俺は日本人や”ハーフ”と呼ばれる青年2人の、欠けていた半分を満たす出会い
「HALF/半分」から「WHOLE/全部」になる旅を始める
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川添ビイラル監督のオフィシャルインタビューQ.本作制作のきっかけをお教えください。 Q. 劇中の春樹は、「ハーフ」と呼ばれることを嫌い、「ダブル」という言葉を好みますが、ビイラルさんご自身は「ハーフ」「ダブル」「ミックス」などという呼び方にどのような考えをお持ちですか? Q.初めて脚本を読んだ時の感想はいかがでしたか? Q. 冒頭、ハーフの春樹が電車で他の日本人からジロジロ見られるシーンから始まりますが、ビイラルさんも普段ジロジロ見られているという実感がありますか? Q. ウスマンさん演じる誠がバリバリの関西弁というのも面白いですが、友達との会話のシーンでこだわった部分はありますか? Q. 春樹は豪邸に住んでいるけれど、母親が冷たく、誠はアパートに住んでいてお母さんが夜働きに出て大変そうだけれど、母親と仲が良いという設定で、二人の家族関係の対比も興味深いですが、二人とも父親が不在です。どういう意図がありましたか? Q.主人公のハーフ、春樹役と誠役にサンディー海さんと弟の川添ウスマンさんを起用した理由をお教えください。 Q.一人は白人とのハーフ、一人は白人以外とのハーフににしたいという想いがあったんですか? Q.ロケ地のこだわりを教えてください。 Q. rei brownさんによる主題歌「Wouldn’t It Be Great」は優しい歌声で、本作にぴったりでしたが、どのように選んだんですか? Q.大阪アジアン映画祭でJAPAN CUTS Award スペシャル・メンションを受賞した時の感想はいかがでしたか? Q.本作の見どころはどこだと思いますか? Q.読者の方にメッセージをお願いします。 |
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映画『WHOLE/ホール』公式HP:
日本のメディアで活躍するポジティブな印象のハーフタレントとは裏腹に、「ハーフ」という言葉をネガティブな意味で受け止め、自らのアイデンティティーに戸惑い、苦しむ若者も存在する。 日本生まれ、日本育ちで日本のパスポートしか持っていない、監督の川添ビイラルと脚本・主演の川添ウスマン兄弟は、日頃からハーフの偏ったイメージに違和感を感じていて、タレントでもない、日本で普通に暮らしているハーフを主人公にした映画を作ることを決意。 知り合いの紹介で、同じく日本生まれ、日本育ちのサンディー 海に出会い、春樹役に抜擢した。 純粋な目線で、どこにでも居るハーフの日々の生活を通して、アイデンティティーや日本社会に対する複雑な気持ちを誠実に描いた。多様性を目指す現在の日本社会に語りかける本作は、第14回大阪アジアン映画祭でJAPAN CUTS Award スペシャル・メンションを受賞し、北米最大の日本映画祭であるニューヨークのJAPAN CUTS及びソウル国際映画祭に正式出品された。 あらすじ |
サンディー 海 川添 ウスマン 伊吹 葵
菊池 明明 尾崎 紅 中山 佳祐 松田 顕生
監督・編集:川添 ビイラル 脚本:川添 ウスマン
プロデュース:川添 ウスマン/川添 ビイラル
アソシエイトプロデュース: JRT/中村 礼/YURAPOi ゆらぽぃ
撮影・照明:武井 俊幸 録音:松野 泉
助監督・美術:藤原 達昭/青木 ありさ 制作担当:井辻 悠輔
メイク・衣装:稗田 梓 撮影助手:石田 葉子 監督助手:前田 育穂
ケータリング:西岡 優一郎 スチール:ガブリエラ リエ ヨシモト クルーズ
主題歌:「Wouldn’t It Be Great」rei brown
配給宣伝:アルミード
2019年 / 日本 / カラー / 44分 / 16:9 / Stereo © 078