豊臣・徳川の最後の決戦“大坂の陣”から400年となる2014年、大ヒットを記録したスペクタクル超大作舞台「真田十勇士」が、同作品の演出を手がけた奇才・堤幸彦監督により映画化され、約2ヶ月半に及ぶ撮影が、先日クランクアップを迎えました。

そして、本作のクランクアップ会見を、主演で猿飛佐助役の中村勘九郎さん、霧隠才蔵役の松坂桃李さん、火垂役の大島優子さんをはじめ、永山絢斗さん、加藤和樹さん、高橋光臣さん、駿河太郎さん、村井良大さん、荒井敦史さん、青木健さんら十勇士が勢揃いし、更に、加藤雅也さん、大竹しのぶさん、石垣佑磨さん、そして、本作を手がける堤幸彦監督が劇中の甲冑や着物に身を包み真田陣太鼓にのって登壇し、撮影中のエピソードや本作に掛ける想いなどを語りました!いざ出陣!
真田十勇士クランプアップ記者会見ph

映画『真田十勇士』 クランクアップ報告会見

日程: 3月17日(木)
登壇:中村勘九郎、松坂桃李、大島優子、加藤雅也、大竹しのぶ、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、石垣佑磨、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、青木健、堤幸彦監督
場所:東京国際フォーラム 

4分程のフッテージが上映された後、真田陣太鼓の演奏が行われ
真田陣太鼓

キャスト陣が、劇中衣装でレッドカーペットに登場!
真田十勇士_中村勘九郎1
真田十勇士_松坂桃李1
真田十勇士_大島優子
真田十勇士_加藤雅也

勘九郎さん(猿飛佐助):真田十勇士が2か月の過酷な撮影を終え、こうしてクランクアップ記者会見ができること嬉しく思っています。3年ほど前に舞台があり、監督に映画にしたいですね。と言っていたら本当に映画になりました。流石は堤監督です。撮影は思っている以上に過酷のものでした。セットも大変豪華なもので、夢みたいな2か月でした。ご期待ください。
真田十勇士_中村勘九郎

松坂さん(霧隠才蔵):脚本からは想像できないことが起こっていて。空を飛んだり馬と共に走ったり。敵陣に入り込んでばっさばっさ切り込む。忍者の少年漫画を自で行くような楽しい日々でした。出来上がりは楽しみです。
真田十勇士_松坂桃李2

大島さん(火垂):現場は見ての通り男くさいものでした。1人だと心細いところもありましたが、みなさん舞台をやってからだったので、凄く仲が良くって。現場の雰囲気も良かったです。遠目から見て素敵だなと思っていました。スタッフさん達も侍のようだったので、格好良かったです。堤監督はいちいち凄いなと思います。細かなところまで行き届いていて。迫力ある斬新な映像をというパワーのある方なのでご一緒で来て嬉しかったです。
真田十勇士_大島優子2

加藤(雅)さん(真田幸村):撮影の思い出は、昼食は1回だけ。後は繋ぎでという凄い現場でした。幸村は、稀代の名将ですが、実は嘘で、気の弱い男が凄い戦績を残したのが偶然だったと。監督とはどこまでコメディとして演じて、最後に死を覚悟した時に修羅の如くなるかのさじ加減を話合いました。
真田十勇士_加藤雅也2

大竹さん(淀殿):12月で撮影が終わって、ほとんど外には出なかったので、みんなの苦労は分からないんですけど、合戦のカット割りを見せていただいて、「本当にこれを人がやるんですか?アニメにした方がいいんじゃないの?」と言ってしまったぐらいでした。お昼ご飯もほぼなく、夜遅くまで撮影し、撮影期間も延び、過酷な撮影だったと聞きましたが、キャスト・スタッフ含め一人一人が、映画を作ることに誇りを持っていた現場だなと思います。なかなかこういう現場はないので、それを動かす堤さんはイチイチ何者なんだろうなって思います。出来上がるのを楽しみにしています。
真田十勇士_大竹しのぶ

永山さん(根津甚八):2役やれたことが嬉しかったです。過酷でしたが、みなさんと戦国時代にトリップできたのが嬉しかったです。
真田十勇士_永山絢斗

加藤(和)さん(由利鎌之助):過酷でした。それ以上に楽しかったのが素直な気持ちです。舞台から参加させていただいているのですが、勘九郎さん筆頭にしたチーム感、それを引っ張ってくれる加藤雅也さん、映画に参加したみんながチーム一丸となって、このメンバーでしかできなかった作品に仕上がると思います。完成を楽しみにしています。
真田十勇士_加藤和樹

高橋さん(筧十蔵):時代劇を愛する人間としては、どういう作品になるか楽しみにしていたのですが、堤さんの演出にかかると、こんなにスケールが大きく、スピード感があって、笑えて泣ける時代劇になるんだと撮影中、毎日毎日感動していました。
真田十勇士_高橋光臣

石垣さん(仙九郎):舞台から参加させていただいていますが、チームワークがよく明るく楽しく撮影ができました。その中で闘っていく戦国の厳しさが画面からでてるのでは思います。ワイヤーアクションだったり、吊りがあったり、人としてありえない動きが多く、敵役だったので十勇士と共演シーンはあまりなかったのですが、役者としてこういう悪役をやってみたかったので光栄です。
真田十勇士_石垣佑磨

駿河さん(三好清海):舞台も大変でしたが、映画ではこんなに走らされるとは思っていませんでした。こんなに立ち回りがあるとも思っていませんでした。三好兄弟すごく強くて、ところどころで闘っていまして、今年38歳になりますが、まさか馬と並走するとは思っていませんでした。期待していてください。
真田十勇士_駿河太郎

村井さん(海野六郎):舞台から参加させていただいています。十勇士全員に個性があり、一度見れば好きになる素敵なキャラクターばかりです。面白おかしい、だけど最後泣けるというエンターテインメントな作品ができあがると思います。撮影は冬でたまに雪も降っているほどの寒さだったのですが、それを弾き飛ばすほどの役者さん・スタッフさんのアツさで画面いっぱいに男気が溢れていると思います。
真田十勇士_村井良大

荒井さん(三好伊三):映画からの参加ですが、素晴らしい先輩方と共演することにとてつもなく緊張していました。そんな僕を優しく迎え入れていただいて。とても勉強になりました。デビュー当時はこんな超大作に出れるとは思ってもいませんでした。撮影では、寒さの中で甲冑が防寒具になっていて助けられました。
真田十勇士_荒井敦史

青木さん(望月六郎):立ち回りが凄いという話を聞いていました。100~200名ほどのエキストラさんがいて甲冑をきて走り回ると、こんな感じが戦場だったのかなと思うぐらいで、すさまじい音と砂埃、爆発、、、すごい迫力でした。本気でぶつかり合っていく姿が凄かったので、スクリーンを通じて伝わるといいなと思います。
真田十勇士_青木健

堤監督:いよいよクランパップしまして。兎に角面白いものにしなくてはと。絶賛編集中です。舞台からやっているので、役者さんの熱量が半端ありません。そこに特殊効果やCG、その他の技術で映画の楽しみを加えていっています。何べんみても面白い。ハマるなと思います。どうかよろしくお願いいたします。

初演の時はプロジェクションマッピングや炎だったり、舞台としてパワーと技術を詰め込んで。十勇士の役者の熱量をお客さまに届けました。再演はさらに上回るものにしなきゃいけない。しんどいですよ。出る人は覚悟してください。なぜなら映画が凄いものになりそうなので。映画も最高峰を狙っています。
真田十勇士_堤幸彦監督

Q:戦闘シーンワイヤーアクション大変だったようですが

大島さん:木を走る?をワイヤーでやらされたんです。監督は何でもやらせるんです。(監督:木を縦に走る女優は君しかいない)今後一切ないです。でもいい経験で、幅が広がったなと。

勘九郎さん:ワイヤーはなかったんですけど。歳三に抱えられて飛ぶシーンは心地良かったです。飛んだり燃えたり。日本で、エアラムと言うのが良かったです。

松坂さん:僕はワイヤーとかいろいろやったんですけど。一番びっくりしたのは監督が、馬と一緒に並走して走ってください。何を言っているのかと?監督に馬の速度は無理ですといったら。「大丈夫。あと忍者なんで腕は振らないでください」と。不可能を可能にする監督です。

真田十勇士クランプアップ記者会見
最後に

監督:ここに並んでいる素晴らしいキャストが記録されている映像は。手に力が入り、笑い涙するカットが大量にありまして。鋭意力を大きな流れにするべく。がんばっています。日本映画で出来るあらゆることを詰め込みました。9月をたのしみにして下さい!

********************************************************************

関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ