芥川賞受賞作家、津村記久子の第21回太宰治賞受賞作品である『君は永遠にそいつらより若い』が、実写映画化されることが決定した。
本作品は、卒業間近の大学生である主人公が、なんとなく過ごす日常の中で、ふとした折に「暴力」「児童虐待」「ニギリキテ」などの社会の闇と、それに伴うやり切れない「哀しみ」に直面する物語。ぐだぐだした日常は軽快に描かれ、一方、作者の確かな問題意識と倫理観で、それら社会の闇の部分ともきちんと対峙する作品となっている。 主人公の大学生堀貝佐世役には、ひたむきな芝居への情熱と誠実さを持ち、数々の TV デョボや映画で培った経験と確かな演技力で、早くも俳優として確固たる存在感を示す、佐久間由衣。 一方、堀貝と出会う、痛ましい過去を持つ猪乃木楠子役は、奈緒が演じる。 |
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監督の吉野竜平は、声優として活躍する朴璐美を主演に宗教にのめりこむ親子を描いた初監督作品「あかぼし」(’12)でその完成度の高い脚本と緻密で力強い演出が注目を浴び、2 作目となる「スプリング、ハズ、カム」(’15)では主演に柳家喬太郎と石井杏奈を迎え、地方都市から上京してくる娘と父の部屋探しを通して、どこにでもいそうな父娘のありふれた一日をあたたかい眼差しで切り取ってみせた。 <監督プロフィール> 吉野竜平(よしの りょうへい) 1982 年、神奈川県出身。 法政大学在学中よりニューシネマワークショップを受講、映像制作を開 始。大学卒業後、日本映画学校にて撮影照明技術を専攻。声優として 活躍する朴璐美を主演に迎えた初長編作「あかぼし」は高い評価を得て、’12 東京国際映画祭へ出品される。’15 の「スプリング、ハズ、カム」も東京国際映画祭へ出品されている。 |
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映画『君は永遠にそいつらより若い』は、2020 年春に撮影、2021 年に全国順次公開の予定。
ストーリー 変わり者とされているが、さほど自覚はない。 |
原 作:津村記久子著「君は永遠にそいつらより若い」(筑摩書房刊)
出 演:佐久間由衣、奈緒 他
監 督・脚 本:吉野竜平
チーフプロデューサー:深谷好隆
制作プロダクション:マウンテンゲートプロダクション
配給:Atemo
公式サイト:http://www.kimiwaka.com
著作表記:©『君は永遠にそいつらより若い』製作委員会