石井裕也監督の最新作『アジアの天使』が7月2日(金)よりテアトル新宿他全国ロードショーとなります。 石井監督が、あらためて初心に返り、これまでの経験値に頼らずにオール韓国ロケで挑んだ意欲作。優しさと力強さが調和した人間ドラマであり、誰も見たことのない「アジアの家族映画」が完成しました。 主人公のシングルファーザー、青木剛を演じたのは『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『町田くんの世界』『ぼくたちの家族』など、石井監督作品には欠かせない顔である池松壮亮。最愛の妻を失い絶望的な別れと向き合ったからこそ、言葉や文化を超えて人と人が分かり合おうとすることをあきらめないその姿は、この世界の豊かさを信じる力そのもののようです。剛が身を寄せる韓国在住の兄には、ギャラクシー賞月間賞も受賞した石井監督演出のTVドラマ「おかしの家」で主演をつとめたオダギリジョー。 『悲夢』(09)、『マイウェイ 12,000キロの真実』(12)などへの出演歴があり韓国映画界との縁も深いオダギリが、剛とは対照的にいい加減に見えてどこか憎めない風来坊を体現しています。元アイドルで売れない歌手のチェ・ソルは、『金子文子と朴烈』(17)で長編映画初主演を飾り、『Our Body』(18)で第23回釜山国際映画祭「今年の俳優賞」を受賞した実力派のチェ・ヒソが繊細に演じています。 |
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剛のひとり息子・学(まなぶ)を演じた佐藤凌 池松壮亮×チェ・ヒソ×佐藤凌とのメイキングムービー解禁! 舞台で演技経験を積んだ佐藤は本作で映画デビュー。オーディションで石井監督に見いだされた佐藤は、母親と一緒に韓国にわたり2020年2月から1か月半に及ぶ韓国での撮影を乗り切った。若干8歳の佐藤は、撮影中は母親と二人三脚で演技の練習し、撮影に臨んだという。自身の役について佐藤は「お母さんを亡くした学は、お母さんに会いたいと思っています。韓国に渡ってとても勇気がある子だと思います。」と振り返る。 思い出に残っているシーンについて、学が海を見に行くシーンを挙げた佐藤は「学は、海にいったらまたお母さんにまた会えるんじゃないかと思っているんです」と内に秘める母を恋しく思う学の気持ちを代弁した。学が大切に持っている1枚の家族写真にも触れ(海辺で亡き母親と父の剛、学の3ショット写真)学がところどころで写真を眺めるシーンが印象的だとも語った。 父親役の池松との撮影について聞かれた佐藤は、「池松さんは僕の撮影が終わるまで待っててくれたり、オレンジジュースを買ってくれたり、本当に優しくしてくれました。」と振り返る、撮影合間も池松の父親役は健在だったようだ。そんな池松も佐藤について聞かれると「まだ8歳の凌が韓国にきて、初めて映画という冒険に参加していましたので、僕自身も、凌自身もこの撮影が人生の特別な時間になったらいいなと思っていました。 また父親としてなのか、同じ俳優としてなのか、男としてなのかは分かりませんが、凌の成長を見たかったというのはあります。」と貴重な韓国ロケでの佐藤との共演について語った。 |
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この度解禁された映像は、池松壮亮、チェ・ヒソ、佐藤凌の撮影合間のメイキング映像と佐藤のクランクアップ時の挨拶の映像。食卓を囲むシーンの合間につまみ食いをする佐藤とそれを見ている池松とヒソ。近い距離感が垣間見れる、まるで家族のようなほっこりする一幕を公開。クランクアップ後の挨拶時、佐藤は「みなさんありがとうございました、とてもとても楽しい毎日でした。また、皆さんと会えるように頑張ります、そのために、ぼくは何でも諦めません!チョヌンポギアネヨ!(韓国語=ぼくはあきらめない)」と言うと思わず涙。すかさずヒソがそばに寄り添い抱きしめてあげるという微笑ましい様子が収められている。 『アジアの天使』7月2日(金)テアトル新宿ほか全国公開 ストーリー |
出演:池松壮亮、チェ・ヒソ、オダギリジョー、キム・ミンジェ キム・イェウン 佐藤凌
脚本・監督:石井裕也
エグゼクティブプロデューサー:飯田雅裕 プロデューサー:永井拓郎、パク・ジョンボム、オ・ジユン
撮影監督:キム・ジョンソン 音楽:パク・イニョン
制作プロダクション:RIKIプロジェクト、SECONDWIND FILM 製作:『アジアの天使』フィルムパートナーズ 配給・宣伝:クロックワークス
(c) 2021 The Asian Angel Film Partners