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『駅までの道をおしえて』韓国で公開

2019年10月18日より新宿ピカデリーほかで全国公開された、伊集院静原作、新津ちせ主演映画『駅までの道をおしえて』。 

公開後に「涙なしでは見れない映画」「大切な人と見たい映画」「宝物のような映画を見つけた」と数多くの反響があった今作ですが2020年2月タイでの劇場公開を皮切りに、香港、台湾(配信)で公開され、ヨーロッパを中心に多数企画上映されている中、遂に2月17日より、韓国で30館以上での劇場公開が決定。主演の新津ちせからコメントが到着しました。
『駅までの道をおしえて』

新津ちせ(主人公・サヤカ役)コメント

映画「駅までの道をおしえて」主人公サヤカ役の新津ちせです。今月2月17日から韓国で劇場公開されることが決まり、本当にうれしいです!韓国にはお友達も住んでいて、韓国語の挨拶を教えてもらったりもしたので、ぜひ劇場公開に合わせて韓国に行きたかったのですが、感染症拡大防止のため、今はまだ行くことが難しい状況で、すごく残念です。
 この映画は、私が小学校1年生になる頃から2年生の秋まで、約1年半かけて撮影された映画で、私にとってとても大切な作品です。いま私は5年生なので、映画の中の自分はずいぶん小さく感じるのですが、撮影しているあいだは、幼いながらも、自分なりに一生懸命いろんなことを考えて、サヤカとして生きていた毎日でした。
 サヤカの、大切な存在をうしなってしまった悲しみや、「また逢いたい」と心から願う気持ちは、年齢も、性別も、国も超えて、きっと多くの方に共感していただけると思います。ぜひ、韓国でも、たくさんの方にこの映画を見ていただけたらうれしいです!

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『駅までの道をおしえて』

公式サイト:
https://ekimadenomichi.com/

原作は「大人の流儀」シリーズで知られる、直木賞作家・伊集院静原作の同名小説「駅までの道をおしえて」(講談社文庫)。主役のサヤカ役には、新津ちせ。

今作は、一般公募で集まった200人超の候補者の中でオーディションが行われ、当時小学1年生だった新津が主人公サヤカに大抜擢。撮影は丸1年半という長い時間をかけて季節を追いながら、時系列でじっくり撮影するという、近年の日本映画には珍しい、贅沢なスタイルで撮影され、少女の成長がリアルタイムに感じられる作品となりました。
新津が扮する主人公サヤカと出会い、心を通わせることになる孤独な老人・フセ役をパリを拠点に俳優・演出家として活躍し、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙 -サイレンス-』でも強烈な印象を残した笈田ヨシが演じました。

また、サヤカを温かく見守る家族として、両親役には坂井真紀と滝藤賢一、近所で暮らす伯父夫婦にマキタスポーツと羽田美智子、祖父母役には塩見三省と市毛良枝が扮し、さらにサヤカを取り囲む重要人物として、柄本明が動物病院の院長役、余貴美子が病院の看護師長役を務めています。10年後のサヤカ役には『映画 ビリギャル』(15)で日本アカデミー賞優秀主演女優賞および新人俳優賞を受賞、また同作と『ストロボ・エッジ』(15)でブルーリボン賞主演女優賞を受賞し、第45回日本アカデミー賞では『花束みたいな恋をした』で優秀主演女優賞を受賞している有村架純が演じ、日本を代表する豪華俳優陣の共演が実現しています。

【STORY】
サヤカ(新津ちせ)は、赤い電車が通る湾岸の街に両親(坂井真紀、滝藤賢一)と暮らす8歳の少女。体験学級に出かけた数日の間に愛犬のルーがいなくなったことが受け入れられず、ルーと一緒に過ごした場所を訪れては、その姿を探している。ある日、サヤカはかつてルーに導かれて見つけた、線路の跡が残る原っぱで一匹の犬と出会う。犬はすぐに姿を消すが、数日後、近所の喫茶店の前につながれていた。サヤカは、見るからに頑固そうなマスターのフセ老人(笈田ヨシ)に、犬の名前はルースで、ルースの方から店にやってきたのだと聞かされる。時の止まったようなジャズ喫茶を営むフセ老人もまた、数十年前に幼くして亡くなった息子の死を受け入れられずにいた。
やがてサヤカは喫茶店に通うようになり、ルーの思い出話をしたり、フセ老人の息子コウイチローの話を聞いたりするうちに、フセ老人と打ち解けていく。サヤカは、フセ老人が待っているという大切な「何か」を、ただ待ち続けるのではなく、一緒に探しに行こうと提案する。週末。サヤカとフセ老人とルースは海に向かった。「何か」とは一体なんなのか?
そして二人は「何か」を見つけることができるのだろうか?

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≪キャスト≫
出演:新津ちせ 有村架純/坂井真紀 滝藤賢一/羽田美智子 マキタスポーツ 余貴美子 柄本明 /市毛良枝 塩見三省 /笈田ヨシ
≪スタッフ≫
脚色・監督:橋本直樹
原作:伊集院静 「駅までの道をおしえて」講談社文庫
企画・製作:GUM・ウィルコ/製作プロダクション:ウィルコ
配給・宣伝:キュー・テック/配給協力:GUM WORLD
©2019映画『駅までの道をおしえて』production committee

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