![]() |
完成披露舞台挨拶
|
![]() |
キャスト&監督登壇
本作がついにお披露目される心境を尋ねられると、橋本は「撮影自体が去年の11月で、割と出来立てホヤホヤなんですよ。こんなに早く公開できることがすごく嬉しいですし、予告映像やポスタービジュアルなどが出るたびに、皆さんが好意的な反応を寄せてくださって、それがすごく嬉しくて、ホラー映画のファンの皆さんにも楽しんでいただいて、そして怖がってもらえるような作品を作りたいと思って臨んだので、今日はお手柔らかにお願いします」と鑑賞前の観客にお願いした。 鹿角の中学時代の同級生・矢口朝子を演じる石川は「出来立てホヤホヤということで、私もつい最近完成を見たのですが、まだ撮影時の思い出も温かいままなので、“こんな風に繋がっていくんだ”と感動して、それをこんなに早くお披露目できるというのはすごく嬉しいことですし、見て思ったのが、皆さんも一緒に体験してもらえるようなゾクゾク感というか恐怖感、不快感みたいなものがある映画だなと思ったので、今日、初めてお披露目して、皆さんの感想だったりコメントを読むのがすごくドキドキしつつも楽しみな気持ちです」と期待を寄せた。 矢口とともに廃墟へ肝試しに行く若尾木綿子を演じる久保田は「この作品の完成したものを初めて見させていただいた時はすごく怖くて(笑)、ハードルを上げているようなんですけど、内容を知っていてもすごく怖かったので、皆さんからどういう反応をいただけるのかすごく楽しみですし、私も改めて映画館に見に行って、皆さんがどういう反応をして見ているのかというのがすごく興味深くなりました」と胸を躍らせた。 武田監督は「撮影は(2025年)11月だったんですけれども、それに至るまでにかなり長い年月がかかっておりまして、ここにご登壇いただいているお三方を含め、素晴らしいキャストの皆さんに揃っていただきまして、怖いだけじゃなくて演技合戦的なところも見どころなのかなと思っているので、ぜひそういうところをご注目いただけたら嬉しいなと思っています」とアピールした。 また、自身が演じた役柄の紹介と、本作の見どころを聞かれると、橋本は「鹿角さんは心霊現象や霊的存在に対して信じているというか、霊感が強くはないけど感じているという立場の人なのかなと思っていて、だからこそ敬意があって、この物語のテーマでもある肝試しみたいなことに対して、“霊体に対して失礼なんじゃないか”という、すごく素敵な感性の持ち主の方で、私もそういうところにすごく共感したところもあったりしました」と紹介し、「鹿角さんは割と信じてはいるけどすごく理性的というか、日常の地続きとしてそういう世界があるという風に過ごされている方が、自分自身もどんどん逃げられない状況に追い込まれていって、今までは客観視できていたいろんな現象に対して、ものすごく恐怖心を抱いてしまうという役どころなのかなと思っています」とコメント。 加えて、橋本は「この映画もそういう存在になればいいなと。見る前は皆さん傍観者というか距離がありますけど、この映画を見終わった後に内側に入り込んで、もう逃げられなくなってしまえばいいなという風に思います(笑)。責任は負えないんですけど(笑)、それくらい浸透するような体験になればいいなと思っています」とちゃめっ気たっぷりに笑った。 石川は「肝試しで山に行ってしまって、禁忌に触れてしまったことによって、何かにどんどん侵食されていって、何かに翻弄されていって、理性が失われていってしまって、変化を遂げていくという女性の役ですね」と説明し、「映画を通して、いろいろな顔や状態になっていくので、それは私にとってチャレンジングだった点でもありますし、皆さまにも注目していただきたいポイントです。映画全体としては、皆さんが一体となって何かに侵食されて、巻き込まれていってしまうような仕上がりになっていると思うので、責任は負えないんですけど(笑)、心から楽しんで、心の底まで没入していただければと思います」とにっこり。 久保田は「若尾はすごく変化が少ない人物で、最後まで“この人ってなんで一緒に肝試し行ったのかな?”という疑問が私の中でも演じながら思っていましたし(笑)、でも一番巻き込まれて、流されて、そこまで行ってしまって、最終的にどうなるかは見てからのお楽しみなんですけど、最後まで考察しながら楽しんでいただけたらと思います」と笑顔で語った。 さらに、撮影時のエピソードを聞かれると、橋本は「ホラー映画の現場なので、怖いことが起こるかなと思ったんですけど、初日に家の中のシーンで、照明が急に「バババババッ!」ってなりました」と打ち明け、武田監督も「めっちゃ怖かったですね」と苦笑すると、橋本は「“めっちゃ見られてる”って思って、あの人を怒らせないようにしないとなと思いながら撮影したんですけど、それ以外は割と平和でしたよね」と回顧。 これに武田監督は「割と平和だったかもしれないんですけど…あの…」と意味深発言をし、橋本から「言ってください!」とお願いされると、武田監督は「中華料理のシーンの時に、加門先生にお会いすることができて、少しお話しさせてもらったんですけれど、『ちょっとゾクゾクするな』とかいろいろお話し伺って…」と告白。これに橋本は「あの場で加門先生が何かを感じられていたってことですか?えーっ!」と目を丸くした。 一方、石川は本作で橋本と初共演したことを明かし「(橋本は)すごくチャーミングでかわいらしい女の子だということを知れたことが、今回一番嬉しくて、さっきの中華料理屋さんのシーンで、夜ご飯で某有名なカレーのお弁当が出たんですよ。いろんな味があって、愛ちゃんと『どれにする?』って言ったら、愛ちゃんがエアで、スプーンで食べて味を想像しながら『うん、うん、これはエビね。これはホタテね』ってやっていて(笑)、愛ちゃんぐらいの俳優さんになると、味を選ぶときも俳優の力を使って、想像力で選ぶんだっていうのにすごく感動して、それが一番印象に残っていたし、その姿がすごくかわいらしくて、怖い話じゃなくて申し訳ないんですけど、愛ちゃんのかわいらしいエピソードでした」と裏話を披露し、橋本は「やべーやつじゃん(笑)」と照れ笑いを浮かべた。 そして、久保田は「私は愛さん何度か共演させていただいているんですけど、ちゃんと役同士で会話をするのが意外と初めてだったんですね。予告でもあったファミレスのシーンが私の初日で、すごく緊張していたんですけど、愛さんがすごく美味しそうにお茶場のお菓子を食べていて、『これすごく美味しいよ!早く貰いに行った方がいいよ!』と言って(笑)、緊張をほぐしてくださったっていうのが思い出です」と振り返ると、橋本は「何も考えてなくて、“早くお菓子食べたほうがいい”としか思ってなかった(笑)」とにっこり。MCが「さっきも控え室でお菓子を勧めていましたよね」と打ち明けると、橋本は「『食べないの?美味しいよ』ってやってましたね(笑)」と赤面した。 また、本作のキャッチコピー“みんな、おかしい。あの山にいってから…”にちなみ、最近、何かをきっかけに自身が変化したことを聞かれると、橋本は「私はいっぱいあって目まぐるしいんですけど、髪を切ったことでボーイッシュというかマスキュリンなテイストが、自分の精神性にもフィットしていて、“自分ってこっちだったんだ”というか、こういう出立ちのほうが無理なく自然体でいられるんだなと思って、もともとわかってはいたけど、そこに踏み出すことが今年やっとできました」と声を弾ませ、「あとは今年30歳になって、歳を一つ重ねただけは何も変わらないだろうと思っていたんですけど、“30ってこんなに大人として扱ってくれるんだ”というか(笑)、今までも人と人としてコミュニケーションを取っていたけど、改めてすごくラクになりましたね。“年齢でこんなに変わるんだ”っていうは、すごい大きな発見でしたし、その数字に自分が置いていかれないようにしなきゃなとも思いました」と目を輝かせた。 石川は「今回の『祝山』の撮影から始めたことなんですけど、その日のちょっと暗い雰囲気だったりテンションを次の日に持ち越さないということですね。つい先日もすんごい悔しいことがあったんですけど(笑)、これを毎日持ち越すとどんどんネガティブになっちゃうから、“明日は焼肉を食べよう”って決めて、1人で焼肉に行って大盛りのご飯と焼肉をもりもり食べて、“よし、これで私はもう元気。前向きになれる!”っていう切り替えを意識するようになったことで、毎日モチベーション高くていうか、明るくなれたような感じがしていて、それが最近の変化です」と晴れやかな表情で語った。 久保田は「最近というよりかは、ここ1〜2年くらいでずっと運動を続けているんですけど、休みの日に朝8時とか9時からジムの予約をして運動に行ったりするようしていたら、自然と生活リズムが整って、自分の気持ちも安定するようになって、自分のものにした変化というのを最近すごく実感しています」と答えた。 最後に、締めのコメントを求められた橋本は「本日は本当にありがとうございました。この映画は珍しく“山が主役”の映画だと思っていて、山という大きな自然だったり、見えざるもの、見えないものの存在っていうものを感じながら、そういった空気感がきっと映画館いっぱいに満ちると思うので、存分に楽しんでください」と言葉に力を込め、「タイトルにもある『祝山』っていう名前。なぜ山に“祝”というどこかめでたい意味づけがされているのかというところも含めて、謎解き的な要素もあるのかなと思っているので、そういったところも楽しんでいただけたらいいなと思います」とおすすめ。 加えて、「この3人のその人間関係というところは原作にはないところで、武田監督がオリジナルで豊かにしてくださったところなので、どこか刹那的な感情だったり、そういったものを感じていただいて、自分の人生にももしかしたら重なるところもあるかもしれないなと思いつつ、そういった唯一無二の映画体験になりますようにと祈っております。本日は本当にありがとうございました」とメッセージを送った。 |
![]() |
『祝山』 2026年6月12日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー 物語・・・ 一度足を踏み入れれば、もう戻れない——。 禁忌に触れた瞬間、逃れられない運命が動き出す。 その手紙は、すべての始まりだった。 スランプに陥っているホラー小説家・鹿角(かづの)南(みなみ)のもとに、中学時代の同級生・矢口朝子から一通の手紙が届く。そこには、ネットで噂の心霊スポットである廃墟へ肝試しに行ってから、周囲で説明のつかない異変が起き続けているという、不穏な告白が記されていた。ネタを拾えればと考えた鹿角は、話を聞くため矢口と再会し、当時行動を共にしていた若尾木綿子、小野寺淳、田崎正人らと顔を合わせる。 しかし、その出会いを境に、鹿角の周囲でも異様な出来事が静かに忍び寄り始める。日常はわずかに歪み、やがて一人は突然の死を迎え、他の者も狂気へと駆り立てられてゆく――。不可解な出来事は連鎖し、逃れる術のない恐怖へと姿を変えていく。 真相を探るため、鹿角は懇意にしている山岳ライター・吉村司に協力を仰ぐ。調査の末に浮かび上がったのは、彼らが軽い気持ちで足を踏み入れた山——『祝山』に潜む、あまりにも深すぎる禁忌の存在だった。そこは本来、人が触れてはならない領域。知らぬ間に境界を越えてしまった彼らは、すでに“こちら側”へ引き込まれていたのだ。 やがて鹿角は、矢口たちとともに祟りの根源へ向かう決断をする。 足を踏み入れた者は、もう戻れない——祝山が、その代償を求めている。 |
原作:加門七海『祝山』(光文社文庫刊)
出演:橋本 愛 石川 恋 久保田紗友 草川拓弥 松浦祐也 利重 剛ほか
脚本・監督:武田真悟
配給:S・D・P
製作:映画「祝山」製作委員会
2026年/日本/カラー/Dolby5.1/アメリカンビスタ/97分
©︎2026映画「祝山」製作委員会






-150x150.jpg)



