初めて手がけた劇映画『萌の朱雀』を発表した1997年から約20年。世界中で高い評価を受ける河瀨直美監督が、生まれ故郷である奈良県を舞台に、世界三大映画祭すべてで女優賞を獲得したフランスの名女優ジュリエット・ビノシュ、そして、日本が世界に誇る俳優永瀬正敏をダブル主演に迎え制作する映画『Vision』。すでに世界中から熱視線が注がれている本作の新たなキャスト情報が解禁となる。 本作のダブル主演であるジュリエット・ビノシュ、永瀬正敏と共演する新たな出演者は、日本の音楽シーンを牽引するEXILE/三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEのパフォーマー岩田剛典。 岩田演じる鈴(リン)という青年は、永瀬演じる智と同じ“山守”として山で生きているという設定で、撮影時にはスタントなしで実際にケヤキの木に登るなど、果敢に撮影に挑んだ。 岩田剛典からのコメント |
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ジュリエット・ビノシュ演じるフランス人エッセイストのアシスタント役・花を務めた美波は、深作欣二監督作『バトルロワイヤル』(2000)で鮮烈なデビューを果たし、現在はフランスに拠点を置きながら、映画、テレビドラマ、舞台などで活躍。本作では流暢なフランス語も披露している。
また、森山未來、田中泯、強力な布陣が本作の彩りを更に鮮やかにする。 河瀬直美からのコメント 鈴は、ずっと鈴で、はかなくて、せつなくて、ジャンヌジュリエットと一緒に鈴を抱きしめていたいと願っていました。それほどに、世界的大女優ジュリエットビノシュの心をも動かす実力を岩田剛典君は持ち備えているのでした。 ジュリエットが、彼は英語を獲得すべき・・そうすれば世界が放っておかないから。と言っていたのが印象的でした。 ハナ美波さんは、スカイプで初対面したときから、彼女の持つ神秘に魅せられました。現場での彼女の即興通訳がこの作品をよりリアルにさせ、物語の導入部に無くてはならない存在となりました。 岳、未来くんは、ずーっと前から一緒に映画を創りたくて、やっとその時が訪れたのでした。現場に姿を現して、ハグした瞬間から、もう何も言わなくても彼はすべてを分かっている・・という安堵がありました。一度、メモを差し込もうと書いていたら、その通りのことを彼は台詞で言ってくれて、なんだ、これ?と驚いた事がありました。 源は、ずっと森を見つめていました。そして、脚本からはみ出してゆく自らの感情を抑えきれない様子でした。だから、脚本に書かれたことは忘れましょうと告げると、その感情は生き場所を求めてすんなり飛び立ってくれました。その解放感の中での源の生々しさは特別でした。 |
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各方面で輝きを放つ実力派俳優が織りなす最高のアンサンブル、映画『Vision』の公開は2018年を予定。 『Vision』 物語・・・ |
出演:ジュリエット・ビノシュ 永瀬正敏 岩田剛典 美波 森山未來 田中泯(特別出演)・夏木マリ
監督・脚本:河瀨直美
企画協力:小竹正人
エグゼクティブプロデューサー:EXILE HIRO
プロデューサー:マリアン・スロット 宮崎聡 河瀨直美
配給:LDH PICTURES
公開:2018年