ビクトル・エリセ監督の最新作スペインの名匠・ビクトル・エリセ監督の最新作『瞳をとじて』が2月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開となります。 名作『ミツバチのささやき』、『エル・スール』で知られるスペインの巨匠 ビクトル・エリセ 監督、31年ぶりの新作がついに公開。 1985年、伝説のミニシアター“シネ・ヴィヴァン・六本木”で記録的な動員を打ち立て社会現象を巻き起こし、今もなおタイムレスな名作として多くの映画ファンの「人生ベスト」に選ばれる『ミツバチのささやき』のビクトル・エリセ監督が、第76回カンヌ国際映画祭で31年ぶりの長編新作をカンヌプレミア部門にて発表。御年83歳、スペインが誇る伝説の巨匠復活のニュースに世界が騒然、待望の新作に歓喜する声が溢れた。カンヌで公開されると、「エリセの切実で完璧な帰還」(VARAETY)、 「30年以上待つだけの価値ある傑作」(eCartelera)と評されるなど、絶賛を集めた。長らくの不在を経て語られるのは、元・映画監督と謎の失踪を遂げたかつての人気俳優、ふたりの記憶をめぐる 【人生】 と 【映画】の物語。
『ミツバチのささやき』以来、なんと50年ぶりのタッグ! 映像は失踪した俳優フリオの親友で22年ぶりに彼を捜すことになった主人公ミゲルが彼の娘、“アナ”に会いに行くシーンが切り取られている。彼女は現在プラド美術館で働いており、館内のカフェで2人は会うことになった。久しぶりの再会となったミゲルとアナはこの失踪事件を扱うことが決まったテレビ番組のことや、フリオが失踪した当時のことについて言葉を交わす。 ビクトル・エリセ監督はインタビューで『ミツバチのささやき』以降、アナとは連絡を取り続けており、約50年間友情を育んできたと話している。さらにキャスティングの経緯に関して、「2021年末のある夜、彼女が出演していたマドリードの劇場の出口で、彼女に話しかけた。“映画の脚本を書いていて、登場人物の一人をぜひ、演じてほしい”と。彼女は即座に承諾した。それぐらい簡単だった。」、と出待ちともいえる方法で直接アナとコンタクトを取り、その場で出演が決定するという驚きのエピソードも明かした。当時6歳だったアナとエリセ監督の親交が継続的に続いていたことにも衝撃だが、このような2人の関係性があったからこそ今回の出演が成立したようだ。また役名からわかるように、彼女は今回も『ミツバチのささやき』と変わらず、本名と同じ名前“アナ”の役を演じる。 |
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特別上映も決定『瞳をとじて』の公開にあわせて、『ミツバチのささやき』と『エル・スール』の特別上映も決定。彼女の初出演の作品を鑑賞すれば、より一層本作への思いが募るはず。過去作と一緒に50年の時を経て同じ“アナ”を演じる彼女を、ぜひ劇場で見届けてほしい。 |
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『瞳をとじて』2月9日(金)TOHOシネマズ シャンテ 他 全国順次ロードショー 公式X: 公式HP: かつての親友は、なぜ姿を消したのか――。
物語・・・ |
監督・脚本:ビクトル・エリセ 『ミツバチのささやき』 『エル・スール』 『マルメロの陽光』
出演:マノロ・ソロ、ホセ・コロナド、アナ・トレント 『ミツバチのささやき』
配給:ギャガ / 原題:Cerrar los ojos 英題:Close your Eyes / 2023年/ スペイン / カラー /ビスタ / 4K / 5.1chデジタル / 169分 / 字幕翻訳:原田りえ
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