映画情報どっとこむ ralph 2015年12月に公開、現在も全国順次公開中の『ハッピーアワー』が、撮影地神戸の姉妹都市でもあるスペインのバルセロナで4月21日~5月1日まで開催された「第6回バルセロナ・オトゥール国際映画祭」にて観客賞を受賞しました!
ハッピーアワー

濱口竜介監督からコメントが届いています!

濱口監督:言語も文化も違う多くの観客がこの長い映画に付き合ってくれた結果の観客賞、宝物のように思います。

映画情報どっとこむ ralph 同映画祭は今年でまだ6回目ながら、商業ラインに乗りにくい優れたインディペンデント、アート系の現代映画を世界中から集めた掛け替えのないイベントとなっております。

本作の主な出演者はまったくの演技未経験者も含む「KIITOアーティスト・イン・レジデンス2013『濱口竜介 即興演技ワークショップ in Kobe』」の参加者たち。濱口監督が生活拠点を移した神戸市内を主なロケ地とし、2014年5月から12月まで撮影がおこなわれ、総尺5時間17分の大作として完成しました。

ハッピーアワー

映画情報どっとこむ ralph 海外での受賞は、ワールドプレミアとなったロカルノ国際映画祭での最優秀女優賞(田中幸恵、菊池葉月、三原麻衣子、川村りら)及び脚本スペシャルメンション、ナント三大陸映画祭『銀の気球』賞及び観客賞、シンガポール国際映画祭最優秀監督賞に続き4度目。観客からの一般投票で選ばれる観客賞受賞はナントに続き2度目となります。

ハッピーアワー

公式サイト:http://hh.fictive.jp
Twitter: @Film_HappyHour
Facebook:Film.HappyHou

物語・・・
4人の女性たちが直面するそれぞれの人生の岐路

30代も後半を迎えた、あかり、桜子、芙美、純の4人は、なんでも話せる親友同士だと思っていた。純の秘密を知るまでは……。中学生の息子がいる桜子は、多忙な夫を支えながら家庭を守る平凡な暮らしにどこか寂しさを感じていた。編集者である夫をもつ芙美もまた、真に向き合うことのできないうわべだけ良好な夫婦関係に言い知れぬ不安を覚えていた。あかりはバツイチ独身の看護師。できの悪い後輩に手を焼きながら多忙な日々を過ごし、病院で知り合った男性からアプローチを受けるも今は恋愛をする気になれずにいる。

純の現状を思わぬかたちで知った彼女たちの動揺は、いつしか自身の人生をも大きく動かすきっかけとなっていく。つかの間の慰めに4人は有馬温泉へ旅行に出かけ楽しい時を過ごすが、純の秘めた決意を3人は知る由もなかった。やがてくる長い夜に彼女たちは問いかける。

—私は本当になりたかった私なの?

映画情報どっとこむ ralph 今後の国内上映予定

広島・横川シネマ 5/1(日)~7(土)
新潟・シネ・ウインド 4月30日(土)~5月6日(金)
富山・フォルツァ総曲輪 5月7日(土)~5月13日(金)
石川・シネモンド 5月7日(土)~5月13日(金)
東京・新文芸坐 5月27日(金)~5月29日(日)
東京・キネカ大森 6月4日 (土)~ 6月17日(金)
東京・ベルブホール(主催:TAMA映画フォーラム) 6月11日(土)
千葉・キネマ旬報シアター 7月9日(土)~7月15日(金)

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濱口竜介(はまぐちりゅうすけ)監督プロフィール
1978年、神奈川県生。2008年、東京藝術大学大学院映像研究科の修了製作『PASSION』が国内外の映画祭で高い評価を得る。その後も日韓共同製作『THE DEPTHS』(2010)、東日本大震災の被災者へのインタビューから成る映画『なみのおと』『なみのこえ』、東北地方の民話の記録『うたうひと』(2011~2013/共同監督:酒井耕)、4時間を超える長編『親密さ』(2012)を監督。精力的に新作を発表し続けている。

出演:
田中幸恵、菊池葉月、三原麻衣子、川村りら
申芳夫、三浦博之、謝花喜天、柴田修兵、出村弘美、坂庄基、久貝亜美、田辺泰信、渋谷采郁、福永祥子、伊藤勇一郎、殿井歩、椎橋怜奈

脚本:はたのこうぼう(濱口竜介、野原位、高橋知由)
撮影:北川喜雄
録音:松野泉
照明:秋山恵二郎/助監督:斗内秀和、高野徹
音楽:阿部海太郎/プロデューサー:高田聡、岡本英之、野原位
製作・配給:神戸ワークショップシネマプロジェクト(fictive LLC, NEOPA Inc.)
宣伝:佐々木瑠郁、岩井秀世
2015/日本/カラー/317分/デジタル
    

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