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常間地裕監督モスクワ国際映画祭へ
この度、映画監督・常間地裕(つねまち ゆたか)の初長編映画『この日々が凪いだら』が、カンヌ・ベルリン・ヴェネチアと並ぶ世界四大映画祭と呼ばれる『第34回モスクワ国際映画祭』の「メインコンペティション部門」正式招待作品(12本のうちの1本)に選ばれ、現地時間20日に本作品の監督を務めた常間地裕と主演を務めたサトウヒロキがレッドカーペットに登壇しました。

各賞の発表は現地時間28日19時になります。
仮に受賞ということになれば、現在25歳の常間地監督は、どの賞でも日本人監督としては最年少という快挙になります。

【常間地裕監督コメント】
出品にあたって平成から令和へと変化する世の中で、それぞれ悩みを抱えながらも“日常”を暮らす日本の若者たちを、ロシアの市井の人々が今どのように見るのか、素直に知りたいと思いました。
また、このような世界であるからこそ、作品を届ける意味がある、届けるべきだとも思いました。
本作と歩んできた旅の中で、ここへ辿り着いたのは、何かの巡り合わせであり、非常に意味のある出来事のように感じます。
そしてまだ、この映画と共に旅を続けていけるのであれば、ロシア・モスクワに限らず多くの国の人々に届いていくことを願います──
【レッドカーペットを歩いて】
今まで経験したことのないような特別な時間でした。セレモニーを終えた今でも、どこか夢の中のような感覚です。
それでも主演のサトウさんと共に写った写真を見ると、浮き足だっていた足はずのは、ちゃんと地についていたようにも感じます。
映画祭は始まったばかり。レッドカーペットも映画人生のゴールではないので、「これから」をより特別な時間にしていきたいと思いました。
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監督:常間地 裕 Profile
Yutaka Tsunemachi
1997 年神奈川県生まれ。25歳
2020 年 3 月多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科演劇舞踊コース卒業。
大学 2 年次に映画美学校フィクションコースに入学。
同校初等科、修了制作短編『なみぎわ』が国内多くの映画祭にて入選、上映され 5つの映画祭でグランプリを獲得した。本作が初長編映画となる。
また 2023 年放送予定のテレビ東京ドラマ『私と夫と夫の彼氏』ではメイン監督を務めているほか、その他監督作には、羊文学『夕凪』MV や、にしな『ワンルーム』Story Video、ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2022 Cinematic Tokyo 部門に入選した『現在地(サトウヒロキ -PROMOTION MOVIE)』などがある。
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映画『この日々が凪いだら』
公式 HP:
@new-and-hot
本作のメガホンをとった常間地裕(つねまち ゆたか)監督は1997 年生まれの若干25 歳。
彼の初長編作となった本作は、さまざまな変化に向き合う若者たちによる群像劇を繊細な筆致で描き出した
ものだ。
出演者はサトウヒロキ、瀬戸かほという期待の俳優を主演に据え、さらに、藤原季節、山之内すず、川瀬陽
太といったプレイヤーが作品に強度を与えている。また本作には、羊文学による書き下ろし主題歌 “ 夕凪 ” と、挿入歌 “ サイレン ” が採用されており、Vo.Gt. 塩塚モエカは劇中の音楽も担当。
6月に横浜シネマジャック&ベティでの凱旋上映が決定している。
物語・・・
故郷を捨てるように上京してきた宮嶋大翔(サトウヒロキ)。建設現場で働く彼は、花屋で働く望月双葉(瀬戸かほ)と出会い、 いつしか恋人同士の関係に。時代は平成から令和へと変化するも、二人の日々は穏やかに流れ、このまま何も変わらないかに思えた。
しかし、住居の取り壊しや身近な人の死によって、彼らは変化を余儀なくされる──。
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サトウヒロキ 、瀬戸かほ 、山田将、小田篤、藤原季節 、五頭岳夫、山之内すず 、川瀬陽太 他
監督・脚本・編集 : 常間地裕 主題歌:羊文学『夕凪』 撮影:萩原脩 照明:中島浩一
録音:戸根広太郎 美術:大高雛希 スタイリスト:小宮山芽以 ヘアメイク:安藤メイ
助監督:永岡俊幸 / 細野牧郎制作:永野翔 音響効果:鈴木万理 音楽:塩塚モエカ(羊文学)
スチール : 染谷かおり 宣伝美術:東かほり 企画:直井卓俊 / 常間地裕 脚本協力:池田千尋
キャスティング協力:髭野純
プロデューサー:田中佐知彦 / 常間地裕
海外コーディネート:長谷川敏行
海外セールス:Asian Shadows
配給:Filmssimo
配給協力:SPOTTED PRODUCTIONS
制作協力:Ippo カラー|アメリカンビスタ| 5.1ch | 84min
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映画『この日々が凪いだら』製作委員会
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