまったく同じことをしていて、その部分を読んだときに一番驚いたことを覚えています。
(松本監督)演じやすかったですか?
(山田)演じやすかった、、、と思います(笑)
(アライ)僕は、コスモアイル羽咋の館長役でオーディションに参加したのですが、私のバックボーンなどを話しているうちに監督の方から鳩代を演じてほしいという相談を受け、最終的には鳩代役を演じさせて頂くことになりました。
(中村)私は、羽咋市での撮影がどのように行われてきたのか、主演の田中さんがどんな人なのか想像しながら準備していました。田中さんありきの役だと思いますので、現場で実際に田中さんとお会いしてペースを合わせていきました。
(村松)自分の役の名前が南原宏隆でしたので、最初ウッチャンナンチャンのナンチャンと思って、オファーを頂いた時に僕はナンチャンを演じるのかと思っていました(笑) 台本読んだら、全く違ったので安心しつつ、役作りに関しては中村さんと同じく主演の田中さんに合わせるという形でした。
(ひろえ)最初は乃愛でオファーを頂いていたのですが、今日見てもらったらわかるように、乃愛は山田さんで本当に良かったと思っています! 監督との会話の中で、粂田という役を作っていきました。
(MC)演出についてもう少し詳しく聞いていきたいのですが、監督はどういった演出を心がけましたか?
(松本監督)本作の撮影に入る直前に読んだ演出の本で、「一番いい演出は質問形式で行うことだ」と書いてあって、役者さん本人の中から掘り起こすということを意識しながら演出しました。

質問③:今までに経験した怪しい出来事は?

(村松)怪しいというか文句なんですけど、世間を賑わしている太陽フレアを松本監督率いる世田谷センスマンズがコントロールしているのではと睨んでいるのです。世田谷センスマンズがメディアなどで写真を撮るときに変なポーズをするんですけど、そのポーズを我々にも強要してくるのです。撮影中ずっと頭痛に苦しんでいて、信用できる人に相談すると、あのポーズから1.21ジゴワットの電磁波が出ていることが判明しました。私を襲った不可解な頭痛の原因はあのポーズだったのです。世田谷センスマンズは危険な集団です(笑)
(松本)右重心偏りピースですね。流行らせたいです。怪しい団体ではないです(笑)

最後に、

松本監督が「この映画はいろんなメッセージが込められているのですが、その中のひとつに想像したり、空想したりする楽しさを現代の人は忘れているというか、正解を決めたがる風潮があると思うのですが、あのシーンはなんだったのかとか最後に出るエイリアン文字は何て書いてるのだろうかと想像していただけると嬉しいです。」と締め、無事に初日舞台挨拶が終了した。
『地球星人は空想する』初日

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『地球星人(エイリアン)は空想する』

新宿K’s cinemaにて
5月11日(土) 〜5月24日(金) 2週間限定上映 ほか全国順次公開
石川県金沢市のミニシアター・シネモンドにて7月に公開

公式HP:
https://aliens-daydream.amebaownd.com/

公式X:
@alienwa2024

イントロダクション
本作は石川県の俳優を起用し石川県で撮影するというコンセプトのもと製作された映画。
なんと製作費は100万円。メインスタッフもわずか3人という超低予算体制で撮影を敢行。限られた予算、機材での撮影ながらも映画製作の新境地を開拓。SKIPシティ映画祭で審査委員長を務めた中野量太監督も「僕には撮れない映画でした。新しい才能、監督がでてきた。嫉妬もした。」と絶賛。これは単なる受賞に留まらない例外的な成功を裏付けている。主演・企画の田中祐吉は、石川の劇団で鍛え上げられた演技で作品を牽引。ヒロイン役の山田なつきは、舞台から映像へと活躍の場を広げ、ミステリアスで唯一無二の存在感を放つ。その脇を固めるアライジン、星能豊、中村更紗、村松和輝など多様なキャストたちも、それぞれ多彩な経歴を生かし作品に深みを加えている。本作の舵を取るのは、映像制作団体「世田谷センスマンズ」所属の松本佳樹監督。彼の革新的なアプローチは映画の枠を超え、独創的なビジョンと新しい創造の地平を開拓する。そして監督補佐の北林佑基と撮影監督・常川千秋は、松本と共に神戸芸術工科大学映画コースで『狂い咲きサンダーロード』の石井岳龍監督に師事した級友である。本作でも大学時代から培ってきた息のあったコンビネーションで、映画芸術の新しい方向性を示唆する革命作を作り上げた。現代の情報社会を反映した独特の撮影・編集技法で、観客はSNSの情報の渦の中にいるような体験をすることだろう。劇場での鑑賞は映画ファンならずとも一見の価値有りだ。
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あらすじ
正義感が強く、ウソが許せない雑誌記者・宇藤のもとに舞い込んだのは「UFOのまち」石川県羽咋市で起きた「大学生エイリアンアブダクション事件」のネタ。ウソを暴いてやろうと取材を始めるが、調査を進めるほどにエイリアンアブダクションを裏付ける証拠が見つかり、さらに自分を宇宙人だと名乗る女子高生・乃愛も現れ、宇藤は不可解な事件の沼に嵌っていく。“UFOのまち”から広がる物語は、まさにUFOの目撃証言を断片的に切り貼りしたかのような映像で紡がれ、やがてそれらはモザイク画のごとくぼんやりとした事件の全体像を描き出す。果たしてこれは宇宙を巻き込んだSF映画なのか? はたまた等身大のヒューマンドラマなのか?事実と空想が交錯する複雑怪奇な地球星人奇譚を目撃せよ。
地球星人は空想する

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キャスト:
田中祐吉、山田なつき、アライジン、中村更紗、村松和輝、星能豊、ひろえるか、小夏いっこ、町田英太朗、大城規彦、西村優太朗、西よしお、八野田秀平、濱田良男、藤えりか、藤澤克己

スタッフ:
監督・脚本・編集:松本佳樹/撮影監督:常川千秋/撮影:北林佑基、松本佳樹/監督補佐:北林佑基/劇中絵画:松本佳樹、山田なつき/撮影応援:冨永悠奏/美術応援:佐々木かな、林真子/車輌:田中祐吉、星能豊、大沼賢太

ロケーション協力:
宇宙科学博物館コスモアイル羽咋/奈良カエデの郷ひらら/永光寺/屋上・スタジオレンタルえこてん/和風レストランやまぐち/高商スタジオ/スタジオ和洋空間/二枚田昇/西よしお/松本俊介/松本明子/北林佑基/林真子

製作:世田谷センスマンズ

配給:工藤憂哉
2023/99分/シネマスコープ/カラー/日本/英題:Alien’s Daydream

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