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京都シネマにて開催決定
京都シネマにて、9月11日(金)から9月24日(木)まで、特集上映「脚本家 奥寺佐渡子の世界 30年の軌跡 『お引越し』から『国宝』まで」を開催することが決定しました。
本特集は、日本映画の第一線で数々の作品を支えてきた脚本家・奥寺佐渡子に焦点を当て、その創作の歩みをスクリーンでたどる貴重な機会です。1993年公開の『お引越し』で映画脚本デビューを果たして以降、奥寺は実写映画、アニメーション、文学作品の映画化など、幅広いジャンルの作品に参加してきました。人物の感情を過度に説明することなく、さりげない会話や行動の積み重ねによってドラマを立ち上げる筆致は、多くの観客の記憶に残る映画の時間を生み出してきました。
近年も話題作への参加を通して、その確かな脚本力にあらためて注目が集まっています。子どもの目線から家族の変化を見つめたデビュー作から、最新作『国宝』に至るまで、奥寺佐渡子がどのように人物を描き、物語を組み立て、日本映画の豊かな表現を支えてきたのか。
上映作品は、
相米慎二監督による『お引越し 4Kリマスター版』、

平山秀幸監督による『学校の怪談』、

李相日監督による『国宝』、

そして後日発表予定のもう1作品を加えた計4作品。本特集は、その30年にわたる軌跡をまとめて体験できる、映画ファン必見の特集上映となります。
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イベント
さらに会期中の9月21日(月)には、奥寺佐渡子氏が登壇するティーチインも開催します。加えて、特集上映にあわせた作品の魅力をさらに広げる追加イベントも現在準備中だそうです。
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奥寺佐渡子からコメントも到着
このたびの特集上映開催に向けて、脚本家奥寺佐渡子さんからコメントが到着しました。
このたび4作品も上映していただくことになりました。ありがとう、京都シネマさん! デビュー作「お引越し」(原作:ひこ・田中 脚本:小此木聡と共作)の撮影は1992年、京都で行われ、私も見に行きました。デビュー作ですから現場見学も初めてです。夏の京都は暑い。けれど空も雲も町も川も輝いていました。カメラの後ろで、大勢のスタッフが働いているのを見たのも初めてのことでした。これが映画の撮影現場というものか。私はそこに足を踏み入れたんだ! 当時、奥寺26歳。現場の指揮をとる相米慎二監督44歳……44歳? 今の私より、はるかに年下だったの?! それもそのはず、デビューから30年ほど経ちました。才能あふれる監督・キャスト・スタッフと苦楽をともにした、あっという間の30年です。私がどれほど出会いに恵まれたのか、今回上映される4作品をご覧になれば一目瞭然。ティーチインにも、ぜひ足をお運び下さい。口下手ですが、がんばります。――奥寺 佐渡子
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「脚本家 奥寺佐渡子の世界 30年の軌跡『お引越し』から『国宝』まで」
2026年9月11日(金)~9月24日(木)
京都シネマにて2週間限定特集上映
開催期間:9月11日(金)から9月24日(木) 会場:京都シネマ
料金:一般1500円/京都シネマ会員1100円/イベント回のみ2000円均一
上映作品:『お引越し』、『学校の怪談』、『国宝』 and more…
奥寺佐渡子の脚本が描いてきたもの
本特集で上映する『お引越し』は、両親の別居をきっかけに揺れ動く少女の成長を描いた作品です。子どもの視点から家族の変化を見つめる物語でありながら、単なる家庭劇にとどまらず、ひとりの少女が現実を受け止めていく過程が丁寧に描かれています。奥寺佐渡子にとって映画脚本デビュー作となった本作には、登場人物の心の動きを繊細にすくい上げる、その後の仕事にも通じるまなざしがすでに表れています。
『学校の怪談』は、1990年代を代表するジュブナイル・ホラーとして、多くの観客に親しまれてきた作品です。学校という誰にとっても身近な場所を舞台に、子どもたちが不思議な出来事に遭遇する物語は、恐怖だけでなく、夏休み前の空気や子どもたちの関係性も含めて記憶に残ります。怪談という題材の中に、子どもたちの行動や感情の変化を自然に織り込み、娯楽映画としての楽しさと人物描写を両立させている点に、奥寺脚本の確かな構成力を見ることができます。
『国宝』は、吉田修一の同名小説を原作に、歌舞伎の世界に生きる人々の長い歩みを描く作品です。任侠の一門に生まれた喜久雄と、上方歌舞伎の名門の御曹司・俊介。出自の異なる二人を軸に、芸、家柄、修業、舞台、師弟関係、ライバル関係が大きな時間の流れの中で描かれます。奥寺佐渡子は、重厚な原作世界を映画として成立させるために、人物の関係性と時間の推移を整理しながら、壮大な物語を観客に届ける脚本へと結実させています。
さらに本特集では、奥寺佐渡子のフィルモグラフィを語るうえで欠かすことのできない、もう1作品の上映も予定しています。作品名は後日発表となりますが、『お引越し』から『学校の怪談』、そして『国宝』へと続く流れの中で観ることで、奥寺佐渡子がいかに多様な題材に向き合い、それぞれの作品にふさわしい物語の形を作り上げてきたかが、より立体的に見えてくる特集となっています。
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『国宝』
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会
『学校の怪談』
©1995 東宝
『お引越し 4Kリマスター版』
ⓒ1993/2023讀賣テレビ放送株式会社
原作表記:ひこ・田中「お引越し」
and more…
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