映画情報どっとこむ ralph エッセイスト・森下典子先生が、約25年に渡って通い続けた茶道教室の日々を綴った大人気エッセイ『日日是好日「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』(新潮文庫刊)を黒木華さん、樹木希林さん、多部未華子さんの初共演で映画化。一期一会の感作、『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)が10月13日(土)全国公開となります。

樹木希林さんは北米最大の日本映画祭第12回「ジャパンカッツ!」で国際的に活躍する日本人俳優に授与される「Cut Above Award for Outstanding Performance in Film」を最高齢受賞したばかり。日日是好日をリアルに過ごされています。

映画情報どっとこむ ralph 今回、本予告が完成。

「世の中には『すぐわかるもの』と『すぐわからないもの』の二種類がある。すぐにわからないものは、長い時間をかけて、少しずつわかってくる」。そんな言葉とともに映し出される、蹲(つくばい)、掛け軸、柄杓(ひしゃく)。静かなお茶室で繰り広げられる、驚くべき精神の大冒険を予感させる茶道具の数々。

典子(黒木華)がお茶を始めて24年が経つ。20歳のときに母親の勧めで、いとこの美智子(多部未華子)と、自宅近くにある武田先生(樹木希林)の茶道教室を訪ねた。「いらっしゃい」と笑顔で迎える武田先生。それがお茶との出逢いだ。帛紗(ふくさ)さばき、茶筅(ちゃせん)通し、畳の歩き⽅・・・「お茶ってなんだかすごく大変」と意味も理由もわからない所作に⼾惑うふたりに、「お茶はね、まず『形』なのよ。初めに『形』を作っておいて、後から『心』が入るものなのね。頭で考えないで自分の手を信じなさい」という武田先生。「習い事の先生」という枠を大きく超えた、あたかも人生の師匠のように、大きな包容力で典子たちを導いていく。

そんなある日、鎌倉の海岸で大学卒業を間近に控えたふたりは、お互いの卒業後を語り合う。本当にしたいことがなんなのかわからないまま悩む典子。就職の挫折、失恋や大切な人との別れ。そして気がつけば、いつもそばに「お茶」があった。次第に「お茶」の魅力に気付き、惹かれていく。

五感を使って、全身で、その瞬間を味わう。典子の何かが変わっていき、やがて「日日是好日」という言葉をかみしめる。青春のほろ苦さや⽢酸っぱさ、「お茶」との出会いを通して典子が成長していく姿も、共感せずにはいられない見どころだ。本作は、黒木華と樹木希林による師弟ドラマ、黒木華と多部未華子の青春ドラマ、ふたつの軸が紡ぎだす、内なる自由と生きる喜び、そして、かけがえのない“今”を描く物語だ。

「私、最近思うんですよ。こうして毎年、同じことができることが幸せなんだって」

と武田先生が語りかける。移ろいゆく日々のなかで「お茶」が教えてくれたこととは?

映画情報どっとこむ ralph 一期一会の感作が誕生した。

日日是好日

10月13日(土)シネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国ロードショー
公式HP:
http://www.nichinichimovie.jp/

Twitter:
https://twitter.com/nichinichimovie


物語・・・
とにかく私はお茶を習うことになった。ニ十歳の春だった。たちまち過ぎていく大学生活、二十歳の典子(黒木華)は自分が「本当にやりたいこと」を見つけられずにいた。ある日、タダモノではないと噂の“武田のおばさん”(樹木希林)の正体が「お茶」の先生だったと聞かされる。そこで「お茶」を習ってはどうかと勧める母に気のない返事をしていた典子だが、その話を聞いてすっかり乗り気になったいとこの美智子(多部未華子)に誘われるまま、なんとなく茶道教室へ通い始めることに。そこで二人を待ち受けていたのは、今まで見たことも聞いたこともない、おかしな「決まりごと」だらけの世界だった

***********************************

脚本・監督:大森立嗣(『まほろ駅前』シリーズ、『さよなら渓谷』、『セトウツミ』、『光』)
原作:森下典子『日日是好日「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』(新潮文庫刊)
製作幹事:ハピネットヨアケ
配給:東京テアトル、ヨアケ
©2018「日日是好日」製作委員会

関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ