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旦雄二監督『少年』公開期間延長決定

 
1999 年にクランクインし、2007 年に未完成ながらドイツ(ニッポンコネクション)、スペイン(バルセロナアジア映画祭)で正式上映されるなど、国内より先に海外で高く評価され、業界内で話題となり完成が待たれていた旦雄二監督『少年』が、25年の時を経てついに完成し、3/29(土)~劇場公開となります。
映画『少年』
1/6の公開情報解禁後の反響がかなり大きく、早々に劇場側より打診をいただき、公開期間の延長が決定しました。

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本予告編解禁

 
また、本予告編が解禁となりました。
今回解禁となる予告編では、特報同様、学生たちによる国歌『君が代』合唱をベースに、主人公・ジュンを取り巻く過酷な環境が浮き彫りになります。そして後半では印象的なオリジナルスコアと痛々しいまでに純粋なジュンの独白が重なり、映画『少年』の世界観を余すところなく表現しているそうです。

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コメント

 
公開を迎えるにあたっての旦雄二監督、主演・小林且弥、推薦コメント抜粋です。赤字が新着コメントとなります。
 
旦雄二(監督)コメント
映画『少年』は、なかば、私の「自伝」です。ありえたかもしれない、もう一人の私の物語です。いま
の少年たちは、私たちのころよりもはるかに苛酷で悲惨な時代を生きています。未来をになうはずの彼らがこれからどうなるのか、どこへ向かうのか、とても気がかりです。そんな彼ら少年たちに、そして、また、かつて少年であったすべての大人たちに、この映画が多少なりとも響き、なにかを共有できたならば、作者として、それにまさるよろこびはありません。
 
小林且弥(主演)コメント
もう 20 年以上が経過していることに、言葉にならない感慨と記憶が蘇ります。この映画にはただの劇映画に収まらない何かを感じて止みません。
 
ぴあ Invitationコメント
現代の日本を見据える痛烈な社会派ドラマ
 
福島拓哉(映画監督)コメント
かつて僕らは知っていたはずだ。いつだって、大人は判ってくれない。
 
ドイツ ニッポン・コネクションコメント
現代日本の疲弊した青春をめぐる 悪夢のようで印象的な物語
 
矢吹誠コメント
(バンブーオーケストラ創設者 作曲家)コメント
ダン少年、君は現在(いま)も、高校時代の怒りを胸に生きている!
 
高島直之コメント
(武蔵野美術大学名誉教授・美術評論家)
戦後日本の負性を 16 歳の視点でモザイク画にした瞠目すべき作品
 

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『少年』

 
新宿K’s cinemaにて、3/29(土)~公開
 
公式サイト:
https://shonen.yujidan.com/
 
?si=oOMFM-dm4TSgCQmb
 

Introduction

魂を揺るがす圧巻の3時間。執念のインディペンデント大作。
1999 年、国旗国歌法強行採決抗議デモの実景ショットにてクランクインした映画『少年』。2003 年まで 断続的に5年間撮影が行われ、さらに編集に3年を要し2006 年にようやく仮編集版がアップ。
すでに業界内で話題となっていた本作は、未完成にも関わらず2007年にドイツとスペインの映画祭から正式招待され、痛烈な社会派青春映画として高く評価されたが、完成への道は難航し誰もがその存在を忘れていった。
ところが、クランクインから実に25年が経過した2024年、監督の執念により制作が続いていた『少年』が、追加シーンを加え3時間の大作となり、ついに完成。
 
監督・旦雄二、72歳。
人生のすべてを注ぎ込んだ渾身のデビュー作。
監督は長年CMディレクターとして活躍し、専門学校にて数多くの若手育成に尽力してきた旦雄二。城戸賞受賞経験もある旦自身による緻密な脚本と、本物の“映画”を作るという執念が実り、72歳にして本作でついに劇場用長編映画デビューとなった。
主演の少年役は、後に『凶悪』『あゝ、荒野』など数多くの作品で演技派俳優として評価されることとなる、若き日の小林且弥。本作が映画デビュー作となる。
少年をめぐる2人の少女に、『二ライカナイからの手紙』『血を吸う宇宙』の中村愛美、『プラトニック・セックス』『偶然にも最悪な少年』の留奥麻依子。
また、今や日本映画界に欠かせない大女優・筒井真理子(『淵に立つ』『よこがお』)らが少年たちに対峙する大人たちとして脇を固め、名優・織本順吉、映画監督・鈴木清順ら故人の名演も貴重な見どころとなっている。
物語は混迷の90年代から連なる2000年の東京が舞台だが、アメリカンニューシネマやATGなど70年代青春映画の影響も強い本作は、孤独な少年の生きざまを通して二つの濃厚な時代を2025年に呼び戻しつつ、現代を見つめ直すきっかけを強烈に観客に突きつける、“魂の青春巨編”である。
映画『少年』
 

物語・・・

誰にも僕の心はわからない。それとも僕がおかしいのだろうか。
家庭や学校になじめず、カリスマシンガーMyu(留奥麻依子)のラジオにだけ心を許す、16歳の高校生・ジュン(小林且弥)。
『少年』
映画『少年』
国旗国歌法成立直後の卒業式でたまたま起立斉唱しなかったことが政治行動と決めつけられ、孤独な日常が思ってもいない方向へ動き始める。
そして、父親に売春を強要されている、のぞみ(中村愛美)との出会いと共鳴が、ジュンを大きく突き動かすこととなる。
映画『少年』
映画『少年』
映画『少年』
崩壊していく両親、権力を振りかざす教師、左翼学生、右翼団体、暴力団、そして第二次世界大戦をいまだ生き続ける要介護の祖父。様々な人々に翻弄されもがき続けたジュンは暴走し、Myuのライブの日にある計画を実行することを決意する…。

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Cast・Staff
小林且弥
中村愛美、留奥麻依子、筒井真理子、伊丹幸雄、坂元貞美、織本順吉、鈴木清順
製作・脚本・監督:旦雄二
撮影・照明:中本憲政 録音・整音:伊藤裕規 音楽:成田忍、Myu 
音楽プロデュース:佐藤栄司
美術アドバイス:和田洋 キャスティング:Calela 制作担当:福間智子 助監督:新里猛 
衣裳:新井香織 メイク:高橋麗子、篠原志奈 ガンエフェクト:アニーガン・サービス
VFX・CG・合成:秋元昌樹 音響効果:齋藤昌利 
編集:旦雄二 国際版字幕:パッソ・パッソ
字幕翻訳:ジャン・ユンカーマン 企画協力:ブレス 
特別協力:ダニーローズエージェンシー
製作・配給・宣伝:dan
2024年/180分/日本/カラー/ステレオ/アメリカンビスタ
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