利休はなぜ、武士でもないのに切腹しなければならなかったのか、自らの命をかけて守ろうとしたものはなんだったのか、その謎には実は若き日のある女性との秘められた恋があった。
現在公開中の映画『利休にたずねよ』。 この度、中谷美紀さんによるティーチインイベントが開催されました。 「利休にたずねよ」特別ティーチイン イベント【日時】12月13日(金)【場所】新宿バルト9 シアター8 【登壇者】中谷美紀 田中光敏(監督) |
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日本の美の原点をつくった千利休の生涯を描いた本作にちなみ、「利休の愛」「日本の美」についてのトークを繰り広げられました。まず、現在12月大歌舞伎出演中のため、このイベントに参加できない市川海老蔵さんからビデオメッセージがスクリーンに!
海老像さん:「みなさん映画はいかがだったでしょうか?中谷さんは綺麗のみならず、内に秘めたチャーミングな一面を持つ方です。皆さんもこの後そのような部分も観ていただけるのでないかと思います。引き続きお楽しみください。」と。 そして会場に詰めかけた観客のみなさんとインターネットから中谷さんと田中監督に質問が行われました。。 MC:公開後の周りの方々の反応はいかがでしたか? |
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MC:海老像さんはモテ男だと思いますが、なにかエピソードはありますか? 中谷さん:女性に優しい。軟弱ではなく、自分で責任が取れる男の優しさ。時に矢面に立つ優しさ、でも諸さも含んでいる。母性本能をくすぐりますよね。 田中監督:男性にも優しんです。所作の指導。立ち振る舞いなど労を惜しまない。そんな優しさですね。 MC:現代に宗恩の様に奥様以外に思い人がいても見て見ぬふりをして愛する。 |
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田中監督:10年お茶をされている中谷さんですが、現場にいる海老像さんの所作のシーンを撮ったものを、ずっと見ていたんです。その心は。。。
中谷さん:全てのシーンで海老像さんのお手前の仕方が違ったんですけど、それは海老像さんが魂を込めてたてていたと言うこと。ですから、当時、宗恩も利休さんのお気持ちに沿った所作をしたのではないかと思ったので、海老像さんのお手前シーンを見せていただきました。 MC:テレビで中谷さん自身が命名した「平成の狼藉者 市川海老蔵」とネーミングされましたが。撮影現場での狼藉エピソードはありますか? 田中監督:最後に出てきた黒いお茶碗。あれはとても貴重な400年前の本物なんですね。良く似たニセモノを作って使おうと言う話だったのですが。。。海老像さん「僕はね。本物じゃなかったら、割るよ」っておっしゃったんです。 田中監督:海老像さんは強烈な言葉できますから、僕たちは海老像さんの思いにこたえて良い作品をいかに作るか。一喜一憂しながら映画作りに励みました。 |
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MC:中谷さんはプライベートでもお茶をたてられますが、何か得た物はありますか? 中谷さん:本当にお茶からは沢山のものを得たと思います。人みしりを克服できたことですかね。恥をかくことを学びました。 田中監督:宗恩は中谷さんじゃなければできなかった。海老像さんの美しい所作を中谷さんが受けて立つ様がとても美しい。現場のみんなが感心したところです。尊敬に値する女優さんです。 MC:歌舞伎役者さんとの共演は、何か他の俳優の方と違うところはありましたか? |
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最後にフォトセッションでは、約500個のオリジナルマカロンツリーが登場。
世界に一つしかないスペシャルツリーと共に、会場のみんなで間近にせまったクリスマス気分につつまれました。 マカロン頂いたんですけど“おいしかった”です! 『利休にたずねよ』は、絶賛公開中! 因みに、動員傾向を観てみると平日の女性に人気だそうです 公式サイト :http://www.rikyu-movie.jp/ |
『利休にたずねよ』
市川海老蔵
中谷美紀
成海璃子 福士誠治 クララ 袴田吉彦 黒谷友香
市川團十郎(特別出演)
壇れい 大谷直子 柄本明 伊武雅刀 中村嘉葎雄
伊勢谷友介
大森南朋
©2013「利休にたずねよ」製作委員会
公開日 :2013年12月7日