“宇宙とAI”をテーマ 磯光雄監督TVアニメ「電脳コイル」で数多くの賞を受賞した磯光雄が15年ぶりに原作・脚本・監督を務めるオリジナルアニメ『地球外少年少女』。1月28日(金)より、前編「地球外からの使者」がついに上映開始となり、新宿ピカデリーにて初日舞台挨拶が開催されました。本作を手掛けた磯光雄監督をはじめ、藤原夏海(相模登矢役)、和氣あず未(七瀬・Б・心葉役)、小野賢章(筑波大洋役)、赤﨑千夏(美笹美衣奈役)らが登壇しました。 |
|
磯光監督&豪華声優キャスト登壇監督に、本作を手掛けることになったきっかけを尋ねると、プロデューサーと呑んでいた当時の様子を振り返り、「これから宇宙が流行り始めるという話は聞いていたので、宇宙ものをやりたいねと話していました。普通の宇宙もののアニメが少なかったので、“じゃあ、俺たちが作っちゃおうか”と話したのが最初のきっかけです。」と語りました。 また、完成された映像の感想をキャスト陣に伺うと、藤原さんが元気よく「“あんしん”に行きたい!」と答え、会場が和やかなムードに。作中に登場する日本製の商業宇宙ステーション「あんしん」に行きたくてうずうずしている、と感想を語りました。藤原さんの発言を受けて、和氣さんも「宇宙への夢が広がって、監督ありがとう!」と元気に答え、続いて小野さんが「ワクワクが止まらなーい!」、赤﨑さんは「世界平和~!」とテンポ良く答え、周りから笑いがこぼれました。赤﨑さんは「(宇宙と月で)育ってきた環境の違う子供たちが、手を取りあっていく姿が素晴らしいなと思いました。」と物語の印象を語りました。 最初のトークコーナー「教えて磯監督」では、作品をより深く知るために、キャスト陣より磯監督に質問を行うことに。赤﨑さんから「最初に誕生したキャラクターは?当初の想定から全く違う性格や見た目になったキャラは?」との質問があり、磯監督は、「最初に思いついたのは、やはり主人公の登矢です。少し暗い顔をした男の子で、キャラクターデザインの吉田健一くんや、周りからも“難しいキャラクター”だと言われ続けました。自分がモデルなので、“そんなに自分は難しいかな?”と思いました。」と苦笑い。そして、「想定から違ってきたキャラクターは、やはり美衣奈です。」と赤﨑さんが演じる宇宙(そら)チューバーの美衣奈を挙げ、「うっすらとしたイメージはありましたが、キャラクターデザインの吉田くんに任せました。キャピキャピした性格で、オシャレな雰囲気になったところで、赤﨑さんが想定外の声を次々と与えてくれました。台本と違う台詞もあって……」と笑いながら答えると、赤﨑さんが「確かに自由にやらせていただいた記憶はありますが……」と戸惑いつつ答える場面もあり、「とても面白いキャラクターになっているので、ぜひご期待ください。」と監督が魅力溢れるキャラクターの印象を語りました。 続いて、「私の2045年」というトークテーマに移り、作品にあわせて、今から23年後の2045年に、監督とキャスト陣がどんな暮らしをしているか予測してもらうことに。 大盛り上がりとなった舞台挨拶はあっという間に終演の時間に。 最後に、登壇者一人一人よりメッセージ藤原さん「宇宙に好奇心はあったのですが、この作品に触れることでさらに好奇心が増した感じがします。宇宙について興味が沸くきっかけになれれば嬉しいです。磯監督の描く世界観がとても楽しいので、まずは前編を全力で楽しんでください。」 和氣さん「映像を観た時に、宇宙の綺麗さに感動したので、皆様も楽しみに観ていただきたいです。ぜひ、考察してみたり、感想も聞かせていただけたらと思っています。」 小野さん「完成した映像を観て、ワクワクしたのと同時に、妙にリアルに感じました。近い未来にこういう世界があるのではないかと思わせてくれる作品です。大画面で感じていただけたらと思います。」 赤﨑さん「色々なスタッフやキャストの想いがたくさん詰まった作品です。それを劇場でぜひ受け止めていただきたいです。お楽しみに!」 磯監督「映画館の大画面と音響で聴くと、迫力が全く違うので、ぜひ大画面でお楽しみください。ぎっしりと情報を詰め込んでいて、何度観ても面白いように作っています。大画面で観て、その後、配信などでも繰り返し観ていただきたいです。」
|
|
『地球外少年少女』前編 初日舞台挨拶オリジナルアニメ『地球外少年少女』は、前編が絶賛上映中、2月11日(金)より後編が新宿ピカデリー他にて2週限定劇場上映となります。劇場公開限定版Blu-ray&DVDは、2月11日(金)に発売、Netflixにて世界同時配信中! <上映劇場> |
<スタッフ>
原作・脚本・監督:磯 光雄(「電脳コイル」)
キャラクターデザイン:吉田 健一(「交響詩篇エウレカセブン」シリーズ、「ガンダム Gのレコンギスタ」他)
メインアニメーター:井上 俊之(「電脳コイル」、「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」他)
美術監督:池田 裕輔
色彩設計:田中 美穂
音楽:石塚 玲依
音響監督:清水 洋史
制作:Production +h.
配給:アスミック・エース/エイベックス・ピクチャーズ
製作:地球外少年少女製作委員会
<キャスト>
相模登矢:藤原夏海
七瀬・Б・心葉:和氣あず未 ※「Б」はキリル文字の大文字となります。
筑波大洋:小野賢章
美笹美衣奈:赤﨑千夏
種子島博士:小林由美子
那沙・ヒューストン:伊瀬茉莉也 ほか
<主題歌>
春猿火(KAMITSUBAKI RECORD)「Oarana」
作詞・作曲:Vincent Diamante