ホーム / 映画情報 / 舞台挨拶・記者会見 / ウルトラマンティガ30thプレミアムステージ

ウルトラマンティガ30thプレミアムステージ

ウルトラマンティガ30thプレミアムステージ
0 0
Read Time:1 Minute, 33 Second
映画情報どっとこむ ralph

スペシャル上映会 ウルトラマン前夜祭

1966年7月10日、『ウルトラマン』第1話「ウルトラ作戦第一号」の放送を翌週に控えたこの日、東京・杉並公会堂に「ウルトラ怪獣」、「科学特捜隊」が結集し、“特撮の父”、円谷英二もゲストで登場した記念イベント『ウルトラマン前夜祭ウルトラマン誕生』が放送されました。

ウルトラマンが人々の前に初めてその姿を現したこの記念すべき日は、のちに「ウルトラマンの日」として制定され、今もなお愛され続けています。
そして、ウルトラマンシリーズ60周年を迎える2026年7月10日(金)、あの“始まりの場所”である杉並公会堂にて、長年シリーズを支えてくださったすべてのファンへ感謝を込めた1日限りの祭典「ウルトラマンの日 in 杉並公会堂」が行われました。
ウルトラマンティガ30thプレミアムステージ

スペシャル上映会
ウルトラマン前夜祭『ウルトラマン誕生』
日程:7月10日(金)
場所:杉並公会堂
ゲスト(ウルトラマン前夜祭『ウルトラマン誕生』)
・桜井浩子(『ウルトラマン』フジ・アキコ役)
・吉本多香美(『ウルトラマンティガ』ヤナセ・レナ役)
MC:タカハシ ヒョウリ

映画情報どっとこむ ralph 桜井浩子・吉本多香美登壇

ステージには、『ウルトラマン』フジ・アキコ隊員役の桜井浩子、そして『ウルトラマンティガ』ヤナセ・レナ隊員役であり、『ウルトラマン』ハヤタ・シン隊員役・黒部進の実の娘でもある吉本多香美が登壇した。

ウルトラマンティガ30周年、ウルトラマン60周年という偉大な節目を迎え、吉本は「ウルトラマンがあったからこそティガがある。原点の素晴らしさを堪能したい」と熱く語り、桜井も「色々あったけれど、60年経ってこの始まりの場所(杉並公会堂)にまた戻ってこられて本当に良かった」と感慨深げに当時を振り返った。

イベントでは、1966年に放送された歴史的な番組『ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生』が上映され、当時の貴重な白黒映像を観ながら、お二人による爆笑必至のコメンタリーが繰り広げられた。当時、その舞台裏は、現代の常識からは考えられないほどの「ドタバタ劇」の連続だったと語る。
桜井いわく、劇中で流れる「ウルトラマンの歌」や「科学特捜隊のテーマ」は、出演者たちもこの場で初めて聴いたとのこと。しかも歌が2番までたっぷりと流れた。さらに、曲が終わっても一向に科特隊の出撃の合図が出ず、業を煮やした小林昭二演じるムラマツ隊長が「合図はない、もう出よう!」と声をかけ、強引にステージへ飛び出したという衝撃の事実が明かされた。
そして、いよいよウルトラマンがファンの前に初めて姿を現す最高潮のシーン。あまりのドタバタ劇と凄まじい混乱ぶりに、演出を手掛けた実相寺昭雄監督や樋口祐三監督は、「あまりにめちゃくちゃだから」という理由で自らクレジットから名前を外してしまったという、今だからこそ笑える特撮界のレジェンド裏話も飛び出した。桜井は「こんなドタバタな映像を、60年後にこの場所で皆さんと一緒に観ることになるなんて、当時は夢にも思わなかった」と笑顔でコメントした。
映像の最後には、激しい戦いを終えた出演者全員で主題歌を大合唱。画面の中で歌詞カードを見ながら楽しそうに歌う円谷英二監督の姿に一同が感動する中、桜井が「パパ(黒部進)は全然歌ってないし、歌詞を覚えてない(笑)」というツッコミが入り、トークショーは終始アットホームな笑いに包まれた。

前夜祭のドタバタ劇を振り返りながら、桜井は「でもね、ここでウルトラマンの『絆』が深まったのかもしれない」と語った。台本通りにいかないステージの上で、しびれを切らしたムラマツ隊長が「もう出よう!」と決断し、全員がそれに迷わずついていったエピソードを挙げ、「科学特捜隊の結束が強まったのは、間違いなくこの番組のおかげ。全員がキャップについていった」と、当時のチームワークの原点を明かした。

また、初代『ウルトラマン』におけるフジ・アキコ隊員のキャラクター描写について、桜井から興味深いこだわりが語られた。当時は「男性隊員を見上げるような、か弱いヒロイン」を求められることもあったが、桜井自身が「自分でジェットビートルを運転したい!」とスタッフに直訴し、自立した強い女性像を自ら作り上げていったと語った。
この「自立する女性隊員」の系譜が、30年後の『ウルトラマンティガ』のレナ隊員へと脈々と受け継がれ、さらにその後のシリーズの進化へと繋がっていったという歴史の地続き感に、会場のファンは深く頷いていた。

吉本からは、自身が『ウルトラマンティガ』のレナ隊員役に決まった当時、父・黒部進との知られざる感動的なエピソードも披露した。もともと「芸能界の厳しさを味わわせたくない」と、吉本が女優になることを反対していたという黒部。それでも吉本はある大手企業の内定を蹴り、役者の道を志したという経緯があった。
その後、娘がレナ隊員役のオーディションを受けたものの、なかなか結果が分からず悶々としていた黒部は、桜井を通して、プロデューサーへオーディションの状況を聞いたと話す。桜井は「多香美ちゃんどうなの?受かったの?」と尋ねると、プロデューサーからは「もうとっくに受かってるよ!」と返事が。それを聞いた黒部は、人目もはばからず大喜びの表情を見せたと桜井は語った。レジェンド俳優である黒部が、娘の吉本を想う「最高の父親の顔」の思い出に、会場は温かい感動に包まれた。

映画情報どっとこむ ralph

ウルトラマン登場

イベントのクライマックスでは、観客の呼び声に応えるように、ウルトラマンがステージに登場した。
ウルトラマンティガ30thプレミアムステージ
その姿は、60年前に『ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生』でここ杉並公会堂に登場した当時を連信させる、ウルトラマン(Aタイプマスク)という貴重なものだった。

黒部進様よりのお手紙

そして、そんなウルトラマンが当日、どうしても会場に駆けつけることができなかった黒部進から、一通の手紙を預かっていた。

ウルトラマンの日:黒部進様よりのお手紙(桜井代読)

「ウルトラマンシリーズ60周年」という大きな節目の日に、こうして皆さんと喜びを分かち合えることを、心から嬉しく、誇りに思います。60年という長い年月、光が途絶えることなく続いてきたのは、間違いなく、ファンの皆さんの応援のおかげです。本当にありがとう。

今日ステージにいる多香美。君が『ティガ』のヒロインに決まったと聞いたあの日のことは、今でも鮮明に覚えているよ。親として、そして一人の役者として、厳しい現場に飛び込む君を誇らしく思う反面、少しの心配もありました。 けれど、君は立派に駆け抜けた。ヒロインとして、多くの子供たちに勇気を与えた君は、私の自慢です。 多香美、よく頑張ったね。

そして、この手紙を読んでくれているロコちゃん。今日は私の言葉を、君の美しい声で届けてくれてありがとう。60年、長かったようであっという間でしたね。科学特捜隊の皆さんはまさに苦楽を共にしたかけがえのない仲間です。フジ隊員、これからもハヤタを、そしてウルトラマンをよろしく頼みますね。

ウルトラマンたちの物語は、これからもずっと、ずっと続いていきます。時代が変わっても、私たちの物語が、皆さんと共に光り続けますように。ウルトラマンは、いつでも君たちのそばにいます。
2026年7月10日 ウルトラマン/ハヤタ・シン役 黒部 進

父からの愛に満ちた言葉に、吉本の目からは大粒の涙が溢れ出した。
言葉を詰まらせながらも、吉本は力強く客席に向け、ファンへの感謝とこれからの未来への決意を語った。「父はハヤタでもあり、ウルトラマンでもあり、そして私の父でもあります。今は少し体が不自由になってしまい、今までのようには皆さんの前に出られないかもしれないけれど、父は今も元気に生きています!皆様の心の中にずっとあり続けるウルトラマンの光は、永遠の存在です。これからも皆様の心の中に、ウルトラの光が輝き続けますように。そして、世代を超えてこれからも、みんなが力強く自分の人生を乗り越えて、『この人生、生まれてきて良かったな』と思えるような人生を、ウルトラマンとともに紡いでいけたら嬉しいです。本当にありがとうございました」と最後に挨拶した。
会場を埋め尽くしたファンとともに、主題歌でもある「ウルトラマンのうた」の大合唱が響き渡り、60年前の「始まりの日」と同じ熱気と、世代を超えて受け継がれる光の絆が、東京・杉並公会堂を眩いばかりに照らし出した、奇跡のようなイベントとなった。
 

***********************************

©円谷プロ

About Post Author

映画情報どっとこむ

映画情報サイトです。配給会社・監督・プロデューサー・映画祭・学生映画系の皆さん。そしてパブの方!HPサイト映画情報どっとこむ:http://eigajoho.com/ で情報発信しませんか? pub@eigajoho.comまでどうぞ
Happy
Happy
0 %
Sad
Sad
0 %
Excited
Excited
0 %
Sleepy
Sleepy
0 %
Angry
Angry
0 %
Surprise
Surprise
0 %
タグ付け処理あり: