バブル崩壊直前の日本で最も嫌われた伝説の漫画を、主演に池松壮亮、ヒロインに蒼井優を迎え、真利子哲也監督により映画化した『宮本から君へ』が9月27日(金)より全国公開となった。
10月6日(日)に角川シネマ有楽町にて、原作者の新井英樹と実業家の堀江貴文によるトークイベントが開催された。 日付:10月6日(日) |
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新井の原作は全て読了し、中でも「宮本から君へ」が好きと豪語する堀江さんは、開口一番、
堀江さん:1990年にモーニング(講談社)で連載をスタートした本作が30年を経た今なぜ映画化となったんですか? と質問。 新井さん:映画の企画は何度もあったんですが、実現しなかった。ようやく動き出した時、映画化を前提にしたドラマ化がスタートしました。なんですが、そのドラマ放送後に映画化の話が一旦消滅して、そこから奇跡の復活をしたんです。 堀江さん:奇跡のキャスティング! と称賛をおくり、 堀江さん:蒼井優が中野靖子を演じたことを考えると30年待った価値があった。 と話す。新井さんは映画を観た際に、 新井さん:蒼井さんの顔が、本当に中野靖子になっていて。 と驚いたという。 堀江さん:ラグビーワールドカップ開催中タイミングでの公開は、狙ってましたか? と質問が飛ぶと、 新井さん:偶然だけど、タイミングはバッチリ! と笑う。漫画には、新井が高校時代ラグビー部だった経験も生かされている。 そして、堀江から原作当時いかに本作がセンセーショナルだったかという話題を振られると、本作の宮本と靖子に起きる衝撃の事件について、新井さんは、当時の編集長から、靖子が襲われる物語を描かないか、と提案され、その誘惑に負けたこと話す。「中野靖子、ごめん」と思いながらも、表現への挑戦として物語を描いているうちに、宮本が、どんなに頑張っても靖子を救うことができないと悟った。絶対に二人を別れさせたくない一心で物語を紡いだが、新井の心が救われることはなかった。だが、本作の撮影で、池松演じる宮本からのプロポーズのシーンで蒼井が「素で感動した」と発言したことで、 と喜びをあらわにした。 最後に、 堀江さん;素晴らしい作品です。(最後の結末まで)全部知っている原作ファンが見てもハラハラして、感動する、むしろ知っていた方が楽しめる映画だと思います。ぜひ周りに宮本よかったと広めてほしい・ といい、 新井さん:(映画は)奇跡の出来になったと思います。ぜひ映画を広めてほしいです! と力強くPRした。 |
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映画『宮本から君へ』
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原作: 新井英樹 『宮本から君へ』 百万年書房/太田出版刊
監督:真利子哲也
脚本:真利子哲也、港岳彦
出演:池松壮亮 蒼井優 井浦新 一ノ瀬ワタル 柄本時生 星田英利 古舘寛治 ピエール瀧 佐藤二朗 松山ケンイチ
主題歌:宮本浩次「Do you remember?」(ユニバーサルシグマ) レコーディングメンバー
Vocal:宮本浩次、Guitar:横山健、Bass:Jun Gray、Drums:Jah-Rah