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一ノ瀬ワタルら登壇『四月の余白』完成披露舞台挨拶

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完成披露舞台挨拶

𠮷田恵輔監督の最新作『四月の余白』が、2026年6月26日より新宿ピカデリーほか全国公開することが決定しました。

このたび、本作の全国公開に先駆けて、完成披露舞台挨拶を開催しました。
映画『四月の余白』の完成披露試写会が8日に都内で行われ、主演の一ノ瀬ワタルをはじめ、夏帆、上阪隼人、山﨑七海、そして脚本・監督を務めた𠮷田恵輔監督が登壇。作品への思いや撮影時のエピソード、キャスト陣の魅力などが語られた。
 『四月の余白』 完成披露舞台挨拶
完成披露舞台挨拶
日時:6月8日(月)
会場:新宿ピカデリー
登壇:一ノ瀬ワタル、夏帆、上阪隼人、山﨑七海、𠮷田恵輔監督

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キャスト&監督

 
本作は、𠮷田恵輔監督自身が多感な時期に出会った非行少年や彼らを取り巻くコミュニティをモデルに、人の痛みも常識も理解できない少年たちと、そんな子供たちに本気でぶつかりながらも彼らに寄り添う大人の生々しいもがきを描くヒューマンドラマだ。
そんな本作で映画初主演を務めることとなった一ノ瀬は、「完成披露舞台挨拶に来ていただいてありがとうございます。少しでも『四月の余白』がもっと楽しめるような話ができれば」と笑顔であいさつ。

劇場映画初主演を迎えた現在の心境については「もちろんうれしさもありますが、この作品は衝撃作でもあると思うので、皆さんにどう評価していただけるのか楽しみでもあり、不安でもあります」と率直な思いを明かした。
また、𠮷田監督からのオファーを受けた当時について、「テーマがすごいと思いました」と振り返る。自身がキックボクサー時代に空手道場で暮らしていた経験を交えながら、「空手を通して更生していく子どもたちを見てきました。痛みを伴うスポーツでもある空手を通じて、教育や体罰について自分の中にあった疑問に触れさせてくれる作品だと思いました」と作品への共感を語った。
『四月の余白』完成披露舞台挨拶
一ノ瀬を主演に起用した理由について𠮷田監督は、「観終わった後の印象は『泣いた赤鬼』や『フランケンシュタイン』のようなものになると思う」と説明。「今の日本で“泣いた赤鬼”を演じられる俳優は一人しかいないと思った。一ノ瀬さんには温かい雰囲気もあるし、皆さんが知っているようないかつい役もできる。その両方を持っている方なので、ぜひ一緒にやりたいと思いました」と絶賛した。一方で、一ノ瀬は過去2度にわたって𠮷田監督作品のオーディションを受けながらも不合格だったことを明かし、苦笑い。監督も当時を振り返り「キャラクターが濃すぎた」と笑いながら語り、会場を和ませた。
 
さらに監督は、本作を企画したきっかけについて「自分が中高生だった頃は割と治安の悪い地域で育った。今のクリーンな教育だけで本当に収まりがつくのかという疑問があった」と語る。「もちろん体罰を容認するわけではない。でも、その中間にあるグレーな部分は存在しないのか。その問いが出発点でした」と作品に込めた思いを明かした。
 
教師・草野冬子役を演じた夏帆は、「冬子はとても一生懸命に生徒と向き合う人物。でも同時に折れてしまいそうな瞬間もある。それが現実なのかなと思いました」と役作りを振り返る。
『四月の余白』完成披露舞台挨拶
さらに「冬子は観客に最も近い立場の人物であり、教育現場の問題を代弁する存在でもある。だからこそ説得力のある芝居をしなければと思っていました」と語った。初共演となった一ノ瀬の魅力について聞かれると、「この笑顔が本当に素敵ですよね!」と。「人懐っこいチャーミングさがありながら、どこか哀愁も感じる。現場ではいつも全力でしたし、打ち上げでもスタッフ全員に声をかけて回っていて、その姿がすごく印象的でした」と明かし、一ノ瀬を照れさせた。
夏帆演じる冬子の生徒である澤海斗役の上阪は、この日が人生で初めての舞台挨拶登壇に。「人生で一番緊張しています」と初々しい表情を見せ、演じた海斗については「人の痛みが分からない少年になってしまった背景や環境を考えながら演じるのが難しかった」と振り返る。監督からは「喧嘩も弱いし、いいところが何もないやつ」と役の説明を受けたそうで、「でも少し見捨てられない少年らしさも残したいと思って演じました」とのこと。それに対し𠮷田監督は、「本当にそういう人に見える。不思議な空気感を持っていて素晴らしかった」と称賛した。
生島詩役を演じた山﨑は、「詩は一歩引いて状況を見ていることが多い人物。撮影の合間も詩として周囲を見ることを意識していました」と説明。「セリフが少ないからこそ、目や表情、体全体で感情を表現したいと思っていました」と役作りへのこだわりを明かした。
終盤の重要なシーンについて話が及ぶと、一ノ瀬は「終盤の二人とのやり取りは本当に心がつらかった」と語り、夏帆も「胸がぎゅっとなりました」とコメント。ネタバレを避けながらも、キャスト陣それぞれが作品への強い思い入れをのぞかせた。
イベント後半では、本作のテーマにちなみ「変えたいのになかなか変えられないこと」が質問された。一ノ瀬は、道で倒れていた高齢者を見かけたエピソードを披露。「人助けをする覚悟を常に持っていたいと思いました」と真剣な表情で語る。
夏帆は「締めのラーメンです」と回答し、「お酒を飲んだ後、必ずラーメンを食べてしまう。そろそろやめたい」と笑顔で明かす。上阪は「考え事をすると顎を触ってしまう癖」と答え、
『四月の余白』完成披露舞台挨拶
「顎ニキビができてしまうので直したい」と照れ笑い。山﨑は「朝は目が覚めるのにベッドから起き上がるまで30分くらいかかる」と告白し、
『四月の余白』完成披露舞台挨拶
「ただ天井を見つめているだけなんです」と話して会場の笑いを誘った。そして𠮷田監督は、「人の会話を奪ってまでしゃべってしまう」と自己分析。夏帆との食事会を振り返りながら、「気づいたら自分ばかり話していた」と反省すると、夏帆は「でも本当にお話が上手で楽しかったです」とフォローし、和やかな空気に包まれた。
 
イベントの最後は、一ノ瀬と𠮷田監督からのコメントで締めくくることに。一ノ瀬は「この映画の結末がハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、自分にも分からない」と語り、「だからこそ皆さんの意見を聞いてみたい」と呼びかける。
『四月の余白』完成披露舞台挨拶
そして次は𠮷田監督の番なのだが、「今日は初舞台挨拶の上阪くんに締めてもらおうかな」と突然の指名。驚きながらも上阪は、「この作品は僕にとってデビュー作であり、人生の宝物のような作品です」と語る。
続けて「海斗のような人も実際に存在すると思う。その存在を受け入れるかどうかは皆さん次第。この作品を見て、知って、考えてほしい」と真っすぐな言葉で締めくくった。
 

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『四月の余白』

 
2026年6月26日 新宿ピカデリーほか全国公開
 
 
物語・・・
元半グレで元受刑者の過去を背負う西健吾(一ノ瀬ワタル)は、海の見える地方都市で全寮制更生施設「みらいの里」を運営している。
実体験を糧に道を踏み外しかけた子供たちに体当たりで向き合うが、体罰も辞さない更生方針は教育関係者から批判されていた。
ある時、中学教師の冬子(夏帆)から手に負えない生徒の海斗(上阪隼人)と、鑑別所帰りの悠について相談を受ける。
2人に会った西は、一瞬で海斗の狂気を見抜いた。激しい家庭内暴力に疲れた母(占部房子)も息子を「みらいの里」に託すと決意するが、
海斗は施設でも寮生とトラブルを起こして脱走。さらには傷害事件で逮捕されてしまった。
西は海斗の父(篠原篤)から責め立てられた。若い頃、西にリンチされ、左脚に障害が残ったというのだ。
記憶のない過去と向き合う西にできる贖罪は、海斗を更生させることだけ。「ひとは変われる」と信じて新たな取り組みに踏み出すがーー。
「四月の余白」
 

***********************************

 
監督・脚本:𠮷田恵輔 音楽:世武裕子
出演:一ノ瀬ワタル/夏帆 上阪隼人 篠原 篤 占部房子/山﨑七海 和田 庵
髙田万作 松木大輔 小沢まゆ パトリック・ハーラン
配給:アークエンタテインメント ©2026 N.R.E.

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