「今までになかったガールズムービーになる」
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東京の上流階級に生まれ育った「箱入り娘」の華子と、猛勉強して入った名門大学を家庭の事情で中退した「上京組」の美紀。同じ東京という空の下、相容れることの無い異なる境遇を生きてきた2人が、人生を交差させ、恋愛や結婚だけではないそれぞれの人生を切り拓いていく…。そんな姿を小気味よく、鮮やかに描いたシスターフッドムービーとなっている本作。
今回、そんな本作で、華子と美紀を演じた門脇と水原が、映画について、自身が演じた役柄についての想いを明かす特別映像が到着しました。 「女の子2人の映画って世界中でも今までもたくさん作られてきているけど、お互いバラバラに一歩一歩歩む、そういう映画は見たことが無かった」と語るのは本作で華子を演じ、主演として現場を牽引した門脇。「今までになかったガールズムービーになる」と自信を覗かせるその姿とは裏腹に、劇中では、少ないセリフと控えめな表現で箱入り娘の華子を見事に体現した。結婚=幸せであることを信じ、家族や家柄といった狭い世界の価値観から抜け出せずにいる華子について、「自分が“これをしたい”と決断することで、家族が傷ついたり、裏切ってしまった、ということもあるからレールを踏み外せない」と分析をしながら、「台本を更新していく喜びがすごくあった」と当時の撮影を振り返ります。 一方で、自身が演じた美紀という役柄を「挫折を繰り返しながらも、自分の居場所を一生懸命見つけて強く生きていく女性」と語る水原。門脇同様、現場で進化していく台本や物語を肌で感じたようで「実際やってみて(台本より)もっと膨らむ感じはあったよね」と振り返っており、その言葉を裏付けるように、映像内では、岨手監督と念入りに話し込む門脇、水原の姿も映し出されています。 現場での共演シーンでは「鳥肌がたった」と水原を褒め称える門脇に対し、「かっこよかった」と最大の賛辞を贈る水原。同時代を代表しながらも、真逆とも言える持ち味を持つ女優2人の個性が静かに交わる共演シーンは、本作の大きな見どころ。 |
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出身地、学校、会社など、選別され続けることによる生きづらさをしっかり捉えつつも、その中で自分自身を見出していく微かな希望があることを語りかけ、20 代後半から 30 代にかけて息苦しさを抱える女性たちが軽やかに変化していくその姿を、最後の青春譚として静かに紡いでゆく
映画『あのこは貴族』2月26日(金)公開。 主人公の箱入り娘・華子に門脇麦。地方から上京し、自力で生きる美紀役は水原希子が演じます。奇しくも二人を繋ぐことになる、弁護士・幸一郎役に高良健吾、華子の学生時代からの友人でバイオリニストの逸子役に石橋静河、美紀の地元の友人で同じ名門大学に入学する・平田役に山下リオと、若手実力派俳優が集結しました。 ものがたり・・・ 公式サイト: 公式Twitter&公式Instagram: |
監督・脚本:岨手由貴子
出演:門脇麦、水原希子、高良健吾、石橋静河、山下リオ ほか
原作:山内マリコ(「あのこは貴族」集英社文庫刊)
配給:東京テアトル/バンダイナムコアーツ
©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会