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孫明雅監督×菅井友香『トロフィー』公開記念トークイベント

『トロフィー』公開記念トークイベント
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『トロフィー』公開記念トークイベント

 
孫明雅監督の長編デビュー作映画『トロフィー』が現在全国公開中です。
本作を手掛けたのは、是枝裕和監督が率いる「分福」に在籍する孫明雅監督。
自身も朝鮮学校に通っていた在日コリアン3世であり、本作が長編映画初監督作品となる。自らの経験と感情を起点に、いまの時代を生きる在日コリアンの、そしてその家族の中での葛藤を、みずみずしく、繊細な筆致で描き出した。
 
この度、7月18日(土)に、孫明雅監督×菅井友香での公開記念トークイベントが行われました。
作品をより深く楽しんでもらうため、全国各地の劇場でさまざまなイベントを実施中の本作。イベント第1弾には『パッチギ!』の井筒和幸監督、第2弾に元・東京国際映画祭ディレクターの矢田部吉彦氏、第3弾には『国宝』『フラガール』の李相日監督が参加。そして、第4弾となる本日は、元・櫻坂46のメンバーで現在は俳優として活躍中の菅井友香が参加。
 
菅井の芸能界デビュー10周年を記念したプロジェクト第1弾として制作された短編映画の監督を務めたのが孫監督であったことから本日のイベントが実現。
孫の初短編監督作品『夢のつづき』と初長編作品『トロフィー』の特別同時上映となり、上映後に孫明雅監督と菅井友香が登壇をした。
『トロフィー』公開記念トークイベント
 
『夢のつづき』『トロフィー』トーク付き上映
日付:7月18日(土)
場所:丸の内ピカデリーピカデリー2
登壇:孫明雅監督(『トロフィー』『夢のつづき』監督)、菅井友香(『夢のつづき』主演)公開記念トークイベント

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孫明雅監督、菅井友香登壇

 
上映後のほぼ満席の客席を前に孫監督は「2階席まである映画館で上映するのは初めてなので、とても興奮していますし、緊張しています」と笑顔で挨拶。
菅井も「『トロフィー』公開おめでとうございます。そして『夢のつづき』をこうしてまた映画館で上映していただけて本当にうれしく光栄です」と再会を喜んだ。まず話題は、菅井が鑑賞した『トロフィー』の感想へ。
菅井は「まずはすごく感動しました。朝鮮学校での生活も、まだまだ自分が知らないことが多かったんだと実感しました」と切り出し、「主人公・ソヒの成長や家族との向き合い方にも心を動かされました。同じ国で生活していても、それぞれ大切にしているものがあって、見えない部分もたくさんある。そういうものを尊重できる人間になりたいと思いました」と語る。また、「ダンスのシーンがとても印象的で、一番好きだったのはその後の家族のシーン。そこで涙があふれました」と作品への思いを明かした。
『トロフィー』公開記念トークイベント
その言葉を受けた孫監督は、『夢のつづき』と『トロフィー』が同じスタッフで撮影していたことを明かし、ラストシーンの撮影の際には「最後にソヒの舞台袖を見守るカットを撮る時、『これ、やったことあるぞ!』と思って、『夢のつづき』を思い出しながら撮影していました」と振り返ると、菅井も「私も、撮影当時を思い出して、『楽しかったな』とよみがえりました」と懐かしそうに語った。話題は『夢のつづき』撮影時のエピソードへ。
孫監督は「役作りで、足を怪我している設定だからどうしたらいいかを相談されていました。サポーターを靴下の下に履いて、画面には映らなくても一日中、怪我をしていることを意識して演じてくださっていました」と菅井の役作りを絶賛。これに菅井は「実は私自身も左足首を怪我していた経験があって、同じ場所だったのでイメージしやすかったんです」と明かし、「アイドル時代も無意識に右足でかばっていたので、右足の方が太くなりました。ヒールを履く機会が少なかったことにも助けられましたが、足を強くするトレーニングを続けながら活動していました」とアイドル時代の裏側も語った。さらに、「撮影で使っていたサポーターが、実は今朝、引き出しを開けたら偶然出てきたんです」と笑顔で明かし、会場を和ませた。続いて、孫の長編デビュー作『トロフィー』の制作秘話へ。
『トロフィー』公開記念トークイベント
劇中で大きな見どころとなる朝鮮舞踊について、孫監督は「既存曲ではなく、オリジナルで制作しました。主人公・ソヒのアイデンティティーと結びつくようにし、主人公を演じた恒那さんは約1年かけて朝鮮舞踊を練習しました」と説明。菅井も「『夢のつづき』の撮影が終わった頃に『次は朝鮮舞踊の作品を撮るんです』とお話しされていたのを覚えています」と当時を振り返った。さらに孫監督は、「この企画は約8年前から考えていました。是枝裕和監督の事務所に入り、監督助手として学びながら少しずつ形にしていきました」と構想の長さを明かした。また、『夢のつづき』の振付誕生秘話も披露。舞踊指導を務めた元バレリーナで女優の草刈民代とともに、監督の事務所の6畳ほどの部屋で「今決めちゃおう」と急遽振付づくりがスタート。オンラインでスタッフともつなぎながら、草刈がその場で踊り始めたといい、菅井は「巻き込まれ方がすごくて、草刈さんとの現場は本当に楽しかったですね」と笑顔で当時を振り返った。さらに、『夢のつづき』のラストシーンについても撮影秘話を明かした。印象的なセリフは撮影直前に追加されたものだったそうで、菅井は「草刈さんが『終わりじゃないから!』と、周りの人も振り向くくらい大きな声で叫ばれていて、その姿に感動しました。子どもたちの自由な姿を見て『自分もこの気持ちを思い出そう』と思っていたタイミングだったので、その思いを改めて大切にしようと思いました」と振り返った。話題は短編と長編の演出の違いにも及んだ。孫監督は「主演一人をとっても全然違います」と切り出し、「菅井さんは感情がとても豊かな方なので、『夢のつづき』の重要なシーンでは『そんなに泣かなくていい』と抑えてもらうくらいでした。一方、『トロフィー』主演のハンナさんはオーディションで選ばれた方で、想像して感情を出すタイプではなかったので、演出もまったく違いました」と明かした。
『トロフィー』公開記念トークイベント
これに菅井は「あのシーンは大切なシーンだと聞いていたので、すごく準備して臨みました。自分の過去やバレエを諦めた時のことも思い出してしまって。カットがかかっても涙が止まりませんでした」と撮影を振り返った。さらに互いの印象について聞かれると、菅井は「孫監督はイエス・ノーをはっきり伝えてくださるので、とても分かりやすかったですし、すごく勉強になりました」とコメント。これに対し孫監督は「菅井さんは想像力が豊かで、一つ伝えると十倍くらい考えて返してくださる方です」と絶賛した。また孫の長編『トロフィー』にちなんで、「自分だけのトロフィー」について聞かれた菅井は、「昔は自分が嫌いで、自信が持てない時期がありました。でも応援してくださる方の言葉や、先生から『自信は無理に持たなくていい。その代わりその頑張ってきた時間に誇りを持ちなさい』と言っていただいた言葉が今でも支えになっています」と語る。
また、形として大切にしているものについては「写真ですね。卒業するときにアルバムをいただいて、私も卒業するメンバーにはアルバムを贈るようにしていました」と笑顔を見せた。一方、タイトル『トロフィー』について孫監督は、「脚本を書きながら『ソヒにとっての勲章とは何だろう』と考えていました。それが舞踊であり、彼女にとってのトロフィーなのではないかと思ったんです」と説明。さらに「実はタイトルは最後まで決まっていませんでしたが、デザイナーさんからハングルと日本語が融合したタイトルロゴが上がってきて、それを見て『トロフィー』に決めました」と制作秘話も披露した。最後に、観客との質問コーナーで、「これからどんなトロフィーを手にしていきたいですか?」と今後について聞かれた菅井は、「これからもたくさんの作品や人と出会い、たくさんのメッセージを届けられるよう頑張りたいです。また孫監督とご一緒できたら嬉しいです」と笑顔でコメント。それに対して孫監督は『実はトロフィーのキャスティングをしているときに、菅井さんにお願いできる役はないかなと思ったんです。」と告白。「ただ、観ていただいてわかるかと思うのですが、本当に菅井さんにお願いできるくらいの年齢の役がなく・・・(笑)」というと、会場からは確かに、という頷きと笑いが。朝鮮学校に通う14歳の少女をメインに描いた『トロフィー』では菅井を起用できなかったことを明かした。

「以前は朝鮮学校という組織に対して複雑な思いもありましたが、取材を重ねる中で先生方の思いを知ることができました。ソヒがお父さんを理解していくように、本作は私自身が母の気持ちを理解していく過程でもありました」と作品に込めた自身の思いを語った。最後に菅井は「監督から『トロフィー』のお話もたくさん聞けましたし、『夢のつづき』についても皆さんと振り返ることができて本当に楽しかったです」と挨拶。孫監督も「今日は菅井さんのおかげでたくさんの方に作品を届ける機会をいただきました。韓国にも菅井さんのファンがいらっしゃって、その活躍を改めて感じました。本当にありがとうございました」と感謝を述べ、大きな拍手に包まれながらイベントは幕を閉じた。

 
公開後も、本作をより深く楽しんでもらうため、全国各地の劇場でさまざまなイベントを予定している。孫明雅監督と、映画界で活躍する豪華ゲストを迎えたアフタートークを多数開催。映画を観終えた直後の余韻の中で、作品の背景やテーマ、制作秘話について語るだけでなく、観客との質疑応答を通して、映画をきっかけに多様な感想や視点が交わる場となる。映画館へ足を運ぶ楽しさとともに、本作の魅力をより多くの観客へ届けていく。
 

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劇場でのイベントを多数予定

 
▪️7月20日(月・祝)
【企画】孫明雅監督&井浦新さん&撮影監督山崎裕さんトーク付き上映
【日程】7月20日(月)※上映後開催【
場所】アップリンク吉祥寺 11:00上映回
【登壇】孫明雅監督、井浦新さん、撮影監督山崎裕さん※チケット販売https://joji.uplink.co.jp/movie/2026/31672
▪️7月20日(月・祝)
【企画】孫明雅監督&井浦新さん&撮影監督山崎裕さんトーク付き上映【日程】7月20日(月)※上映後開催【場所】ユーロスペース 14:15上映回【登壇】孫明雅監督、井浦新さん、撮影監督山崎裕さん※チケット販売http://www.eurospace.co.jp/schedule/
▪️7月20日(月・祝)
【企画】映画の続きを、みんなで。with孫監督・井浦新さん
【日程】7月20日(月)※上映後開催
【場所】テアトル新宿17:30上映回
【登壇】孫明雅監督、井浦新さん※チケット販売https://ttcg.jp/theatre_shinjuku/topics/
▪️7月21日(火)
【企画】孫明雅監督&行定勲監督トーク付き上映
【時間】20:45回上映後トーク
【場所】テアトル新宿
【登壇】孫明雅監督、行定勲監督(『GO』監督)※チケット販売https://ttcg.jp/theatre_shinjuku/topics/
▪️7月22日(水)
【企画】孫明雅監督&松本壮史監督トーク付き上映
【時間】18:30回上映後トーク
【場所】アップリンク吉祥寺
【登壇】孫明雅監督、松本壮史監督※チケット販売https://joji.uplink.co.jp/movie/2026/31672
▪️7月22日(水)
【企画】孫明雅監督&松本壮史監督トーク付き上映
【時間】18:30回上映後トーク
【場所】アップリンク吉祥寺
【登壇】孫明雅監督、松本壮史監督
※チケット販売

トロフィー


   
 

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『トロフィー』

 
K-POPアイドルのライブにいくためにソヒが売ったのは父が大切にしていた、祖国・北朝鮮の勲章だった——。
 
7月10日(金)全国公開中
 
Introduction
在日コリアンのひとつの〈今〉を描いたオリジナルストーリー
近くても分かり合えない父との関係、朝鮮舞踊に対する社会からの視線。そして思春期ならではの未熟さ。
家族、友達、そして朝鮮舞踊。そのすべての間で揺れながら、少女は少しずつ自分自身の世界を見つけていく。是枝裕和監督や西川美和監督の監督助手を務めてきた新鋭・孫明雅監督の鮮烈な長編デビュー作。監督自身の在日コリアンのルーツを起点にした、波立つ少女の日常と心を美しく繊細な感性で紡ぎ出した映画『トロフィー』が誕生した。
 

 
物語・・・
在日コリアンのルーツを持つ14歳の少女・ソヒ(恒那)は、朝鮮学校に通い、部活で朝鮮舞踊に打ち込む日々を送っている。ある日、日本学校との交流会で日本人の未来(梨里花)とK-POP好きという共通点で仲良くなり、ソヒは少しずつ外の世界と繋がりを持っていく。そんな中、ふたりは推しのK-POPアイドルのライブチケット代を稼ぐために、ソヒの家にある不用品をフリマサイトで売ることに。そこで意外にも高値で売れたのは、朝鮮学校の校長である父・サンジュ(井浦新)が持っていた一枚の北朝鮮のCDだった。それに味をしめたソヒたちは、サンジュが祖国・北朝鮮から授与された”勲章”までも売ってしまうー。
 

 
監督:孫明雅Profile
SonMyongA
1989年、大阪出身。在日コリアン3世。
関西大学卒業後、テレビの制作会社に勤務。2017年より分福に所属。
西川美和監督の『すばらしき世界』、是枝裕和監督の『ベイビー・ブローカー』で監督助手を務めた。
そして初監督作品である短編映画『夢のつづき』がショートショートフィルムフェスティバル&アジア2025秋の国際映画祭で上映された。
 

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監督・脚本 孫明雅
恒那/梨里花 原田花埜 禾本珠彩 千就/ちすん 笠松将
ソウジ・アライ 黒田大輔 山中崇 白川和子 YOU きたろう/市川実和子/井浦新
音楽 Yonrimog 撮影 山崎裕 照明 山本浩資 録音 島津未来介
美術 徐賢先 大原清孝 衣裳 小林身和子 メイク 知野香那子
助監督⻆屋拓海中島将石井翔 制作担当井上純平キャスティング 田端利江 山下葉子
編集 小原聡子 音楽プロデューサー本谷侑紀 
製作 紀伊宗之 プロデューサー 小出大樹 ラインプロデューサー村岡伸一郎
製作・配給 K2Pictures 企画 分福 制作プロダクション K2PicturesProduction©2026K2Pictures

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