この度、澤佳一郎監督作品『そこにあるもの』が、2019年11月16日(土)~29日(金)にかけ、池袋シネマ・ロサにてモーニングショーにて公開される運びとなりました。 本作は、盲養護老人ホーム「聖明園曙荘」で生活する人々に密着したドキュメンタリー作品となっており、「視覚情報に頼る日常の中で、埋もれてしまっている大切なもの」を追求した、澤佳一郎監督の渾身の作品として完成いたしました。公開期間中、字幕と音声ガイド付きの上映を限定的(11月23.24.25日)に予定しており、その音声ガイドを女優のしゅはまはるみが務めたのも話題の一つです。 |
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諏訪敦彦監督コメント 「そこにあるもの」の映像に初めて出会ってから、長い年月が流れた。 しかし時を隔てて今再びこれらの映像を見はじめた途端、この人々の声、身のこなし、笑い方、庭の草花の佇まい、 施設の廊下に流れる時間、そんな細部までもが瞬間にありありと思い出された。 まるで彼女たちがずっと私の中に棲んでいたかのような不思議な感覚。何か特別な物語が語られるわけではない。 声高な主張もないし、始まりも終わりもない。ただ「見えない」世界を生きている彼女たちの時間と、見たいものしか 見ようとしない私たちの時間が、やがて溶け合って地続きの時間として映画の中に流れてゆく。 ささやかだけれど、それは稀有な体験であると思う。 そっとバラの花弁に手で触れながら花を楽しむ彼女を見つめる観客の瞳に今また彼女たちの時間が流れ始める。 そして、きっと伊藤さんや、初枝さんは、朗らかな笑い声と共にずっとそこに棲み続けるのだろう。 飯塚俊男監督コメント |
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『そこにあるもの』 英題:scene in the dark 2019年11月16日(土)より、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開! 公式サイト: また全国公開していくにあたっての上映支援を公式サイト及びクラウドファンディングプラットフォームのMotionGalleryにて募っている。 |
【協力】社会福祉法人聖明福祉協会 盲養護老人ホーム聖明園曙荘
【後援】社会福祉法人日本視覚障害者団体連合(旧 日本盲人会連合)
【助言】諏訪敦彦 筒井武文 塩崎登史子 内藤雅行
【監督・撮影・編集】澤佳一郎【撮影】曽我由香里【録音】須藤慎
【音声ガイド】しゅはまはるみ
制作:映画美学校 reclusivefactory 配給:株式会社 ロサ映画社
[2010年|日本|68分|カラー|ステレオ|DCP]©2010 reclusive factory