映画情報どっとこむ TJ 実在した女性逃亡犯の内面を圧倒的リアリティーで再現し、映画賞を総なめにした傑作『顔』から16年。

演劇界が誇る舞台女優藤山直美と阪本順治監督が再びタッグを組んだ最新作『団地』の完成報告会見と完成披露試写会舞台挨拶が行われました。

登壇したのは阪本監督ほか主演の藤山直美さん、岸部一徳さん、大楠道代さん、石橋蓮司さん、斎藤工さん。
団地_記者会見

日時:5月26日(木)
会場:イイノホール
登壇:藤山直美、岸部一徳、大楠道代、石橋蓮司、斎藤工、阪本順治監督

映画情報どっとこむ TJ 完成報告会見が行われ、阪本監督、藤山直美、岸部一徳、大楠道代、石橋蓮司、斎藤工が出席。

完全オリジナルの会話劇を書き下ろした阪本監督は、

阪本監督:藤山さんをどこまで遠い所まで連れていこうかと思った」と本作の発想の経緯について話すと、藤山は「帰って来れない所まで行ってきました(笑)。16年間(阪本監督)とはずっといい距離感でこさせてもらったので今回また新しい気持ちでできたんだと思います。

と会場の笑いを誘いつつ振り返る。 藤山と岸部、石橋と大楠はそれぞれ夫婦役を演じた。二組の夫婦の絶妙な掛け合いが見どころのひとつ。

岸部さん:実生活でも結婚しそこなった感じ。しててもおかしくなかったような、それくらい違和感がなかった。
と振り返ると

藤山さん:(私が)19歳の頃から知っているので安心して楽しく演じさせてもらいました。

と互いの信頼を語った。
団地_舞台挨拶_藤山直美・岸部一徳

阪本組常連の大楠&石橋はそれぞれ“清純派な妻”と“まじめな夫”という普段アウトローな役が多いのであえて違うものをという阪本監督のオファーだったが、

大楠さん:清純派なんてデビュー以来なので・・
石橋さん:撮影二日目からそんなの壊してやった!

と言いながら和やかな現場の雰囲気をのぞかせました。

映画情報どっとこむ TJ 今回大御所俳優の中にひとり、初参加となった斎藤工さんは・・・

斉藤さん:いち映画ファンとしてこの方々と一緒に作品を作り上げていく喜びに震えました。新たな邦画が生まれた瞬間に立ち合えました。僕の役は目が合っているようで合っていない、唯一、この方々と対峙できる役柄だったのが強み。まともにと向かうと飲まれてしまう引力の強い方々なので・・・。藤山さんに沢山あだ名を頂きましたが、今日は〝打楽器を忘れた南米のミュージシャン“といじってもらえて幸せでした。

と会場を笑わせました。

団地_舞台挨拶_斎藤工

藤山さん:歳いったら若い人の名前とお顔が一致しませんやん。監督に『サイトウ エって、誰』って。お写真見て後からわかりました。なんかのナンバーワン?

と言うとすかさず

岸部さん:抱かれたい男・・

と耳打ちするなど再び斎藤さんをいじり、阪本監督は撮影中もキャスト控え室にいくといつも皆に工くんがいじられていたと暴露。斎藤はそれを受けつつも

斉藤さん:撮影中も皆つっこみ合っていましたが、それでもいざ現場に入ると、何かを成し遂げてきた人たちの空気があって根っこの所で理解しあっている、そんな空間でした。

と阪本組の現場を振り返りました。

映画情報どっとこむ TJ 団地_舞台挨拶01

最後に・・・

藤山さん:大人がつくる大人の喜劇、人間模様がちゃんと描かれていて不思議とほっこりした気持ちになれる映画です。

とアピールし締めくくりました。

映画「団地」は6月4日(土) 有楽町スバル座、新宿シネマカリテ他全国公開!

公式サイト:
http://danchi-movie.com/

***********************************

脚本・監督:阪本順治

出演:藤山直美 岸部一徳 大楠道代 石橋蓮司/ 斎藤工 冨浦智嗣 / 竹内都子 濱田マリ 原田麻由 滝裕可里 / 宅間孝行 小笠原弘晃 / 三浦誠己 麿赤兒

製作・配給:キノフィルムズ 2016年/.本/カラー/103分/ビスタサイズ/5.1ch

©2016「団地」製作委員会
  

関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ