現在制作中の映画『子供はわかってあげない』が来年初夏に公開される運びとなりました。
原作は、「マンガ大賞2015」で2位にランクインした、 長編デビュー作。「モーニング」連載時から話題沸騰だった傑作コミックの映画化。 上白石萌歌 コメント(朔田 美波/さくた みなみ 役) かねてから大好きだった沖田監督の作品に携われることが心から幸せでした。瑞々しい原作の空気感と沖田監督の映像美がどんな化学反応を起こすのか楽しみで仕方がありませんでした。ずっと沖田監督の世界で息をしていたくて、撮影が終わるのがとても寂しかったです。そして、共演の細田佳央太さんはお芝居をするうえで一番助けられた存在。門司くんは彼そのもので、細田さんがいなければ美波を演じきれなかったかもしれないと思うほどです。10代最後の夏はすべての想いをこの作品に込めました。きっと人生の宝になります。 |
|
相手役には細田佳央太。超新人ながら石井裕也監督作『町田くんの世界』主演に大抜擢され話題を呼んだ。本作では沖田監督とタッグを組み日本映画を代表する監督たちの起用が続く。
細田佳央太 コメント(門司 昭平/もじ しょうへい 役) 沖田監督から『原作の門司くんっぽさは台詞で表しているから、細田くんは自由にお芝居して良いよ』と言って頂いて作品に入ったので、原作を意識しすぎず自分らしく門司くんと向き合うことが出来ました。 |
|
監督は『南極料理人』『横道世之介』など、手がけた作品たちが愛され続け、新作が待ち望まれる沖田修一。昨年5月公開、山﨑努・樹木希林が演じる円熟の夫婦を描いた『モリのいる場所』から一転、沖田監督が選んだのは、自身が熱望していたテーマのひとつである“高校生の青春”。ユーモアあふれる、あたたかい人間ドラマを描いてきた沖田監督が、初めての漫画原作の映画化に、新たな一面が加わる。10代の揺れる心をどう描くのか―
沖田修一監督 コメント 何気なく手にして読んだ、好きな原作でした。田島列島さんの描かれた、独特のユーモアのようなものを、映画にするのが、難しそうでしたが、それ以上に楽しそうで、挑戦してみることにしました。美波を探す中で、上白石さんに会いました。自分の映画の雰囲気に、とても似合いそうだと思いました。素朴な可愛らしさがあって、映画のために身体を張ってくれる強さもありました。あと、すごい泳げました。細田くんは、驚くほどに純粋な青年で、今時珍しいくらいでした。この二人と一緒に、映画を作れる喜びを感じながら、一夏の撮影をさせてもらいました。 |
|
原作は田島列島の『子供はわかってあげない』。軽やかで味わい深く、秀逸なセリフが胸に刺さる作品は、大人の気づきが多いと幅広い層に熱く支持されている。SNSやインタビューなどで糸井重里、夏帆、西野七瀬ほか著名人たちが好きな作品として挙げている。
来年(2020年)の初夏公開をお楽しみに!ご期待ください。 『子供はわかってあげない』 HP: twitter: |
キャスト:
上白石萌歌 細田佳央太
監督:沖田修一
原作:田島列島『子供はわかってあげない』(講談社モーニングKC刊)
企画・製作幹事:アミューズ
配給:日活
制作プロダクション:オフィス・シロウズ
2020「子供はわかってあげない」製作委員会 田島列島/講談社