今年で11回目を迎えた「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」(埼玉県川口市)は2014年 7月19日(土)~27日(日) で開催中です。
7月25日にはアニメDAYと題して、アニメ部門コンペ全14作品の上映、「劇場版 あの日見た花の名前を僕達は忘れない。」上映とパネル展示、「ヤマノススメ セカンドシーズン」のパネル展示などが行われ、そのとりとして 株式会社サンライズ 代表取締役会長 内田健二さんを招いてのトークショーが行われました。内田さんはZガンダム以降のガンダムやケロロ軍曹のプロデュースを手掛けてきた重鎮です。 『サンライズのトップが、世界のクリエーターに熱き思いを語る!』 |
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先ずは、サンライズ作品プロモーション映像上映が行われ、続いて内田健二氏トークショーがスタート。
MC:プロデューサーとしてのこれまでのアニメ作品とのかかわりは? 内田氏:今日は多様な方が来られているので で、Zガンダムのプロデューサーになりガンダム4作ほど、その後ライジンオウなどの子供向けロボット向けをやりました。プロデューサーは先ずは作品企画をして、クリエーターを集めて企画を練る。そして、2番目にお金を集めてくる。そして、3つ目は製作。最後まで作品を完成させること。4つ目にお金を回収して還元すること。この4つがPの役割。 共同でやったり、1人でやったりします。ケロロなどもそうですね。 MC:富野 由悠季さんとの出会いは・・・ 内田氏:先ほどある監督に声をかけられて入社したといいましたが、それが富野さん。。。ではなく。長浜忠夫監督。彼が「ベル薔薇」をやるのでサンライズを離れて、富野さんが私のいるスタジオに来たんですね。プロデューサーとして鍛えていただいて。長浜監督と富野監督に出会ったのを感謝しています。 |
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MC:アニメの聖地・埼玉県をどうみるか? 内田氏:クレヨンしんちゃんは放送開始直後は非難ごうごうだったと思いますが。我々から見るとアニメと埼玉を結びつけた作品で、その後らき☆すた、あの花と良い作品が続いて結果として聖地化したわけです。実際どうして?は、わからないですが。自然があって、ある規模のある町があって、東京と違って実感できる範囲で生活の場があるそういう場所だからクリエーターが選ぶのかなと。 MC:コンペ7作品を観ていただいてアニメクリエーターへご感想を MC:ケロロ軍曹のアニメ化について 内田氏:総合プロデューサーで企画とお金集めをしたのですが、サンライズのロボットものを作っていたプロデューサーがやりたいと持ってきた漫画がケロロ軍曹。私は知らなかったんですが直ぐにはまって。ただ原作は大人向けだったのとガンダムのパロディーをどう扱うかで・・・練った結果SFホームコメディーに出来るのではないかと考えてTVのケロロ軍曹に仕立て直しました。これはクレヨンしんちゃんも原作は大人向けで子供向けにした点では同じようなケースかもしれませんね。TV局持っていったときにも「軍曹」は・・・って、で、出てきたのが「ケロロくん」でも、そこだけは譲れなかったんですよ。 |
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その後Q&A Q:ガンダムパロディーに対してサンライズとして A:企画の段階で、ガンダムの許諾は得てないんですけど、ガンダムに対する愛があるので直ぐに通りました、それより、クリエーターの触れ幅が大きかったのでガンプラそれもファーストだけに限定しようってことにしました。 Q:プロモーションの最後のジ・オリジンに関して A:ガンダム35年目。ファーストガンダムは、敵味方双方に言い分があったり、ロボットではなく兵器として表現されていたり、世界に通用するコンテンツですが、やはり絵が古くなっているので、安彦さんが10年かけて漫画で書いたものを新しい映像で作ろうと。そして、シャアとセイラの兄妹の少年時代を見事に加えてくれたのでサンライズとしては映像化しようと思いました。 |
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最後に、TVアニメ「ケロロ軍曹」特別上映が行われました。 内田健二氏が選ぶ思い出の1話に選んだのが 第33話「ケロロ小隊 アニメで地球侵略であります」 アニメをつくる大変さがわかる作品です。 因みに ケロロ軍曹 |