6/10公開のアンジェイ・ワイダ監督遺作『残像』に、各界著名人よりコメントが到着。 ワルシャワ蜂起など史実に材を取った作品を撮り続け、レジスタンスの体験を基にした『世代』(54)、対ソ連の地下抵抗運動を描いた『地下水道』(56)、第2次大戦前後のポーランド社会の流転を描いた『灰とダイヤモンド』(58)など、「抵抗3部作」で国際的な評価を獲得。カンヌ国際映画祭で1981年最高賞パルムドールを受賞し、2000年に米アカデミー賞名誉賞を受賞したポーランド映画の巨匠アンジェイ・ワイダ監督の最新作であり、遺作となった『残像』がいよいよ6月10日(土)岩波ホールほかにて公開となります。 |
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遺作である本作に、セルフポートレートで知られる美術家・森村泰昌やワイダを輩出したポーランド国立映画大学で学んだ『愚行録』監督・石川慶、『FAKE』の森達也監督、ジャーナリストの鳥越俊太郎など、多方面から絶賛のコメントが寄せられました。
鳥越俊太郎(ジャーナリスト) 上野千鶴子(学者) ピーター・バラカン(ブロードキャスター) 安田菜津紀(フォトジャーナリスト) 佐々木俊尚(作家・ジャーナリスト) 大谷昭宏(ジャーナリスト) 増田ユリヤ(ジャーナリスト) 石川慶(映画監督) 森達也(映画監督) 池内紀(ドイツ文学者・エッセイスト) 森村泰昌(美術家) ろくでなし子(マン画家・造形作家) 宇都宮健児(弁護士、元日本弁護士連合会会長) |
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人はそれでもなお、信念を貫けるのか。 ワイダ監督最後のメッセージは現代に警鐘をならす! 映画『残像』 は6/10(土)、岩波ホールほか全国順次ロードショー。 原題:Powidoki 第二次大戦後、ソヴィエト連邦の影響下におかれたポーランド。スターリンによる全体主義に脅かされながらも、カンディンスキーやシャガールとも交流を持ち、情熱的に創作と美術教育に打ち込む前衛画家ヴワディスワフ・ストゥシェミンスキ。しかし芸術を政治に利用しようとするポーランド政府が要求した社会主義リアリズムに真っ向から反発したために、芸術家としての名声も尊厳も踏みにじられていく。しかし彼は、いかなる境遇に追い込まれても芸術に希望を失うことはなかった…。 |
監督:アンジェイ・ワイダ
脚本:アンジェイ・ワイダ、アンジェイ・ムラルチク
撮影:パヴェウ・エデルマン
出演:ボグスワフ・リンダ、ゾフィア・ヴィフラチュ
2016年/ポーランド/ポーランド語/98分/カラー/シネスコ/ドルビー5.1ch/DCP/
後援:ポーランド広報文化センター
提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム