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沢田研二&松たか子が食す

沢田研二主演、松たか子共演の中江裕司監督最新作『土を喰らう十二ヵ月』が全国公開中です。
1978年に作家・水上勉が記した料理エッセイから、中江裕司監督が物語を紡ぎ出した本作。

人々がいつしか忘れてしまった土の匂いのする生活を思い起こさせ、人としての豊かな生き方を教えてくれる作品となっています。

春はたけのこ

≪いっしょのご飯がいちばんうまい≫決定版!

本編特別映像到着。

若竹煮_土を喰らう十二ヵ月
作家のツトム(沢田)は人里離れた信州の山荘で、犬のさんしょ、13年前に亡くなった妻の遺骨と共に暮らし、畑で育てた野菜や山菜を収穫し幼少期に禅寺で習った精進料理を作る日々を送っている。時折、訪ねてくる食いしん坊の担当編集者真知子(松)と旬のものを料理して食べるのは、楽しく格別な時間。

「この映画を撮りながら、いつも考えていたのは〈好きな人と食う飯がいちばん美味い〉ということです。そこに究極の答えがあるかもしれない。食べることは生きることだけど、一人で食べていてもあまり楽しくない。でも、好きな人と食べていると楽しいし美味しい。それが人間じゃないのかって。この映画は理屈をこねるものではなく、魂で感じる作品だと思います。」中江監督は語る。

沢田研二と松たか子、たけのこを頬張る。
一緒に食べたい!おすそ分け本編映像到着。

小満。あらゆる生命が満ち満ちていく頃。東京から車を走らせツトムの家にやってきた真知子を待っていたのは、たけのこの匂い。ツトムが調理をしている。ツトムと真知子は大皿を準備し、湯気が立ち込めるたけのこを鍋から移し、軒先で摘んだ木の芽をふんだんに掴みいれる。時間との勝負と言わんばかりに二人は、一刻を争いながら居間へ。

そして、いよいよと出来立てのたけのこに喰らいつく。
一心にかぶりつく真知子の姿を見届けて、ツトムは出し汁をいれてやる、そんなささやかで自然な一つ一つのやりとりにほぐされる。繊細な味を噛みしめ恍惚とした表情を浮かべる二人の姿。見ているこちらまでたけのこに思いを馳せてしまいます。

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『土を喰らう十二ヵ月』

新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座他にて全国公開中!

https://tsuchiwokurau12.jp

1978年に作家・水上勉が記した料理エッセイから、中江裕司監督が物語を紡ぎ出した本作は、人々がいつしか忘れてしまった土の匂いのする生活を思い起こさせ、人としての豊かな生き方を教えてくれる。主演の作家ツトム役の沢田研二は、物語を凌駕する圧倒的な存在感をみせ、ヒロインの年の離れた恋人・真知子役には松たか子。料理をほおばる姿などチャーミングな魅力を十
二分に発揮。その他、火野正平、檀ふみ、西田尚美、尾美としのりら実力派俳優が脇を固め、演劇界の重鎮・奈良岡朋子も出演。目も心も満たしてくれる旬の野菜で作る料理の数々。ほうれん草の胡麻和え、若竹煮、胡麻豆腐など、ツトムが寺で覚えた料理を具現化したのは、映画初参加となる料理研究家の土井善晴。

食材は、撮影前に畑を開墾し育て収穫したものを使用するなど四季を撮るため、日本映画では1年6カ月に渡る撮影を敢行するなど“土を喰らう”本質に徹底的なこだわりが詰まっている。
自然を慈しみ、人と触れ合い、おいしいご飯を作り、誰かと食べられることに感謝する日々を送る男の姿を通して、丁寧な生き方とはどういうものか、真の豊かさとは何かを問いかける。
春はたけのこ。≪いっしょのご飯がいちばんうまい≫決定版!
『土を喰らう十二ヵ月』

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出演:沢田研二 松たか子 西田尚美 尾美としのり 瀧川鯉八 / 檀ふみ 火野正平 奈良岡朋子
監督・脚本:中江裕司 原案:水上勉 『土を喰う日々 ―わが精進十二ヵ月―』(新潮文庫刊) 『土を喰ふ日々 わが精進十二ヶ月』(文化出版局刊)
料理:土井善晴 音楽:大友良英
製作:『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会
配給:日活 制作:オフィス・シロウズ
©2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会

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