『I AM JAM ピザの惑星危機一髪！』先行上映会舞台挨拶

先行上映会舞台挨拶

12月3日より東京はポレポレ東中野で上映がスタートする活弁付き新作無声映画『I AM JAM ピザの惑星危機一髪！』の先行上映会＆舞台挨拶が11月19日行われ、登壇：主演・監督辻凪子、間寛平、長野こうへい、黒住尚生、MC: 活動写真弁士大森くみこをに行いました
『IAM-JAM』先行上映会
先行上映会舞台挨拶
日程：11月19日（土）
場所：新文芸坐
登壇：主演・監督辻凪子、間寛平、長野こうへい、黒住尚生
ＭＣ：活動写真弁士大森くみこ

辻凪子、間寛平ら登壇

なぜ、平成生まれの監督がこの令和の時代に、活弁ありきの新作無声映画をつくろうと思ったのか？という問いかけに、辻凪子監督は「大学一回生の時、初めて大森くみこさんの活弁を見て、すごく新しい娯楽だと思ったんです。その時はジョルジュ・メリエスの作品を上映していたのですが、100年前の映画がこんなにも面白いだってびっくりしました。その経験があって、大学を卒業した後に、今回のプロデューサーの岡本さんから「活弁映画を撮りませんか」と声をかけてもらったんです。制作から完成までに３年かかりました。」と、これまでの経緯を語ると、映画の感想を聞かれた間寛平は「前の方の席でスクリーン見てたら首が痛くなってん！」とぼやき、観客席を笑いの渦に。映画については「可愛い映画でしたね。とても夢のある映画でしたわ。活弁映画、初めて見たけど、ピアノの伴奏とかも上手いこと弾くな～って思って」と感心しきりの様子。

辻凪子監督との出会いについて寛平は、「若手を育てる為に立ち上げた劇団「間座」で虫の芝居を作ることになり、そのオーディションに来てくれて」と振り返り、辻は「私は蝉の幼虫役を演じました（笑）」。寛平は続けて「でも「間座」は凄いんですよ、所属していたアインシュタインやミルクボーイ、『カメラを止めるな！』のどんぐりさん（竹原芳子）などみんな売れていった！凪子ちゃんも活躍してるしね」。辻は「寛平さんの劇団に出させて頂いたことで、私の夢である喜劇女優デビューの道を切り開いて頂いた。本当に感謝しています」。

本作への寛平の出演について、辻凪子は「寛平さんにお爺ちゃん役で出演頂き本当に感激です。いつも見ていた寛平さんの顔とは全く違う、素晴らしい演技でした」と称え、「私の実際のお爺ちゃんも物作りが大好きでずっと夢を追いかけ続けていた。寛平さんも芸人だけでなくマラソンなど新しいことに挑戦し続けていますよね？」と振られると寛平は、「最近は木登りに挑戦してそれを配信して盛り上がっていたんやけど、落ちてね（笑）。肋骨や鎖骨も折れて、ボルト入れてたんやけどそれも外れてほら！」と両手をあげて完治をアピールしていた。
最後に観客の皆さまに向けてメッセージを、と振られたふたりは
寛平「アメマ～～！！！」
辻「アメマ～～！！！」と絶叫。
寛平「いや、アンタはそれじゃアカンやろ、ちゃんと挨拶せな。
辻：失礼いたしました。こんな小さな映画にたくさんの方が協力してくださって、一人一人にありがとうって言いたいです。自分の27年間の全てを詰め込んだ映画です。これから「I AM JAM」チームで全国の映画館をまわって活弁上映します。ぜひこの映画のことを、だれかに伝えてもらえたら、皆さんのお力をいただければ嬉しいです。