ロシアで上映が禁止され話題を読んだ問題作『スターリンの葬送狂騒曲』を、8月3日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ他全国で順次公開となります。 監督・脚本を務めるのは、エミー賞受賞とアカデミー賞ノミネートの経験をもち、政治風刺作品に定評のあるアーマンド・イアヌッチ監督。 これまでにも、英国政権の内部を描いたコメディドラマシリーズ「官僚天国」や、米国の女性副大統領を主人公にその日常を描いたコメディドラマシリーズ「Veep/ヴィープ」、米英両国の閣僚や官僚を描いた映画『In the Loop』などを手がけ、高い評価を受けています。 そして、この度、イヌアッチ監督のインタビューが到着しましたのでご紹介!
|
|
ロシアで上映が禁止された作品を制作するにあたり
イヌアッチ監督: と話し、 イヌアッチ監督: 本作を手がけるにあたって意識していたのは、1930年代から40年代、50年代にかけて当時何百万もの人々が命を落とし、姿を消したという事実を決してないがしろにしてはいけないということ。避けて通ったり、軽いジョークで簡単に片づけられる歴史ではない。 映画制作のすべての段階においてこのことを念頭に置き、細心の注意を払う必要があった。 作中の権力者たちの実際の行動にはいじめっ子や子どもみたいな振る舞いが見られ、どこか不思議と喜劇的な部分があった。 と、付け加えます。さらに イヌアッチ監督: と、強権で押さえつけた指導者の末路を語りました。 発禁になるような作品の撮影を彼の地で創ることはできず、英国で創ることに イヌアッチ監督:
イヌアッチ監督: 作品から学んで今日の現実に活かせることがあるとすれば、それは政府が情報の流れをコントロールし、何が真実で何がそうでないかを決めつけだしたときには注意して動向に目を向ける必要があるということだ。それこそが警戒信号だからね。 作品の序盤ではベリヤが悪役で、フルシチョフが面白おかしい男として登場する。そして物語の中で、二人が交わり、フルシチョフは冷酷な人間に変わっていく。一方、ベリヤは善玉になるわけではないが、リベラル派に転身し、より人間らしい一面も少しだけ見えてくる。 と語っています。 |
|
『スターリンの葬送狂騒曲』 8月3日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか、全国順次ロードショー 公式HP: 物語・・・ 97%FRESH!! ―ROTTEN TOMATOES(2018/4/20) |
監督:アーマンド・イアヌッチ
Armando Iannucci
出演:出演:スティーヴ・ブシェミ、サイモン・ラッセル・ビール、ジェフリー・タンバー、オルガ・キュリレンコ 他
配給:ギャガ
(C)2017 MITICO・MAIN JOURNEY・GAUMONT・FRANCE 3 CINEMA・AFPI・PANACHE・PRODUCTIONS・LA CIE CINEMATOGRAPHIQUE・DEATH OF STALIN THE FILM LTD