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フランス映画『クナシリ』日本緊急公開決定旧ソ連出身フランス在住の監督が国後島の現実を映したドキュメンタリー『クナシリ』が、12月4日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次“緊急”公開することが決定。この度、メインビジュアル、予告編が完成しました。 日本人墓地は土に埋もれたまま無残に放置されており、島民らの生活圏も、整備が行き届いていない家やゴミが散らばり荒れ果ててているなど、忘れ去られた島のような寂しい風景が広がる。 政治に翻弄され、複雑な思いを抱える島民ら。現状を嘆き、率直に生活苦を語る彼らの厳しい暮らしについて日本ではあまり知られていない。 この度完成した予告編は、テレビ画面に当時の首相、安倍総理が意気揚々と「互いの信頼関係をより深め 平和条約を締結し…」とスピーチするも、とくに気にもとめていない様子のプーチン大統領が映る場面から始まる。実際は、第二次世界大戦から76年、日本とロシアには平和条約は結ばれていない。「ゴミ溜めしかない」「トイレが無くて困る」と話す島民らの姿から私たちは何を思うのか、全容が気になる予告編となっている。 旧ソ連(現ベラルーシ)出身で、現在はフランスを拠点とするウラジーミル・コズロフ監督が、ロシア連邦保安庁の特別許可と国境警察の通行許可を得て撮影した国後島の現在。解散総選挙が迫る中、北方領土問題も忘れてはいけない。 ドキュメンタリー『クナシリ』原題:KOUNACHIRは、12月4日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。 公式サイト: |
監督・脚本:ウラジーミル・コズロフ
撮影:グレブ・テレショフ
製作:デヴィッド・フーシェ
2019年/ドキュメンタリー/フランス/74分/5.1ch/ビスタ
日本語字幕:松永昌子
配給・宣伝 アンプラグド
© Les Films du Temps Scellé – Les Docs du Nord 2019