監督・前田弘二x脚本・高田亮『まともじゃないのは君も一緒』の監督・前田弘二と脚本・高田亮が贈る〈おかしな二人の物語〉第二弾『こいびとのみつけかた』が、10月27日(金)より、新宿シネマカリテほか全国公開となります。 この度、脚本を担当した高田亮のオフィシャルインタビューが到着しましたのでご紹介。 |
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高田亮インタビュー『まともじゃないのは君も一緒』でもコンビを組み、20年以上の親交がある脚本家の高田亮と前田弘二監督。 倉悠貴演じる主人公・トワのキャラクターについて、「まだ作品化されていないキャラクターが、僕の中にたくさんいるのですが、“ポケットの中にいっぱい記事を詰め込んでいる人”というのは、結構前から考えていました。 前田くんにも以前話したことがあって、『その人、面白いですね』と気に入ってくれていたので、じゃあ今回使おうかということになりました」と、前田監督との会話の中で主人公のキャラクターが固まっていったという。一方、トワが片想いするヒロイン・園子については「よくわからない男の子が、片想いをしている相手と仲良くなれたと思ったら、もっと変わり者の度合いが激しい子だったという展開が面白いのではないかという発想から生まれました」と明かした。 脚本については「書き終わった時に、とても清らかな気持ちになり、これはもう二度と無理なんじゃないかなと感じました」と手ごたえを感じたといい、「ファーストカットの揺れる木でワクワクして、こんなバカな場面を書けるのは僕だけだと思いつつ書きながら感動していた、木の葉を並べるシーンと公園で餃子とケーキを食べるシーンには泣きそうになりました」と完成した映画を観た感想を語った。 最後に、「今、世の中は何かと窮屈ですし、漠然とした不安感もある。戦争が近づいてきている雰囲気もあります。そういうことに対する恐怖心も、ありのままに表現しました。そんな時に逃げ込みたい場所を、もしかしたら自分たちも映画の中に作れるかもしれないという気持ちもありました。それが、あの理髪店です。持ち寄った焼きそばを皆でバカ話をしながら食べられるって、素晴らしいことですよね。小さな理髪店に、世界平和という大きな願いを込めました」と作品に込めた想いを明かした。 |
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映画『こいびとのみつけかた』10月27日(金)より全国公開。 世の中に馴染めない、おかしな2人が繰り広げるメロドラマ。 コンビニで働く女の人・園子に片想いをしている植木屋でトワは、毎日植木屋で働きながら、彼女がどんな人か想像している。なんとか話したいと思った彼がついに思いついたのは、木の葉をコンビニの前から自分がいる場所まで並べて、彼女を誘うことだった。二人は言葉を交わすようになり、周囲にはよく理解できない会話で仲を深めていくのだが、園子にはトワにうまく言い出せないことがあり…。 |
監督:前田弘二
脚本:高田亮
音楽:モリコネン
倉悠貴 芋生悠 成田凌 宇野祥平 川瀬陽太 奥野瑛太 高田里穂 松井愛莉
2023年/日本/99分/5.1ch/スタンダード
©JOKER FILMS INC.
制作プロダクション:ジョーカーフィルムズ、ポトフ
企画・製作・配給:ジョーカーフィルムズ
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