2004年に公開された『機関車先生』以来、15年ぶりとなる伊集院静原作の映画化作品『駅までの道をおしえて』が、10月18日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほかにて全国公開となります。
直木賞作家・伊集院静の傑作短編を映画化した『駅までの道をおしえて』の完成披露試写会が9月19日(木)、東京・新橋のスペースFS汐留にて開催。子どもたちの間で絶大な人気を誇る楽曲「パプリカ」(作詞・作曲:米津玄師)を歌うユニット「Foorin」の最年少メンバーで、本作で実写映画初主演を務める新津ちせ、笈田ヨシ、坂井真紀、滝藤賢一、橋本直樹監督が舞台挨拶に登壇! 主題歌・挿入歌を担当しているコトリンゴも来場し主題歌「ここ」を生演奏で熱唱し、さらに劇中に登場する犬のルー、ルースも応援に駆けつけるなど、会場は大きな盛り上がりを見せた。 『駅までの道をおしえて』完成披露試写会 |
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新津さんは、満員の観客を前に、主演として
新津さん:今日はこの映画の完成披露試写会にこんなにたくさんの方々に来ていただけて、本当に嬉しいです。ありがとうございます! と9歳とは思えない堂々の挨拶! 新津さん:もともと犬が大好きだったんですが、犬を飼うのはルーが初めてだったので緊張して『座れ』とか『待て』というのもスムーズに言えなかったんです。でも、だんだんと一緒に暮らすうちに仲良くなれて、言うことを聞いてくれるようになって信頼関係を築いていけました。 と笑顔で明かした。 新津さん演じるサヤカと年齢を超えた友情を育んでいく老人・フセを演じた、新津さんとの実に77歳差の共演について 笈田さん:お会いしたら美人で頭がよくて、礼儀正しくて。老いらくの恋に落ちまして(笑)、胸をドキドキさせながら撮影してました。目の力がとにかくすごい、素晴らしいお嬢さんで、今日も久しぶりにお会いしてドキドキしてます。 とゾッコンの様子。 サヤカの母を演じた坂井さんは長い撮影の期間中、9か月ほど新津さんと顔を合わせない時間があったそうで 坂井さん:その(9か月の)間、ちせちゃんはずっと撮影をしてたんですが、(再会したら)背も高くなって顏も大人っぽくなっていて…。監督は子どもにも容赦しない演出をする人で(笑)、それに頑張って応えいて、それは最初からそうだったんですが、9か月後にさらに立派になっていて驚きました。 とその成長ぶりを嬉しそうに語る。 父親役の滝藤さんも 滝藤さん:(久々に再会したら)まるで別人でした! 撮影前に家族3 人で過ごす時間をいただいて、すごく人懐っこくて、おかげで僕は父親にさせてもらったなと思いますが、9 か月後は別人で、女性ってこんなに変わるんだ! “キュート”から、“闇を抱えた妖艶な女性”になられていて、自分の娘がこんな風になったらどうしよう! と恐怖を感じました(笑) と実感のこもった声で語り、会場は笑いに包まれた。 橋本監督:僕は身内は褒めない。 と言いつつ、新津さんを子どもながら 橋本監督:尊敬しています。原作権を取って15 年くらい経つし、撮影も1 年以上で…僕の方が挫けそうになったんですけど、この子が撮影以外のところでも(ルーの)散歩をしたりとか全部、裏でやっているのを見て、僕の準備なんて大したことないなと思いました。 と称賛した。 |
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そして、観客へのサプライズでコトリンゴさんが駆け付け、弾き語りで主題歌の「ここ」を熱唱! その歌声と美しいメロディに観客はもちろん、登壇陣も心を奪われたようで、
新津さん:本当にすごく感動しました! と感激を口にする。コトリンゴさんが照れ隠しで「ウソだぁ…」と笑うと 新津さん:ウソじゃないもん!心に響いて泣いちゃいそう! と心のこもった素直な感想を口にした。 コトリンゴさんは映画の感想を問われ コトリンゴさん:マネージャーさんがワンちゃんを飼っていて、預かったりするうちにワンちゃんの魅力にとり憑かれたんですが、(映画を見て)ワンちゃんの表情とか、ちせちゃんとのやり取りを見て、かわいいな、素敵だなと思いました。 と語った。 写真撮影では、映画に登場するルーとルースも登場し、新津さんは大喜び! 最後の挨拶でもルーを優しくなでながら 新津さん:見どころはルーとルースの名演技です! と力強く語ってくれた。 |
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『駅までの道をおしえて』
公式サイト: 【STORY】 |
出演:新津ちせ 有村架純/坂井真紀 滝藤賢一 マキタスポーツ 羽田美智子/柄本明 余貴美子/市毛良枝 塩見三省/笈田ヨシ
原作:伊集院静「駅までの道をおしえて」(講談社文庫)
脚色・監督:橋本直樹
企画・製作:GUM、ウィルコ/製作プロダクション:ウィルコ
配給・宣伝:キュー・テック/配給協力:GUM WORLD
©2019 映画「駅までの道をおしえて」production committee