桂正和×小林靖子 実力派クリエイター陣が放つ、哀しくも美しい復讐劇「薄墨桜 -GARO-」。 監督には「うしおととら」「はじめの一歩」などを力強く、躍動感溢れる世界観で描く西村聡。 アニメーション制作は「うしおととら」のスタジオVOLN、「鬼平犯科帳」などのスタジオM2が担当する本作が、10月6日(土)より公開となります。 この度公開に先駆けて9月27日(木)に新宿バルト9にて、中山麻聖(雷吼役)、朴路美(星明役)、浪川大輔(藤原保輔役)、桂正和(メインキャラクターデザイン)、西村聡(監督)登壇による完成披露上映会が行われました。 劇場アニメ「薄墨桜―GARO―」完成披露上映会イベント |
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最初の挨拶から、朴璐美さんと浪川大輔さんがお家芸ともいえる軽妙なトークで笑いを誘い、中山麻聖さんがそれに巻き込まれていくという展開。
場が一気に和んだところで作品の話に移っていく。 「雷吼の顔は友達の家でパッと浮かんで描いたもので、少年誌に登場してもおかしくないようなイケメン好青年。これはデザインしたキャラクター全員に言えることだけど“和顔”を意識しました。星明も凹凸がない顔にしているし、藤原保輔はワイルドな雰囲気のデザインが楽しくて。彼はファッショナブルなんでしょうね、布を巻いてオシャレをしてるみたいな感じで描きました。」 と語ったところで、すかさず「どうですか?」と朴が浪川に話を振ると「そのへんは意識してお芝居させていただきました」とすかさず返答。 これに対して「本当に!?」とツッコむ桂に、会場から笑いが起こる。スタッフとキャストの垣根のなさを感じるシーンだった。 |
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さらにこのシリーズは平安時代が舞台ということで、時代背景も意識をしてデザインがされている。
「平安時代はパーツが細かくて描くのが面倒なところもあるんです。刀も紐で垂らさないといけなかったりする。線がとにかく多くなるので、画を動かさなくてはいけないアニメには向いてないと思いながらデザインしました」と言う桂に、監督も「本当にその通りでした」とうなずく。だが、桂さんが描くのが大変だからとあえてカットした新キャラクター明羅(あきら)の髪飾りを、監督が「シルエットですぐにその人とわかることが重要だから」という判断で復活させたというエピソードも興味深かった。 お気に入りのシーンついては、中山さんと朴さんが桜の美しさを、浪川さんがバトルシーンを挙げると、 桂さんは「竹林のシーンや道長が舟遊びをしているところなどは、京の日常が感じられるのですごく好き」と言うと、最後に監督が、全部が見どころと前置きをしつつ、「道長を演じた堀内賢雄さんが、僕の想定を超えて芝居をつけてくださったところがあって、アフレコ現場で飛んで喜びました」と語っていた。 最後は・・・ |
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10月6(土)『薄墨桜-GARO-』初日舞台挨拶付きチケット好評販売中! 日程:10月6日(土) 時間: 12:40の回上映後 場所:新宿バルト9 内容:本編上映+上映後トークショー 登壇:中山麻聖、朴璐美、田中敦子、東啓介、西村監督 チケット:2.000円均一 【チケット販売方法】 「チケットぴあ」にて販売いたします。 <一般販売>
・イントロダクション キャラクターデザインには『TIGER&BUNNY』『電影少女』など幅広い世代に圧倒的人気を誇る漫画家・桂正和。 ・ストーリー 平安の世、栄華を誇る美しき都「京」。 |
・キャスト
雷吼 :中山麻聖
星明 :朴璐美
金時 :矢島晶子
明羅 :田中敦子
時丸 :東啓介
藤原道長 :堀内賢雄
藤原保輔 :浪川大輔
源頼信 :野村勝人
稲荷 :鵜殿麻由
天狐 :中田譲治
梟師(たける):関智一
・スタッフ
原作 :雨宮慶太
監督:西村聡
脚本 :小林靖子
メインキャラクターデザイン :桂正和
アニメーションキャラクターデザイン:横山愛/海老原雅夫
美術監督 :橋本和幸
撮影監督 :魚山真志
色彩設計:堀川佳典
CG監督 :高橋将人
編集 :神宮司由美
音楽:高田龍一・MONACA
音響監督 :久保宗一郎
制作 :スタジオM2/スタジオVOLN
製作 :東北新社
エンディング主題歌:「ヒトヒラ」JAM Project