〜映画は歌い、歌は物語る 〜 歓びも哀しみも、すべてが夢のように美しいフレンチシネマ史上至高の映像と音楽のコラボレーション4作品を一挙上映 ヌーヴェルヴァーグきってのロマンチスト監督ジャック・ドゥミと、映画音楽界の生きる伝説ミシェル・ルグラン。 ふたりは1960年代から70年代にかけて最強のタッグを組み、数々の傑作を世に送り出してきました。 2017年秋、ミュージカル映画の金字塔『ロシュフォールの恋人たち』の製作50周年とルグランの生誕85周年を記念して、同作ならびにふたりの出世作『シェルブールの雨傘』、異色のファンタジー『ロバと王女』、そして池田理代子の名作漫画を実写化した『ベルサイユのばら』がデジタル・リマスター版でスクリーンに蘇ります。カトリーヌ・ドヌーヴほか豪華キャストの名演技、きらびやかな美術や衣裳、叙情あふれる音楽が観る人すべての心を至福で包み、ドゥミとルグランの市井の人々に対するやさしい眼差しが忘れがたい余韻を残します。 ドゥミとルグランの不朽の作品群がデジタル・リマスターで一挙上映です。 『ロシュフォールの恋人たち』製作50周年企画 上映作品: 10月14日(土)〜20日(金)YEBISU GARDEN CINEMAにて1週間限定ロードショー! シネマ・アンシャンテとは |
|
『シネマ・アンシャンテ』上映作品
『ロシュフォールの恋人たち』(1967) 監督・脚本:ジャック・ドゥミ 『シェルブールの雨傘』(1964) 監督・脚本:ジャック・ドゥミ |
|
・デジタル・リマスター版初公開『ロバと王女』(1970) 再婚するなら自分より美しい女性を選ぶようにと言い残して王妃は死んだ。 世継ぎを望む王は、自身の娘である王女に求婚する。 困った王女は結婚の条件としてさまざまな無理難題を出すが、王はすべて受け入れ、財宝を生むロバすらも殺してしまう。 ついに王女はロバの皮をまとって王国を脱出し、森の小屋で下女として暮らし始める。そこへ王子が現れて……。 シャルル・ベローの童話「ロバの皮」に魅了されたドゥミが、おとぎ話の倒錯した世界観を遊び心たっぷりに再現。 当時27歳のドヌーヴの清冽さはもちろん、ジャン・コクトー『美女と野獣』などで知られるマレーのカリスマ性にも要注目。 キッチュな映像と洗練された楽曲の組み合わせも絶妙で、フランスではドゥミ最大のヒットを記録した。 監督・脚本:ジャック・ドゥミ ・デジタル・リマスター版初公開『ベルサイユのばら』(1979) 18世紀パリ。貴族令嬢でありながら将軍の父の意向で軍人として育てられたオスカルは、王妃マリー・アントワネットの近衛隊に配属され、王妃の愛人に初めての恋をする。 宝塚歌劇、アニメにもなった池田理代子の代表作を、オールフランスロケで実写化した作品。日本の少女漫画の世界を、本物のベルサイユ宮殿の中でヨーロッパ俳優が演じるという無謀なチャレンジを豪華絢爛な美術と壮麗な音楽で見事に成立させている。 監督・脚本:ジャック・ドゥミ |
配給:コピアポア・フィルム、東宝
協力:ハピネット、トライストーン・エンタテイメント、濱田高志